山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

ファッション考察

アツいのは桂正和に貞本義行。高騰が続く古着アニメTシャツ市場の現在。

僕のカルチャー史を語る上で欠かせない漫画家である桂正和が今海外でカルト的人気を博しており、しかも古着Tシャツまでもが人気になるなんて、想像もしていませんでした。

古着人気が2023年は全国的ブームになる可能性。

僕が頻繁に訪れている下北沢や原宿では、今の所ファッション感度が高い層の間でも古着人気はまだ衰えていないように見えます。 それに加え、地方都市でも古着屋さんが多数新規出店しているとなると、想像もつかない数のマス層が古着に触れるようになるのでし…

川久保、田中、チャラヤン、ヴィヴィアン、ラフ、ラング…2022年ファッションデザイナー記事まとめ。

川久保玲よりもレアなヘルムート・ラングのロングインタビューや、ヘルムート・ラング自身が関わった企画が多数掲載された1992年の雑誌を神保町でディグりました。 他ではなかなか読めない内容だと思います。

年末年始に一気読み!2022年読み応えのある人気記事・長文記事まとめ。

2022年の当ブログで最も多くの方に読んでいただいた記事では世界一のセレブとも言える、チャールズ3世の意外なファッション観をご紹介しています。

最近のワークマンがファッションオタク的にも「使える」とってもシンプルな理由。

機能性の高い服は、生活の質を高めます。 高い機能性を、すんなりと日常に落とし込める服。 それが、ワークマンの服です。

「成金のファッションはダサい」。大御所スタイリストが断言する、納得の理由。

ラグジュアリーブランドが多数出店している百貨店に行くと、全身ラグジュアリーブランドで固めている、いかにもお金持ちのオジサンを見かけることがあります。 が、そういうオジサンを見て格好良いと思ったことは一度もありません。 おそらく、そういうオジ…

アシックスはいかにして、世界で最もクールなスニーカーブランドになったのか?

2000年台中盤から、「早い」人はアシックスに注目をし始め、2000年代後半から有力スニーカーショップがアシックスのスニーカーが扱い出した、ということがわかります。 おそらく、2000年終盤からこういった有力スニーカーショップに通う感度の高いユーザーの…

両足がない少年が、パンクファッションを身にまとった理由。

単なる道具として暑さ寒さから身を守るだけでなく、ファッションには音楽や映画と同じように、人の心を動かす力があり、ジーン・クレールが語っているように、甲本ヒロトが歌っているように、パンクには若者に生きる力を与える存在なのです。

パンクの女王ヴィヴィアン・ウエストウッドが語る「おしゃれ」と「センス」。

「ファッションでインパクトを与えるためにまずすべきことは、美しさを演出すること。美しい女性を目指す。似合う服を着る。おしゃれとは本来そういうことよ。」

なぜ、安全ピンはパンクの象徴となったのか?

安全ピンをパンクと結びつけたのは誰だったのか。 ヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラーレンがパートナーとして活動を始めた頃に訪れたニューヨークでの衝撃的な出会いに、その答えがありました。

SM趣味をファッションにしたパンクの父、マルコム・マクラーレン。

ヴィヴィアン・ウエストウッドがパンクの母だとすると、マルコム・マクラーレンはパンクの父。次々と前衛的な発想を生み出すマルコム・マクラーレンを父に、そして英国の伝統を愛するヴィヴィアン・ウエストウッドを母にして、生まれたのがパンクだったので…

セックス・ピストルズはなぜユニオンジャックやタータンチェックを身にまとったのか?

ヴィヴィアン・ウエストウッドが英国の伝統を象徴するモチーフをデザインに取り入れていたのには、彼女の原体験であるエリザベス女王の戴冠式の影響がありました。

パンクファッションが格好良いのは「必然性」があるから。

ヴィヴィアン・ウエストウッドは、パンクファッションの生みの親として広く知られています。そのクリエイションのルーツは、彼女の生い立ちにありました。

ラフ・シモンズのクリエイションのルーツは、東京の男子高校生だった。

1990年代、初期のラフ・シモンズのクリエイションのルーツに、東京の高校生たちの服装があったことを知り、僕は非常に驚きました。

川久保玲が語る「男のおしゃれ」「かっこいい男」。

「男子専科」1993年2月号。「コム・デ・ギャルソンオム物語」という特集で川久保玲が珍しくメンズファッションについて語っています。

1986年にリーバイスが生み出した「ドッカーズ」のスラックスがアメリカ人の必需品となった歴史的背景。

ジーンズ需要が冷え込む中、リーバイスが見出したのは、ベビーブーマーに向けての、オフィスカジュアルとしてのスラックスという空白市場です。

世界のファッションを制した「裏原系」は、「黒の衝撃」を超えるセカンドインパクトなのかもしれない。

1990年代のブームのときはファッション界が「認めてくれなかった」裏原系。 ですが、2000年代からNIGO®氏らの活動に影響を受けた世界中の裏原系チルドレンたちが、ファッションのメインストリートで大活躍するようになります。

