山田耕史のファッションブログ

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【ギャルソン】1995年のTOKIOが着る、モード系人気ブランド。【アンダーカバー】

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。

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90年代を中心に、昔のファッション誌のアーカイブを兼ねてご紹介する企画、ファッションアーカイブ。

これまでの記事はこちらから。

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POPEYE1995年5月10日号

今回ご紹介するのはPOPEYE1995年5月10日号です。

巻頭特集は”カッコイイ!代表的コーディネート大研究”。そして、そのトップを飾るページが”TOKIO人気ブランドを着る”。スタイリングは祐真朋樹さん、撮影は桐島ローランドさん。

TOKIOと言えば、当時高校生だった僕の友人、山下君がカラオケでよくデビュー曲、LOVE YOU ONLYを歌っていたのが非常に強く記憶に残っています。

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このページの最後に当時のTOKIOのプロフィールが掲載されていました。

うわさのキッスをリリースしたばかりのよう。これがセカンドシングルだったんですね。

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TOKIOが着る1995年の人気ブランド

さて、そんなTOKIOが1995年当時の人気ブランドを着るというのがこの企画の趣旨のようです。

そのラインナップと説明文から、当時はどんなデザイナーズブランドのどういったポイントが人気を集めていたのかがよくわかると思うので、ピックアップしてご紹介します。

まず、国分太一さんが着用しているのは、コスチュームオム。ブランド解説は後ほど。城島茂さんが着用しているのは、”デザインベースにいつもとダッドやアイビーといったベーシックな部分が感じられる、斎藤寿夫さんがデザインするチューブの服”。このページに登場している他のブランドは、パリコレクションなどで発表されるデザイナーズブランドの、いわゆるモード系ブランドですが、チューブはそれとはやや雰囲気が異なるブランドです。

松岡昌宏さんが着用するのは”テーラードスーツからワークウエアまでバラエティに富んだデザインを手掛けるポール・スミス”。

”これまでのスリムなシルエットに加えてスクエアシェイプのジャケットやワイドパンツなど新鮮なイメージのアイテムも数多く登場。注目のブラックスーツにロングポイントのシャツを合わせればロンドン風のコーディネートが出来上がる”

長瀬智也さんが着るのは”ロンドンのストリートの流行が分かるキャサリンハムネット”。

流行の兆しのあるブラックスーツは今なら光沢のある麻ものに注目だ”と、こちらでもブラックスーツが推されているよう。

そして、山口達也さんは僕も個人的に大好きなコムデギャルソンオムを着用。こちらもブランド詳細は後ほど。

 

ドルガバのスーツにVネックセーターが”超クール”

次ページ。

長瀬智也さんはドルチェ&ガッバーナ、松岡昌宏さんはヘルムート・ラングと、90年代を代表する2大デザイナーズブランドを着用。

ドルチェ&ガッバーナは”今モードの世界で最も注目されているブランドの一つ”で、”ミリタリーやシシリア、ロックスターなどが今シーズンのテーマで、特にこんなエレガントなスーツが注目の的になっている。2つボタンのピンストライプのスーツをVネックセーターでドレスダウンした着こなしが超クールだ”とありますが、スーツにVネックセーターという着こなしが1995年当時は流行の最先端だったことが伺えます。

約20年の時を経た2022年の今、スーツにVネックセーターは”超クール”とはちょっと言いづらいですね…

松岡昌宏が着るヘルムート・ラングは”’87年にパリ・コレでデビューした時に発表したミニマルなデザインは基本的には今でもほとんど変わっていない”としながらも、”3つボタンのホワイトジャケットとパンツはメッシュのポロを合わせてセクシーに着こなしたい”と、一般的にミニマルとはあまり結びつかないセクシーを提案しているところに、当時はセクシーな男性像が人気だったことが伺えます。

ヘルムート・ラングについてはこちらの過去記事もどうぞ。

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次ページで松岡昌宏さんが着るのはドリス・ヴァン・ノッテンジャケットから大きく張り出した、ロングポイントのシャツが目立っています。”このカーキの3つボタンスーツは今年風のシャイニーな仕上げ”と、光沢感のあるジャケットがポイントのようです。

国分太一さんが着るコスチュームオムは”セクシーさが漂う黒がメインのコレクションは、テーマで”アーバンシティ”とうたっているように都会的な雰囲気がたっぷり。トレンドをしっかり取り入れたデザインで、このブルゾンも麻にコーティングをして光沢感を出している”と、やはり

 

山口達也着コムデギャルソンオム

そして、山口達也さんが着用するコムデギャルソンオム

当時コムデギャルソンオムを手掛けていた田中啓一は、僕が最も思い入れのあるデザイナーのひとりです。

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当時、田中啓一のコムデギャルソンオムは、川久保玲が手掛けるコムデギャルソンオムプリュスよりも格段にファッション誌などでの露出が少なかったと思います。ですが、このようにTOKIOが着用していたことは、個人的に非常に驚きでした。

 

キャロル・クリスチャン・ポエルのファーストシーズン

次ページ。国分太一さんは”今シーズン初めて自分のブランドのコレクションを発表したデザイナーのキャロル・クリスチャン・ポエルはオーストリア生まれの28歳”と、マニアックな作風で今も伝説的な人気を誇るキャロル・クリスチャン・ポエルのファーストシーズンのアイテムを着用。

山口達也さんが着用するのは”日本では昨シーズンから本格的に展開されるようになり、一気に注目を集める存在になったイギリスのデザイナー、ジョー・ケイスリー・ヘイフォード”。

 

1995年のアンダーカバー

そして、最後のページに城島茂さんが着るのは”ストリートの流行を取り入れるのではなく作りだしてしまうほどの人気、パワーを持つ高橋盾さんがデザインするアンダーカバー”。個人的に、1995年当時のアンダーカバーってどんな服を作っていたのが特にイメージになかったのですが、”今シーズンも独自のデザイン性が強く打ち出されたアイテムが揃っていて、思いっきりルーズに着こなすように作られたオーバーサイズ、ビッグシルエットのTシャツやパンツなどはその代表的アイテム”だったそうです。

アンダーカバーの問い合わせ先はノーウェア。高橋盾とNIGOによる、伝説のショップです。