注意
この記事の内容はあくまでも机上の空論です。
時間とお金と心に余裕がある人がいたら、是非試してそのフィードバックをいただけたらと思います。
モテるファッションは存在するのか
「モテたいからオシャレをする」。
そんな動機でファッションに興味を持ち始める人は少なくないでしょう。
じゃあ、具体的にどんなファッションならモテるのか?
「清潔感があればいい」
とか
「最低限のファッションに気を遣っていればいい」
とか、「まぁそりゃそれが現実かもしれんけど」的なふんわりとした意見はよく目にしますが、「このファッションならモテる!」と断言している例は少数です。
それは当然。
誰もがわかっていることでしょうけど、万人にモテるファッションなんて存在しません。
親近感が持たれるファッション
とはいえ、だからと言ってどんなファッションでもいいのかと言うと、それはそれで違うような気がします。
例えば、あなたが男性で、特定の好きな女性がいる場合。
その女性のあなたに対する親近感が少しでも増すようなファッションは存在すると思います。
この「親近感」というのがポイントです。
「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、例えば全く興味がなかった有名人でも、自分と同じ趣味嗜好だと知ると、途端に親近感が湧いた、なんて経験は誰しもあると思います。
例えば、同じミュージシャンが好き、同じ映画が好きなどなど。
それと同じように、あなたのファッションが、あなたの好きな女性が好むファッションだと、親近感が持たれるのではないでしょうか。
女性の服装から好きなメンズファッションを類推する
では、親近感が持たれるファッションとは、どんなファッションでしょうか。
今回ご紹介するのは、不特定多数の女性にモテることを目的とした、最大公約数的なファッションを見つける方法ではありません。
先程挙げた「特定の好きな女性」というのがキモです。
僕が考えたのは、その女性の服装から好きなメンズファッションを類推するという方法です。
レディスファッションは、メンズファッションに比べてアイテムが多く、そのテイスト(雰囲気)も多種多様です。
また、男性に比べて女性の方がファッションに対して積極的な人が多いのは、誰の目にも明らかでしょう。
つまり、多くの女性は無数にある服の中から、自分の趣味嗜好にマッチするアイテムをきちんと意思と意図を持ってピックアップして着用しているということです。
なので、男性に比べると女性の服装にはその人の趣味嗜好を明確に表している場合が多いと思われます。
女性の服装のテイストを雑誌読み放題アプリで調べる
まず必要なのは、あなたの好きな女性がどんなファッションを好むのかを知ること。
そのときに役に立つのが、レディスファッション誌です。
あなたの好きな女性の服装が、どのレディスファッション誌のテイストに近いのかを調べるのです。
本屋のレディスファッション誌コーナーに行ってあれやこれや、というのもいいかもしれませんが、より効率的なのが雑誌読み放題アプリを使うこと。
例えば、僕が長年愛用しているdマガジンなら月額440円(執筆時点以下同)。
これが、現時点のdマガジンで読めるレディスファッション誌の一覧ですが、メジャーなレディスファッション誌のほとんどがカバーされています。
同じようなサービスはいくつかあります。
dマガジンの前に僕が利用していた楽天マガジンは月額418円。
楽天マガジンでも、かなりの数のレディスファッション誌が読めるようになっています。つまり、こういったアプリを使えば、400円くらいで多くのレディスファッション誌で比較検討できるのです。
レディスファッション誌に掲載されている男性の服装を真似る
約400円の雑誌読み放題アプリを使って、好きな女性の服装に近いレディスファッション誌がわかれば、あとは簡単です。
そのレディスファッション誌に掲載されている男性の服装を真似るのです。
レディスファッション誌に掲載されているのは、レディスファッションだけではありません。
男性のアイドルやミュージシャン、俳優も多く登場しています。
多少例外もありますが、レディスファッション誌に登場する著名人は基本、それぞれのレディスファッション誌のテイストに合わせた服、つまりそのレディスファッション誌読者が親近感を持ちやすい服を着用しています。
とはいえ、たいていの著名人はその人が持つキャラクターが非常に強いので、真似しづらいかもしれません。
より現実的なのがレディスファッション誌のデート企画やカップル企画の服装を参考にするということ。
具体例を挙げましょう。
僕が個人的に好きなレディスファッション誌、mina。
ジーンズやシャツといったトラディショナルなカジュアルアイテムを軸にした、メンズっぽいファッションが特徴です。
https://www.instagram.com/p/CrskZz7STXD/