往年のDCブランド「パパス」に、今僕がとっても惹かれている理由。

僕がパパスに惹かれるポイントだと思うのが以下の3つのキーワード。 ・トラディショナルだけどカジュアル ・袖を通すといい感じに力が抜けた雰囲気 ・ものすごく上等な生地を使っている

最近、体のラインが出るインナーを着ている若い女性が増えている理由を、真面目に考察してみました。

去年あたりから気になっていたのが、体のラインを見せるインナーを着ている女性が非常に多くなっている、ということです。今回はその理由を、最近のファッションの傾向を踏まえて自分なりに真面目に考察してみました。

安室奈美恵が火付け役。日本のメンズY2Kブランド「バーバーリーブラックレーベル」はネクストヴィンテージになるか?

バーバリーブラックレーベルは三陽商会が展開していたバーバリーのライセンスブランド。日本企業ならではの絶妙なバーバリーチェックのアレンジが特徴的です。

『りぼん』の表紙を飾り、全国の小中学生の憧れとなった「地雷系ファッション」の系譜。

1990年代に原宿のファッションフリークに愛されたロリータ・ゴスロリは、2010年代には新宿歌舞伎町の不良の象徴となり、2020年代の今は全国の小中学生の憧れのファッションとなっています。

【下北沢流行通信】若者に圧倒的人気のスウェットの次に、トラックジャケットが流行るかもしれない3つの理由。

下北沢で着用している人が目立つようになったトラックジャケット。これまで人気だったスウェットに代わり、流行するのではないかと考えています。

今の気分にぴったりの1992年の木村拓哉と、3年後に流行るかもしれない1995年の木村拓哉。

今から3年後の2025年には、1995年の木村拓哉さんのようなセクシーファッションが台頭している可能性も、十分あると思います。

【英国王室御用達】チャールズ3世からロイヤルワラントを与えられた、23のファッション系ブランド。

新しい英国王となったチャールズ3世がロイヤルワラントを与えた182ブランドの中から、「クロージング&アクセサリーズ」つまりファッション関係の23ブランドをピックアップしてご紹介します。

あなたの知らない「チープアシックス」の世界。

チープアシックスは、低価格が故にデザイン的な要素は必要最低限に抑えられています。とはいえ、スニーカーに求められる「歩く」「走る」ための機能性は十二分に備えているのも特徴です。

チャールズ3世が生み出したファッションの価値観。スーツも革靴も50年以上愛用し、破れたらパッチを当てて着る。

チャールズパッチとは、チャールズ3世が着用している革靴に当てられたパッチのこと。チャールズ3世が着用している革靴屈曲部の側面にパッチが当てられています。

Tシャツタックイン率を下北沢でガチ調査してわかった、若者の「普通」の着こなし。

下北沢駅前で調査した、20代の男女のTシャツタックイン率は39%でした。

あいみょん、トラヴィス・スコット着用。Y2Kジーンズブランド、ディーゼルが大復活。

トラヴィス・スコットとあいみょんという、ファッショシーンに大きな影響力を持つミュージシャン2人がディーゼルを着用しているようです。

2022年は「Tシャツタックイン」元年!30年振りに到来した「Tシャツタックイン」時代はいつまで続く?

1978年のPOPEYEではTシャツタックインが当たり前の着こなしのようでした。1992年が仮にTシャツタックアウト元年だとすると、1992年から2022年までがTシャツタックアウト時代と言えるでしょう。

【下北沢流行通信】モテ系男子の新定番ファッション?ロック系黒Tシャツをジーンズにタックイン。

ロック系黒Tシャツジーンズタックインの服装は、下北沢で観察していると、リア充と言いますか、陽キャと言いますか、女の子にモテそうな雰囲気の男の子がよく着ているような気がします。