目次
今年はじめの記事でお伝えした通り、「山田耕史のファッションブログ」の記事の中で、ファッションアーカイブ(=昔のファッション誌)をベースにした「より読み応えがある」記事をnoteで有料公開していました。
当時、有料記事を発表できる最も便利なプラットフォームとしてnoteを選んだのですが、先月末から「山田耕史のファッションブログ」で長年利用しているはてなブログでも、有料記事を販売できるようになりました。
お、はてなブログで有料記事が販売できるようになるんですね。これはいいかも。
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) 2023年6月29日
はてなブログで記事の有料販売が可能に! 新機能「記事の有料販売」をリリースしました - 週刊はてなブログ https://t.co/SIuiJ2SXvZ
以前から自分でも、はてなブログとnoteの2つのプラットフォームで記事を公開するのはややこしいなぁと思っていたので、このニュースは渡りに船でした。
早速、noteで公開していた記事を全て、はてなブログに転載しました。
そして、今月からは新しい有料記事をはてなブログに掲載しています。
手前味噌ながら、↑の2つの記事は特に面白い内容に仕上がっていると思います。
そして、note同様にはてなブログでも記事のサブスプリクションを「山田耕史の“ファッションアーカイブ”」として始めています。
今見ると新鮮なファッションアーカイブ
ここで改めて、有料記事の魅力をご紹介します。
僕が考える「山田耕史の“ファッションアーカイブ”」の特徴は以下の2つ。
・今見ると新鮮なファッションアーカイブ
・ファッションアーカイブを政治、経済、文化的な側面から分析
順にご紹介しましょう。
アーカイブとは直訳すると「保存記録」ですが、ファッションの世界では単純に「過去の、昔のファッション」というような意味合い。
そして、当ブログでファッションアーカイブのベースにしているのは、神保町や下北沢、中野、吉祥寺などで僕が収集した昔ファッション誌です。
中野ブロードウェイディグ戦利品。
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) 2023年2月9日
80sアンアンはDCブランド深掘り用。
90sPOPEYEは6.1THE MENのときのヨウジや、ビッグポロなど表紙だけで即買い。
80sMRはなんと100円笑
そして、川久保玲も在籍していたセツモードセミナーの長沢節特集という、なかなか見ないアサヒグラフ。 https://t.co/rAaczp5dNh pic.twitter.com/CACwNsGE1w
本日の下北沢での戦利品。 pic.twitter.com/8rrsYXD0LI
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) 2021年10月15日
先日の神保町での戦利品。00s〜10sのエディ・スリマンからトム・ブラウンへの変遷を分析できればと思ってます。 pic.twitter.com/62RCJhvg66
— 山田耕史 文芸雑誌「群像」7月号にエッセイ「コムデギャルソンと川久保玲」掲載中 (@yamada0221) 2021年4月11日
過去のファッション誌を見ていると、昔のファッションが非常に新鮮に感じるということに気付きます。
僕がファッションを本格的に意識し始めたのが、90年代終盤。
2000年代前半にはファッションを専門的に学び始め、2000年代後半にはファッションを仕事にするようになります。
なので、僕のファッションに対する意識がそれほど明確でなかった90年代以前のファッションに対して、新鮮に感じるのはまぁ当たり前のこと。
ですが、意外と最近の10年前、15年前のファッションでも、改めて今の感覚で見ると非常に新鮮に感じられるのです。
例えば、こちらの記事でご紹介した2007年のファッション。
全身真っ黒の色使いも、ピッタピタの細身のシルエットも、2023年の今のファッション感覚だとかなり新鮮です。
ファッションを政治、経済、文化的な側面から分析
こういったファッションが生まれる理由を、政治や経済、文化的な側面から分析しているのも「山田耕史の“ファッションアーカイブ”」の特徴です。
↑の記事の有料部分からスクショで抜粋します。
このように、僕は2007年当時の経済の状況がファッションに強い影響を及ぼしていたのではないかと分析しました。
また、1990年代に人気を集めたのが20471120や、ビューティービーストなどの日本人デザイナーズブランド。
https://www.pinterest.jp/pin/589619776230211304/
https://www.pinterest.jp/pin/27725353944879941/
↓の記事では、20471120やビューティービーストが独自のクリエイティビティを発揮したのは、バブル崩壊後の日本だったからこそ、と分析しました。
つまり、ファッションを軸に政治や経済、文化の歴史についても楽しめる内容になっています。
政治や経済、文化については僕自身まだまだ勉強中の身ですが、ファッション×歴史という読み物は他にあまり存在しないと思うので、お楽しみいただけるんじゃないかと思っています。
ファッション史に残る超弩級なお宝も公開
最初の有料記事として公開したこちらの記事。
詳細は是非記事を読んでいただきたいのですが、このページのようにファッション史に残る超弩級なお宝も、今後更に充実させていきたいと思っています。
サブスクがお得です
今後は、週に1記事、1ヶ月で4記事を目安に更新する予定です。
記事単体での販売価格は500円か700円が中心。
つまり、1ヶ月だと2,000円〜2,800円くらい。
サブスプリクションは月額980円で全ての有料記事が読み放題になります。
今後もよりクオリティの高い記事執筆のため、ご協力をいただければ非常にありがたいです。