年末ということで、ここ2日お届けしてきたのは2021年ベストバイ企画。
2021年は「歴史」の年
そして、今回は同じく年末年始でよくある、今年の振り返り企画です。
自分なりに、今年はかなり歴史に対する興味が高まった年でした。
小学生の頃から歴史が好きでずっと得意科目でしたし、歴史小説も好きで色々読んできました。
そういった元来の歴史好きと、最近昔のファッション誌にハマっている事が相まって、今年はこれまで自分が明確に理解できていなかった過去のファッションを学び、それを自分なりの切り口のファッション史としてブログでご紹介しました。
また、今年は「ファッション☓お仕事」をテーマにトレファクスタイルのお仕事サイトに記事を寄稿したのですが、どれもファッション史についての知識が得られる内容になっています。
トレファクのお仕事サイトに寄稿した、様々なファッションアイテムの成り立ちや文化をご紹介した「ファッション×お仕事」のコラム。
— 山田耕史 (@yamada0221) 2021年10月17日
僕的にかなり頑張った&出来が良いと思っているので、是非ご覧下さい。https://t.co/ursG8EazFghttps://t.co/E8yhMs7vl6https://t.co/aC4APBePAD
こういった記事は書くのもそうですが、読むのも時間がかかるでしょう。
なので、年末年始の比較的時間があるときに是非読んでいただきたい、ということで今回は今年アップしたファッション史の記事を再びご紹介していきます。
↑のトレファクスタイルの記事も面白いと思うので、是非読んでいただきたいです。
政治や経済もヒッピーが生まれる要素だった
まずご紹介するのは、ヒッピーについての記事。
https://www.pinterest.jp/pin/349943833554873034/
https://www.pinterest.jp/pin/16466354878566758/
https://www.pinterest.jp/pin/348466089919005039/
ここ数年、60年代や70年代のファッションがリバイバルしそうでしていませんが、そんな話題を目にした時に「そう言えばヒッピーについて、よく知らないな」と思ったのが発端で色々調べて、記事しました。深く調べていくと、カルチャーだけでなく政治や経済もヒッピーが生まれる要素として必要不可欠だったことがわかり、ファッション史の奥深さを再認識しました。
お兄系のルーツ(のひとつ?)としてのグランジ
お次はグランジについて。
グランジとはニルヴァーナであり、ニルヴァーナはカート・コバーンである、と言ってしまえばそれまでなんですが、ひとりの若者の普段着がその後何十年も支持され続けるファッションになったという、稀有なスタイルがグランジです。
https://www.pinterest.jp/pin/544654148691133751/
https://www.pinterest.jp/pin/17662623523756079/
https://www.pinterest.jp/pin/16677461105625878/
実は、↑の記事は↓の記事のイントロとして書きました。
ファッション史的視点でお兄系が語られる事はほとんどないでしょう。自分がお兄系を着る事は、流行っていた当時も今後もありませんが、日本ならではの個性的なファッションであるお兄系がどうやって生まれたかが気になったので、今後も折を見て研究を深めたいと思っています。
最後はフレンチファッションについて。
フレンチファッション=オシャレの代名詞的なイメージって多くの人が持っているのではないでしょうか。その割にフレンチファッションとは具体的にどんなファッションで、どうやって生まれたかが僕は明確ではなかったのですが、雑誌2ndのフレンチファッション特集が非常にわかりやすかったので、それをベースに執筆しました。
知らないファッションに出会う楽しさ
また、当ブログ【ファッションアーカイブ】では、1987年にPOPEYEが推していたフレンチカジュアルファッション”エフデジェ”についてもご紹介しています。
結局、エフデジェがブームになることはありませんでした。
2021年の今は、古着をベースにしたルーズなカジュアルスタイル全盛期ですが、その人気も既にピークを超えた感があります。
ルーズなスタイルの流行が終われば、次はキチンと感があるスタイルが流行する可能性は高いでしょう。
当時のエフデジェのスタイルを見ていると今の気分と非常に近く感じる雰囲気があるので、何かしらの参考になるかもしれません。
僕は↑のPOPEYEを読むまで、エフデジェというスタイルの存在すら知りませんでした。
こういう風に知らないファッションに出会う楽しさがあるので昔のファッション誌を読むのは楽しいですし、この楽しさを多くの人にも知ってもらえたらな、と思っています。