山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

【1998年メンズノンノ】音楽も、ファッションも。これが藤原ヒロシのベーシック。【8月号】

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。
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90年代のファッション誌を中心に、昔のファッション誌のアーカイブを兼ねてご紹介する企画、ファッションアーカイブ。

これまでの記事はこちらから。

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ご紹介するのはメンズノンノ1998年8月号

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今回は第3回目です。

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藤原ヒロシのとくに重要なスタンダードレコード

さて、中綴じ特集が「藤原ヒロシ、ベーシック」

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1980年生まれの僕にとって、1990年代終盤は言わば「ファッションの青春」的な時代。この号も含め、ファッション誌を沢山読み、神戸や大阪のお店にも多く足を運んでいましたが、実は藤原ヒロシさんの影響はほとんど受けていません。いわゆる裏原宿系のブランドも当時はあまり興味がありませんでした。当時、この特集も「ふーん」程度でざっと読んでいたんだと思います。ですが、20年以上経った今、改めて読んでみるとかなり興味深い内容でした。

まずは音楽。右ページは”レコーダーコレクションを集めた藤原邸の一角”、左ページは”中学や高校からの10年単位でずっと聴いているような音まで入った、藤原さんのとくに重要なスタンダードレコードと自身の作品だそうです。”

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便利な世の中になったもんで、ここに挙げられているアルバムのほとんどが、今YouTubeで聴けるようになっています。

Into Battle /The Art Of Noise

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Closing Time/Tom Waits

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My Baby Just Cares For Me/Nina Simone

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Bobby Caldwell

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We Are Family/Sister Sledge

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The Art Of Tea/Michael Franks

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Street Life/The Crusaders

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Movies/Holger Czukay

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Rockers Soundtrack

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Ambient 1/Brian Eno

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Taxi Driver Soundtrack 

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Maybe Tomorrow/The Jackson 5

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Abbey Road/The Beatles

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Duck Rock/Malcolm McLaren

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On the road/Jesse Colin Young

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GIVE PEACE A CHANCE/Plastic Ono Band

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The Durutti Column

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これらを聴いた上で、藤原ヒロシさん本人の音楽を聴くと、また違った感覚があるかもしれませんね。

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こちらの記事では1987年に藤原ヒロシさんがDJをしている様子をご紹介しています。

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お次はアート。右ページで一緒に写っているのはスケーターとしても知られるアーティスト、マーク・ゴンザレス。そして、紹介しているアート本についての藤原ヒロシさんのコメントが結構面白いです。ブルース・ウェーバーについては「彼の作品は好きなものばかりではないけど」、バスキアについても「バスキアは何でもいいわけではなく」、ダリにも「彼はすごく好きなわけではないけど」などなど、断りを入れているのがなんからしいなぁ、と。

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数年前に話題になった、全然噛み合っていない対談を思い出しました笑。

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続いて、コレクション。こちらもバウンティーハンターのヒカルさんとお揃いでフレッド・ペリーを着用。前ページでも着用しています。この頃のお気に入りだったんでしょうか。紹介されているのは、BOSEのラジカセやマックのパワーブック、バングアンドオルフセンの電話機など。

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こちらのページは”藤原邸の階段に集められた、ジャンルを問わない品々”。

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フランク・ロイド・ライトは僕も好きなんですよね。調べてみたら、91,300円…

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藤原ヒロシのベストワードローブ

藤原ヒロシベーシック、パート2は”そのファッション、定番と最新”。

イントロの文章がなかなかの名文です。

”小学校低学年でIVY、高学年でD.C.ブランドに目覚め、中2にしてセックス・ピストルズによるパンクの洗礼を受けた早熟な少年は、つねに時代のファッションとともに歩いてきた。アヴァンギャルドと紙一重、絶妙なバランスを保つトラディショナルが藤原ヒロシ流のベーシック。彼が選び、身につけるシンプルな服は懐かしく、それでいて新しく、僕らを納得させる強さがある。”

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ということで、こちらが”直観的、かつ合理的。今シーズンのベストワードローブ”。

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ワードローブの中心となっているのは、やはり自身が手掛けているグッドイナフやエレクトリックコテージなど。

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ですが、ギャルソンもあります。タグから察するに、田中啓一さんが手掛けていたコムデギャルソンオムかと思われます。”ギャルソンは高いけど、いつも好きなのがある”とのコメント。HFにとっても、ギャルソンって高いんですね。

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藤原ヒロシさんの影響は受けていないと書きましたが、右下のエレクトリックコテージの裾にラインが入ったネルシャツ、いいなと思ってペンキでネルシャツを塗って真似をしたような記憶が…影響受けてるやん。

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左下のTシャツもコムデギャルソンオム。

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Tシャツレイヤードの流行発信源は藤原ヒロシ

右ページはA.P.C.のデザイナー、ジャントゥイトゥと。左ページはファッションキーワード。ショートスリーブ、ミリタリー、スタジアムブルゾン。

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”数年前、アメリカを旅行中、中途半端な厚さに半袖Tシャツを2枚重ねて着ていたら、その後原宿ではシャツやTシャツのレイヤードが流行ってしまった”というエピソードが。本人は”見た目のかわいさも大事ではあるけど、やっぱり合理性が先です”とコメント。「格好良さ」ではなく「かわいさ」と表現しているのが興味深いですね。

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ファッションキーワード続き。アウトドア、アンダーカバー、ピーコート。アウトドアのくくりで紹介されているバートンのスノーボードウェアは確かに格好良いですね。

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アンダーカバーの伝説のコレクション、エクスチェンジ期のアイテム。僕も好きです。

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リラックスウェア、ローテクスニーカー、ヘッドポーター。スニーカーは全てヴァンズ。右上のはシュプリームとのダブルネーム。”バンズのスニーカーは、スケートボードがやりやすかった、というのと、作りがなんとなく雑なところがいいんです”。

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スケーターとしての顔も持つ藤原ヒロシさん。スケートのときに愛用していたスニーカーについてはこちらの記事で。

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次回に続きます。