僕の著書「結局、男の服は普通がいい」。
テーマは「服選びをかんたんに、自分らしく」。
内容は大きく2つ。1つ目はシンプルでベーシックなデザインの「普通服」。普通服には以下のメリットがあります。
- 誰にでも似合う
- コーディネートに悩まくていい
- いつまでも着られる
- リーズナブルな価格で手に入る
そして、もう1つが「ファッションのジャンル」。料理に「イタリアン」「中華」「和食」などというジャンルがあるように、ファッションにもジャンルがあります。 ファッションにジャンルがあることを理解していると、以下のメリットがあります。
- 自分らしい、自分のライフスタイルにマッチした服を見つけやすい
- コーディネートで悩むことがなくなる
- 効率的に買い物ができる
「結局、男の服は普通がいい」では定番ジャンルのなかから特に重要な<アメカジ><アウトドア><ストリート><ロック><ビジカジ>の5ジャンルをピックアップし、ファッションの多様性を楽しみながらも、効率的に服が選べる方法をご紹介しています。
ブログでは補足として、書籍には収まりきらなかったジャンルやアイテムについて詳しくご紹介していきます。
スケーター藤原ヒロシ
前回の記事では、今回ご紹介するのは<ストリート>を象徴するアイテムであるスニーカー。その中でもスケートカルチャーと馴染みの深いスニーカーをご紹介しました。
今回はその続き。そして、前回同様、記事を書くにあたって東京スニーカー史 。を参考にしており、当記事で引用している文章の出典は全てこちらです。
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東京スニーカー史はそのタイトル通り、東京を中心としたスニーカーの歴史についての内容。東京のスニーカー文化に多大な影響を与えた藤原ヒロシ氏の証言も数多く掲載されています。
モンクレーやブルガリなどのラグジュアリーブランドともコラボレーションをするなど、最近の活動から藤原ヒロシ氏をファッションデザイナー的な存在と思っている人も少なくないかもしれません。前回の記事でも少し触れましたが、藤原ヒロシ氏は東京のスケートチームの先駆け的存在だった「T19」のメンバーでもあるなど、東京のスケートシーン黎明期から活動するスケーターとしての顔も持っています。
https://www.pinterest.jp/pin/328410997806773061/
東京スニーカー史のスケートカルチャーの項で、藤原ヒロシ氏はこう語っています。
当時は<エアジョーダン1>の黒☓グレーや<コートフォース>の黒☓白をよく履いていました。あとはコンバース、ヴァンズ、エアウォークも。ソールが薄くてスケートがしやすければなんでもいいって感じでしたね。
前回の記事でもご紹介した、当時のスケーター御用達のスニーカー、エアジョーダン1。ご多分に漏れず藤原ヒロシ氏も着用していたようです。
NIKE AIR JORDAN 1 RETRO HIGH OG
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(記事執筆時の価格です)
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コートフォースは1987年に発売されたバスケットボールシューズです。藤原ヒロシ氏はコートフォースにかなり思い入れがあるようで、これまでに何度も自身のブランドとナイキとのコラボレーションでコートフォースを復刻させています。
NIKE COURT FORCE SP
¥19,800
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NIKE HTM COURT FORCE HGIH
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ダンク伝説誕生秘話
1990年代の中盤から後半にかけて巻き起こったスニーカーブーム。エアマックスやポンプフューリーなどのハイテクスニーカーがその象徴に挙げられますが、80年代以前に発売された、いわゆるヴィンテージスニーカーの価格も高騰しました。
https://www.pinterest.jp/pin/199917670945882905/
ヴィンテージスニーカーを代表するモデルとして挙げられるのが、ナイキのダンク。1985年に発売されたダンクは配色にカレッジリーグの強豪校のスクールカラーを取り入れました。
https://www.pinterest.jp/pin/709387378793198764/
それまでのバスケットボールシューズはホワイトカラをベースにしたものがほとんどだったので、ダンクの鮮やかなカラーリングは衝撃的だったそうです。そんな、ダンクについての藤原ヒロシ氏の証言がこちら。
1988年くらいに<エアジョーダン1>を探しに韓国へ行ったんです。たまたま入ったお店がナイキショップなのか、たんなるリテールショップかは憶えていませんが、そこで<ダンク>を初めて見ました。ジョーダンではないけど、珍しくていいかなと思って。そのお店にあるいいサイズをまとめて買いました。全部で30足くらいだったかな。色はネイビー☓イエローやホワイト☓ネイビー、ホワイト☓オレンジとか。友達のショップの買い付け用に回したり、お土産で配ったりもしていました。
ダンクのネイビー☓イエローはこちらのミシガン大学カラーのもの。
NIKE DUNK LOW "MICHIGAN"
¥23,980
(記事執筆時の価格です)
藤原ヒロシ氏のスニーカーの歴史を紐解いたこちらの書籍でも、ミシガン大学カラーのダンクが表紙を飾っています。
Sneaker Tokyo vol.2 “Hiroshi Fujiwara”
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今もスケーターに愛されるダンク
現在、ナイキにはNIKE SBというスケートボードブランドがあります(SB=SkateBoarding)。
ダンクはNIKE SBの定番アイテムとして今も展開されており、カラーや素材のバリエーションが非常に豊富。ソールにはオジリナルのダンクには搭載されていないズームエアが加えられるなど、よりスケートボードに適したスニーカーに進化しています。
NIKE SB DUNK HIGH PRO
¥12,370
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NIKE SB DUNK HIGH PRO
¥13,750
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現在のNIKE SBでもダンクは人気アイテムですが、商品によっては普通に定価で手に入れられる場合もあるので、是非お店やオンラインストアをチェックしてみて下さい。
この記事があなたのお役に立てば幸いです!