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先日何気なくツイッターに「POPEYE」2007年2月号のストリートスナップ画像をアップしました。
ディオールオムが表紙の2007年POPEYEのストリートスナップ、みーんな真っ黒&スキニーっぷりが凄い。 pic.twitter.com/YvuMQ4CC4x
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) 2023年6月14日
すると、僕の想像を遥かに上回る反響があり、驚きました。
思ってたよりもこのツイートにリアクションがあってびっくり。
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) 2023年6月14日
皆さんそろそろエディ・スリマン的なの、アリな気分になってきたってことでしょうか? https://t.co/s33xGfajNn
懐かしい
一番多かったのは、「懐かしい」という声。
2007年は16年前。
当時18歳だった人は34歳ですね。
若かりし頃は「武装」をしていたけれど、今は結婚して落ち着いた服装になっている、なんて人も多そうです。
懐かしすぎる…青春だわ…
— FAB (@FAB_origin) 2023年6月15日
飯食う金なくてガリガリの身体に
Aprill77の黒スキニー
超タイトなデニムジャケットか、安モンのライダースに足元はマーチン
Tシャツは透けそうな程テロテロで
パーマロン毛にサングラスかけて精一杯武装して
レッチリやりたいのにELLEGARDENコピバンやってたわ… https://t.co/Gs8T5Z3HOT
懐かしい🤣 https://t.co/fKrOrMyNCR
— 山川 (@socalloverdog) 2023年6月14日
懐かしい雰囲気 https://t.co/khqJf5tyco
— ユンゴ ʕ•ᴥ•ʔ (@ho11028) 2023年6月15日
この人たちッてドコぃッたンだろゥッ💖💖 https://t.co/eE8XqDJJjX
— 🍲超特大生食用ホ・タ・テ🍲 (@superbig_H) 2023年6月15日
どうしようもない時期のポパイ
また、「どうしようもない時期のポパイ」という辛辣な声も笑。
なつかしい、一番どうしようもない時期のポパイ https://t.co/cL7Rh4Y34a
— コロ助 (@tgmz199x) 2023年6月14日
2012年6月号に大幅リニューアルした「POPEYE」。
このとき、「POPEYE」のコンセプトとして改めて打ち出したのが「シティボーイ」。
この新生「POPEYE」に、ファッションディレクターとして参加したのが、スタイリストの長谷川昭雄さんです。
以前、松任谷正隆さんのラジオにゲスト出演した長谷川昭雄さんは、自分が手掛ける前の「POPEYE」が嫌いだったと発言しています。
聴きました。個人的に面白かったところをいくつか。
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) 2022年3月23日
・自分が手掛ける前のポパイは嫌いだった
・ポパイでは基本的に自分で買って着て洗った服を紹介していた
・「普通」という概念は曖昧で、人それぞれ違うから面白い
・多くの人が好きだと思うものが「普通」 https://t.co/lOiAm1aDmB
その回は今もこちらから聴けるようです。
2000年代後半の「POPEYE」は「シティボーイ」ではなく、「エレカジ」というスタイルを打ち出していました。
「エレカジ」はエレガントカジュアルの略。
ディオール・オムをはじめとしたデザイナーズブランドのトレンドスタイルを取り入れたカジュアルというような意味合いですが、これはおそらく長谷川昭雄さんが好むスタイルの真逆でしょうし、2023年の今の感覚からもかなり距離感があるギラギラした雰囲気が特徴です。
なので、「メンエグでもなくPOPEYEなのまじですごすぎる」という意見も。
これがメンエグでもなくPOPEYEなのまじですごすぎる https://t.co/M49ggQfsrP
— 1 (@I_ch_xx) 2023年6月14日
メンエグとは、2000年代に大人気だったお兄系メンズファッション誌「メンズエッグ」のこと。
こちらは「メンズエッグ」2007年7月号。こうやって見ると、「エレカジ」を標榜するモード系雑誌「POPEYE」とお兄系の「メンズエッグ」がかなり近しいスタイルを提案していたことに気付きます。
エディ・スリマン的スタイルがリバイバルするのはいつか
ファッション感は人それぞれ。
このように、2007年の「POPEYE」を「どうしようもない」と感じる人もいれば、「格好良い」と感じる人もいます。
超かっこええ https://t.co/vq31e2S3Xs
— さしみ (@Sasimium) 2023年6月14日
ダサくて良いな https://t.co/dkXTU7sJYC
— シン・フミヤ✝️F̸ (uM̸I̸Y̸A̸ck) 【@69_39裏垢】 (@69_39fumi) 2023年6月14日
個人的にカナリ好き https://t.co/PpyHC4Ty4o
— マラ汁ブシャー❗️❗️ (@Manko_Dekamara) 2023年6月15日
随分前に当ブログでも書きましたが、僕はエディ・スリマンが提案するスタイルは、「メンズファッションの答えのひとつ」だと思っています。
なんか、エディって「カッコイイメンズファッションのひとつの答え」を出したような気がします。あくまでひとつの答え、だと思いますが。問題は似合う人が超少ないこと笑 pic.twitter.com/KOWLZaUZOE
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) 2018年8月16日
なので、時代の空気が変わればまたエディ・スリマン的スタイルは確実にリバイバルすると思っています。