山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

2023年夏、普通のオジサンはTシャツの裾をズボンに入れるようになるのか?

最近のファッションのトレンドとして非常にわかりやすい着こなしが、Tシャツのタックイン

これまで、当ブログでもTシャツタックインについて何度も取り上げてきました。

 

5年前はありえなかったTシャツタックイン

過去のツイッターを検索してみると、2018年の段階で僕はTシャツタックインを「アラフォーの僕は絶対に真似できません」とツイートしていました。

わざわざこうやってツイートしていることから、2018年の段階では相当新鮮な着こなしだったのでしょう。

そこから2年経った2020年でもまだ、「現時点でタックインをしている男性はファッションに積極的な20代以下にほぼ限られている」という状況だったようです。

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ですが、翌年の2021年になると「若者のファッションは男女を問わず、トップスのタックインが完全にデフォルト」に。

とはいえ、僕は2021年の段階ではまだタックインに対してハードルの高さを感じていたようです。

ですが、去年の2022年に当時42歳だった僕は、Tシャツタックインを始めました

そして2023年の今、僕にとってTシャツタックインは特別なものではなくなっています

2018年の時点では「絶対に真似できなかった」Tシャツタックインも、2023年の今の感覚で見ると普通の着こなしです。

つまり、この5年間でTシャツタックインに対する僕の感覚が大幅に変わったのです。

 

一般のオジサンのTシャツタックイン率はほぼゼロ

2023年の今、街で僕と同年代のオジサンがTシャツタックインをしているのは、それほど珍しくありません。

ですが、Tシャツタックインオジサンを見かけるのは、ファッション感度が高い人が多い都心にほぼ限定されます。

郊外の住宅地になると、その確率はかなり低くなります。

先日、10歳長女と7歳次男が通う小学校の運動会がありました。

保護者の多くは僕と同じ30代後半から40代

よく考えてみると、自分と同年代の普通のオジサンの休日の服装を一度に沢山見る機会って、あまりありません。

そこで気付いたのは2023年の今、普通のオジサンでTシャツタックインしている人はほぼゼロだということです。

 

どうなる?オジサンのTシャツタックイン率

ファッション感度が高い若者が集まる下北沢での、2022年の夏のTシャツタックイン率は39%でした。

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おそらくですが、若者のTシャツタックイン率は2023年の夏は更に高くなると思います。

僕が興味があるのは、2023年夏のオジサンのTシャツタックイン率がどうなるか、です。

 

Tシャツタックインは一過性のトレンドなのか

当たり前の話ですが、誤解されるのも嫌なので念を押しておきます。

Tシャツタックイン=オシャレ、というわけではありません

Tシャツタックインしていないオシャレな若者も沢山いますし、そもそも誰しもがファッションに積極的である必要はありません。なので、Tシャツタックインをしていない人が駄目という訳でもありません。

僕が気になっているのは、Tシャツタックインが一過性のトレンドなのか、それとも今後のスタンダードになるのかです。

以前の記事でご紹介しましたが、1992年まではTシャツタックインが普通の着こなしだったようです。

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ですが、1990年代中盤以降はTシャツタックアウトが主流になり、それが2023年の今に至っています

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若者の間では「普通の着こなし」になったTシャツタックインが、普通のオジサンにも波及するのかどうか。

もしかしたら、2023年はオジサンにTシャツタックインが波及する、本格的なTシャツタックイン元年になる、歴史的な年になるかもしれません。