ファッションアーカイブ
ヴィヴィアン・ウエストウッドがパンクの母だとすると、マルコム・マクラーレンはパンクの父。次々と前衛的な発想を生み出すマルコム・マクラーレンを父に、そして英国の伝統を愛するヴィヴィアン・ウエストウッドを母にして、生まれたのがパンクだったので…
ヴィヴィアン・ウエストウッドが英国の伝統を象徴するモチーフをデザインに取り入れていたのには、彼女の原体験であるエリザベス女王の戴冠式の影響がありました。
ヴィヴィアン・ウエストウッドは、パンクファッションの生みの親として広く知られています。そのクリエイションのルーツは、彼女の生い立ちにありました。
1990年代、初期のラフ・シモンズのクリエイションのルーツに、東京の高校生たちの服装があったことを知り、僕は非常に驚きました。
「男子専科」1993年2月号。「コム・デ・ギャルソンオム物語」という特集で川久保玲が珍しくメンズファッションについて語っています。
フセイン・チャラヤンの2000年秋冬のテーマは難民。貴重な財産を隠したりカモフラージュしたり、あるいはそれらを持ち運ぶというアイデアが服を通して表現されています。
今から3年後の2025年には、1995年の木村拓哉さんのようなセクシーファッションが台頭している可能性も、十分あると思います。
2004年のストリートスナップを見ていると、特に多いのがダメージジーンズ。そして、それにゴツいデザインのベルトを合わせてるコーディネートが目立ちます。
今や若者の間ではスタンダードになった、Tシャツのタックイン。44年前の1978年のPOPEYEでは、今の若者の服装とそっくりとバランスの、タックインスタイルが主流でした。
”再び注目を浴び始めているニューヨークのデザイナーたち。その代表ブランドが<cKカルバン・クライン>と<DKNY>だ”
やっぱりその人のカルチャーやライフスタイルにマッチしている服装ってめちゃくちゃ格好良いと思います。 服装に必然性、説得力がありますから。
POPEYE1995年5月10日号巻頭特集は”TOKIO人気ブランドを着る”。当時はどんなデザイナーズブランドのどういったポイントが人気を集めていたのかがよくわかるようになっています。
”賢く、安くオシャレする。”という特集の1996年9月10日号のPOPEYEで、昔の服が高かったのかどうか検証してみました。
前回に続いて、以前、【ファッションアーカイブ】でご紹介した、Boon 1995年6月号の特集、”’70s末「異素材」古着をGETせよ!”というをピックアップしてご紹介します。 www.yamadakoji.com 今号一冊全部を駆け足でご紹介した記事はこちら。今回はこの記事から…
Boon 1995年6月号の特集”’70s末「異素材」古着をGETせよ!”のご紹介です。
ウィーンを愛するヘルムート・ラング本人が案内するウィーン観光ガイド。
90年代初頭、”シンプル”は2022年の今で言うSDGsのような、軽薄なトレンドワードになっていたようです。ですが、ヘルムート・ラングの”シンプル”はそんな”似非シンプル”とは一線を画していました。
ヘルムート・ラングと同じく、ジル・サンダーもミウッチャ・プラダも80年代に人気だったファッションデザイナーとは全く違った価値観を持っていることが充分に想像できます。
オットー・ワーグナーをはじめとした建築家たちが、19世紀末から20世紀初めに美しいウィーンの街を形作りました。20世紀の終わりに登場したファッションデザイナー、ヘルムート・ラングはそのウィーンの街から強くインスパイアを受け、ウィーンを拠点に世界…
ヘルムート・ラング、ミウッチャ・プラダ、ジル・サンダー。ミニマルなデザインを得意とするこの3人のデザイナーが世界的な人気を集めた理由は単なるファッショントレンドだけでなく、世紀末という特別な時代を生きる人々がそういったデザインを求めていたか…
建築家、アドルフ・ロースの作品や精神を踏まえた上で、彼をリスペクトするヘルムート・ラングの服を改めて見てみると、感じ方が違ってくるのではないでしょうか?
流行通信1992年10月号のヘルムート・ラング特集。インタビューでは彼の生い立ちから語られています。
バイカースタイルは”ピタピタ系のインナーが相性○だ!” ”ゴツめのベルトでハードさ確実UP” ”ボトムはなんたってモーターパンツ” ”ハイテクスニーカーでスポーティに”
”人気のコロンビアのアイテムは超品薄状態だ”。一部のアイテムを除いて現代はそれほど価値が見出されていないコロンビアですが、当時は非常に人気が高かったようです。
アディダスやプーマなど、今ではあまり語り継がれていないナイキ以外のブランドの、90年代のアウトドアスニーカーのデザインが秀逸です。
テニスブランド、セルジオ・タッキーが展開し始めたゴルフウェアのカラフルな色使いがヒップホップフリークの間で再び注目されていたそうです。
”最新スポーツブランド攻略大図鑑”の筆頭で紹介されているのは、フィラ。当時はファッション性の評価が非常に高かったようです。
2021年にブログでご紹介してきたヒッピー、グランジ、フレンチなどのファッション史の記事をまとめてご紹介しています。
”子どもの頃からヒーローといえばほとんどがロボットだったし、手にするおもちゃも常にロボットだったような気がします” ”AIBOに魅了され、今回この特集にたどり着いたわけです”と、当時のHFはAIBOに首ったけだった様子。
マルイ系を代表するシューズブランドだった、アルフレッド・バニスター。”孤高の世界”というキャッチコピーがぴったりの個性溢れるデザインです。