山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

イマドキの若者は短パンを穿かない!下北沢の若者短パン着用率は4%。

↓の写真をよく見ればわかりますが、昨日は僕が長年憧れていたとある会社で取材を受けました。

取材のメインの話題は「おじさんと短パン」について。

きっかけとなったのは、こちらの過去記事です。

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↑の記事では、「イマドキの若者は短パンを穿かない」という話が出ていますが、それを裏付ける数字的な要素は何もありません。

 

数字を出すって大事

僕の著書「結局、男の服は普通がいい」の帯にも記されていますが、僕は以前働いていたファッション企画会社で長年ストリートスナップの分析業務に携わっていました。

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ファッションってなんとなーくの印象で語られることが多いのですが、ちゃんと数字を出すことってやっぱり大事ですよね。

ということで、去年は下北沢でTシャツタックイン数を調べてみたのが記事です。

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このときは若者のTシャツタックイン率が約4割という結果になりました。

 

下北沢駅前で短パン率調査

そして、今回も同じように、調査して数字を出してみようと思いました。

上掲のツイートにあるように、取材当日は最高気温が30度オーバー

つまり、短パン日和です。

ということは、もしイマドキな若者が短パンを穿くのなら、今日の下北沢では短パン姿の若者を見られるはず!と思い、取材終わりに急遽下北沢に向かい、調査をしてみました。

場所はイマドキな若者で賑わう下北沢駅前

調査対象は10代〜20代(目測)の男の子100人

ロングパンツ、短パンだけでなく、トップスのタックイン率も併せて調査してみました。

 

若者短パン率は4%!

で、その結果。

最高気温30度のこの日、100人のうちたった4人しか短パンを穿いていませんでした。

短パン率4%

これはもう、「若者は短パンを穿かない」と言ってしまっていい数字ではないでしょうか?

 

パパ世代の短パン率は50%以上?

同じ日に30代以上の男性を対象にした調査ができれば良かったのですが、さすがにそこまではできませんでした。

ですが、僕は週末はたいてい近所の公園に行っているので、30〜40代のパパ世代の服装については熟知しているつもりです。

数字を出した訳ではなく、あくまでも僕の肌感ですが、この季節の30〜40代のパパ世代の短パン率は、確実に50%は超えていると思います。

もしかしたら、70%くらいになるかもしれません。

もちろん、若干のバイアスはあるでしょう。

僕がパパ世代を観察しているのは、週末の公園。

パパ世代も公園ではなく下北沢に行くのなら、短パンではなく長ズボンを穿くかもしれませんし、若者も週末に公園に行くのなら短パンを穿くかもしれません。

 

数字は現実

まぁパパ世代の数字はひとまず置いておいて、兎にも角にも若者の短パン率が4%という数字は紛れもない現実です。

これにはいくつか理由が考えられると思いますが、長くなりそうなのでそれはまた別の記事で深掘りしてみるつもりです。

また、トップスタックイン率の結果も興味深いので、こちらについてもまた分析できたらと思っています。
追記:

考察記事を執筆しました。

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