https://www.instagram.com/p/Cpcap5QSMhc/
minaのインスタグラムには誌面に掲載されているデートっぽい写真が多数アップされています。
https://www.instagram.com/p/CpUrdnSyxPw/
当たり前ですが、どの男性の服装も、女性の服装の雰囲気に非常にマッチしています。
https://www.instagram.com/p/CpPiBZoy7wN/
女性と並んで違和感のない服装です。
https://www.instagram.com/p/Co9iBdRSyDQ/
ノンノの連載「今月の彼氏」
お次に紹介するレディスファッション誌は、大学生を主なターゲットにしているノンノ。
https://www.instagram.com/p/Crk-2xsynjC/
minaと比べると、テイストの違いがはっきりとわかると思います。ノンノは明るい色、フリルのようなディテールなど、カジュアルながらフェミニンなテイストです。
https://www.instagram.com/p/CsN77sPSWlx/
ノンノでは「今月の彼氏」という連載があります。
https://www.instagram.com/p/CpUxXLMyutb/
「彼氏」として登場しているのは俳優やミュージシャンなどの著名人ですが、この企画で着用されている服はストレートに「彼氏に着て欲しい服」ということでしょう。
https://www.instagram.com/p/ClfY0FUSYdX/
インスタグラムではデートをイメージした動画もアップされています。そのまんま真似するのはちょっと厳しいでしょうが、「こんなイメージが好まれるのかも」というちょっとした参考にはなると思います。
ギャルと収まりが良いメンズファッション
お次は更にテイストの違いがわかりやすいギャル雑誌、egg。
https://www.instagram.com/p/CrnZRY0pPSR/
服も髪型も、minaやノンノとは全く違うのは一目瞭然です。
https://www.instagram.com/p/CrkvsWUpqi-/
そんなeggの誌面に登場している男性のファッションも、これまでの雑誌とはかなり雰囲気が違います。
https://www.instagram.com/p/CrvLk8HJ0-X/
こうやってカップルで並ぶと、収まりの良さを感じます。
https://www.instagram.com/p/Cr8BNSFps7d/
その人の好みを知ることが「モテ」への第一歩
ということで、今回ご紹介した方法をまとめると以下のようになります。
1:自分の好きな女性の服装に近いレディスファッション誌を調べる(雑誌読み放題アプリが便利)
2:そのレディスファッション誌に登場している男性の服装を真似る
→女性からの親近感が増す
とはいえ。
最初にお断りしているように、これは完全に机上の空論。
僕が実際に試した訳ではありません。
また、いきなりその人の好みに服装に変えるのもおかしな話ですし、仮に親近感が増したからと言っても、それが「モテ」と直結する訳ではありません。
付け焼き刃は所詮付け焼き刃。
例えば、僕がギャルにモテようと思ってeggに登場している男性みたいな服装をしてみても、違和感があるだけでギャルにモテるとは思えません。
そもそも僕は、著書「結局、男の服は普通がいい」にも記したように、服は自分の「好き」をベースにして選べばいいと思っています。
ですが、女性に直接聞くにしろ、ファッションから類推するにしろ、その人の好みを知ることはその人自身を理解することに繋がると思います。
そういった姿勢が、遠回りかもしれないけれど「モテ」への道の第一歩なのかもしれません。
ファッションはその人自身を表す
「結局、男の服は普通がいい」の帯にも表記されていますが、僕は以前勤めていたファッション企画会社で長年ストリートスナップの分析をしていました。
その仕事を通して感じたのは、ファッションにはその人の美意識や価値観が色濃く反映されるということ。
例えば、一見ファッションに全く興味がなさそうなおじいちゃんでも、服装をよくよく見てみると、細かいところにこだわりを持っていることが伝わってきたりします。
ちょっと大袈裟な表現かもしれませんが、僕はファッションはその人自身を表すと思っています。
最後に、服飾評論家の出石尚三さんのブログに掲載されている一文をご紹介しておきます。
”着ることは、言葉なしに語ること。
— 山田耕史 (@yamada0221) 2021年7月8日
着ることは、自分を表現すること。
着ることは、生きていること。
そう、着ることは知性であり、教養であり、文化なのです。少なくとも「おしゃれ」の一語で済むようなことではありません”
服飾評論家、出石尚三さんのブログより。https://t.co/HItLpLuAce