生まれて初めてのエッセイ
ツイッターとインスタグラムではご報告しましたが、講談社の文芸雑誌「群像」7月号に、僕のエッセイが掲載されています。
講談社の文芸雑誌「群像」7月号に、なんと僕のエッセイが掲載されています。
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) 2023年6月8日
タイトルは「コムデギャルソンと川久保玲」。
エッセイを書くのは生まれて初めてなので、かなり苦労しましたが、僕のコムデギャルソン愛がそのまま文章にできたと思っています。
興味ある方は是非。https://t.co/hny1gmy3PL pic.twitter.com/BziCUWC683
下北沢TSUTAYAにて。「群像」7月号。必読です。 pic.twitter.com/JvnBuOzXKy
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) 2023年6月16日
執筆のきっかけになったのは、このブログです。
「群像」の編集者の方がこのブログを見て、90年代のファッションに対する熱量の高さが凄いと感じられたそうです。
エッセイを書くのは、もちろん生まれて初めて。
これまで書き慣れてきていたブログ記事とは全く勝手が違い、何度もリテイクを重ねた後、最終的に僕が付けたエッセイのタイトルは「コムデギャルソンと川久保玲」。
自分ではかなり良い文章が書けたと思うので、是非「群像」で読んで下さい。
そして、今回の記事では、誌面でご紹介できなかった画像を使って、エッセイの内容の補完をしてみます。
僕が心を奪われた瞬間
僕のエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」は、僕がコムデギャルソンに心を奪われた瞬間。から始まります。
それは、「POPEYE」1999年4月10日号を読んだときでした。
当時僕が読んだ「POPEYE」1999年4月10日号は、今も手元にあります。
「’90年代、コムデギャルソン・オムプリュスは変化したか？」という、4ページの特集。
僕の心を奪ったのは、左側の紫色のセットアップのルック。当時の最新作だったコムデギャルソンオムプリュス1999年秋冬コレクションです。
firstviewでは、このルックを含めた全てのコレクション画像が見られます。
今の感覚でも、惚れ惚れするくらい格好良いと思います。19歳のときの僕がどう感じたのかは、是非エッセイでご覧下さい。
YouTubeではコレクションの動画も観られます。
こちらのサイトでは、コレクションで使用された音楽のリストが掲載されています。
1:Attack：The Jon Spencer Blues Explosion：Acme
2:Interlude：Ben Folds：Fear of Pop Volume I
3:A Different Forrest：The Clifford Gilberto Rhythm Combination：I Was Young & I Needed the Money
4:Railway Station：Emir Kusturica and the No Smoking Orchestra：Best of Emir Kusturica & the No Smo
5:Fear of Pop：Ben Folds：Fear of Pop Volume I
6:？
7:Almost Always Is Nearly Enough：Tortoise：TNT
8:Bite This：SKYLAB：ESSENTIAL MIX 98/01
9:Sneakin' Out The Hospital：Beastie Boys：Hello Nasty
10:？
11:Canceled Check：Beck：Mutations
12:Skippy's First Samba Lesson：The Clifford Gilberto Rhythm Combination：I Was Young & I Needed the Money
13:Rebirth：A Forest Mighty Black：DJ Kicks
コムデギャルソンオムプリュス1999年秋冬コレクションのテーマは「スベニール・キッチュ」。エルメスのスカーフのような生地が印象的なので、「エルメス期」とも呼ばれています。
大好きバイアス期
特集には、1990年代のコムデギャルソンオムプリュスの全てのコレクションが掲載されています。
このとき、僕が1999年秋冬コレクションと並んで格好良いと思ったのが、1997年秋冬コレクション。テーマは「マジック・オブ・バイアス」。ほぼ全てのアイテムがバイアス（生地を斜めに使うこと）になっている、通称「バイアス期」です。
バイアス期は今も大好き。
うひゃーーー pic.twitter.com/Wqf9TU1fR5
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) February 22, 2023
このパンツは大学生のときに手に入れました。
プリュス98AWバイアス期パンツ。
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) 2018年6月8日
妻「ピエロみたいだね」
僕「褒めてる？ディスってる？」
妻「（無言）」 pic.twitter.com/vcLJMTosV3
このコレクションで使われているチェック生地は柔らかい上に、バイアス使いは生地に負担がかかります。しかもこのパンツはもう20年以上穿いているので、ボロボロです。
ウエストポーチの代替品を手に入れ、ちょいとカスタマイズしてみました。使い勝手を確かめて、今後諸々調整するつもりです。
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) April 25, 2023
と、久し振りに穿いたプリュス97AWバイアスパンツ。学生時代からかなり穿き込んでいるので、ボロボロ&リペアしまくりです。 pic.twitter.com/fY49pMs6cl
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僕の原点
ということで、このページが僕の原点です。
このページに出会わなければ、今のように仕事にするまでファッションにのめり込むこともなかったかもしれません。
当時と変わらず今もコムデギャルソンとファッションが大好きです。
それが幸か不幸かわかりませんが笑、幸と信じて、コムデギャルソンとの出会いを改めて感謝したいと思います。
