山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

令和のオシャレ、「Tシャツタックイン」は44年前もオシャレだった。【1978年 POPEYE】

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。

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ここ数年で増加している、トップスのタックイン。

特に、Tシャツのタックインは今や若者の間ではスタンダードになった感があります。

 
 
 
 
 
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Tシャツをタックインした、トップスがコンパクトでボトムスに重みがある若者のスタイルを見ていると、やっぱりこういうバランスが今っぽいよなー、と感じます。

 

42歳がTシャツタックインできない理由

ですので、僕もちょっと真似してみたいという気持ちになったりもするんですが、42歳の僕にとってはやっぱりTシャツの裾は出すもの。

↓は1990年代後半の話ですが、1990年代〜2010年代は、トップスの裾は出した方がオシャレという価値観でした。

ということで、現時点で90年代の価値観からなかなか抜け出せていない僕は、Tシャツタックインはなかなかチャレンジできずにいます。

 

44年前のTシャツタックイン

で。

その話題に関連して今回ご紹介したいのが、こちらのPOPEYE1978年7月10日号

今から44年前、僕が生まれる2年前のファッション誌です。特集は”この夏をいかに過すか?”

そしてこちらがその特集のページ。”この夏のための徹底39アイテム”。

1つ目の泳いだ後に目を洗うやつ、これ実は身体には良くないことだった的な記事を先日見た気がしますが…それは余談で、2つ目の”モソッとしたパイルのジャケットがほしいなぁ。”は、パイルのジャケットというアイテム自体も良さげなんですが、Vネックの白Tシャツに、デニムのショートパンツというコーディネートの雰囲気もいい感じ

次のページが、この記事を書いてみようと思ったきっかけです。

VネックのTシャツで”Tシャツ・シック”。この夏、いちばん新鮮モノなのです”というこの写真。”Tシャツといえば、もう丸首タイプが圧倒的””首がVの字、ヘタすりゃ肌着のまんまで着こなしがムズカしいけれど、うまくやれば大拍手”という、当時は肌着のイメージが強かったVネックTシャツの着こなし提案。

両端のジーンズとチノパンツのコーディネートはTシャツがタックインされているんですが、そのバランスが今の若者の服装にそっくりではないでしょうか。

続いて、こちらのページ。

”厚手の綿ベルト”の提案ですが、白パンツにTシャツ、チェック柄シャツ、ポロシャツは全てタックイン。このバランスも、44年後の今に相当近しいように思えます。

こちらはデニムメーカー、ブルーウェイの広告ですが、タックインの着こなしだけでなく、写真に流れる雰囲気も、どこかしら今の若者の匂いと通ずるような気がします。

 

1978年当時18歳だった人は現在62歳

こうやって見ていると、1978年の時点ではTシャツタックインはお洒落という価値観だった、ということが言えるでしょう。

この1978年当時18歳だった人は現在62歳です。

ということは、今の若者のファッションを見た62歳の人は、「ワシの若い頃を見ているようだ」みたいな風に思っている、ということでしょうか。

僕の両親は現在70歳前後なので、少し上の世代になってしまいますが、夏休みに帰省したら、タックインの価値観をじっくりと聞いてみたいと思います。

 

タックイン→タックアウトの転換点はいつ?

で、このちょうど20年後が僕の高校時代、タックアウトがお洒落だった時代になります。

おそらく、80年代にタックイン→タックアウトという転換点があったのでしょう。

それがいつで、原因は何だったのかはまた別の機会に探ってみたいと思います。

また、今回のタックアウト→タックインの転換点は2020年でした。

www.yamadakoji.com

この転換の原因が何だったのか。

これは比較的探りやすいと思うので、こちらも近いうちに調べてご紹介できたらと思います。