山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

【2001年メンズノンノ】ストリートスナップから紐解く通信デバイスの変化。【7月号】

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。
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90年代のファッション誌を中心に、昔のファッション誌のアーカイブを兼ねてご紹介する企画、ファッションアーカイブ。

これまでの記事はこちらから。

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引き続きメンズノンノ2001年7月号のご紹介です。

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同号のこれまでの記事はこちら。

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ストリートスナップでミニポーチが多い訳は?

”東京・大阪Tシャツ&小物、コーディネート実例”。スナップ特集ですね。メンズノンノは基本的にモード色の強い雑誌ですが、ここでピックアップされているスナップはかなりストリート色が強めです。

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興味深いのが、ウエストに小さいポーチを付けている人が多いこと。ブランドは吉田カバンのポーターや、アウトドアブランドのグレゴリーなど。これ、おそらく携帯電話を入れる為だと思います。

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当時主流だったガラケーは今のスマートフォンよりも分厚いので、パンツのポケットに入れると邪魔になっていました。特に、ジーンズだとガラケーの形でアタリが付いてしまうこともあったりしたので、服好きな人はこうやってポーチに入れていたのでしょう。つまり、通信デバイスファッションを変えたということです。

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そう言えば僕は当時、パンツのポケットにガラケーを入れており、ガラケーに付けていたストラップをずっとパンツの外に出していたら、ポケットが擦り切れてしまったことがありました。

また、当時は僕もそうでしたが今よりも煙草を吸う若者が多かったことも無関係ではないと思います。おそらく、こういったミニポーチにはガラケーと煙草とライターが入っていたのではないでしょうか。

 

ローテクスニーカー全盛期

そして、全員がプリントTシャツなのもかなり印象的です。

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今このように夏のコーディネートを6人分並べると、もっと無地Tシャツが多いのではないでしょうか。そう言えば僕も当時、夏場一枚で着るTシャツはほぼ全てプリントTシャツでした。

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靴は全員ローテク系スニーカー。2001年は完全にハイテクスニーカーブームは過ぎ去っていたことがよくわかります。

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緑色のTシャツはアンダーカバーのカウズコラボですね。夏ですが、全員がロングパンツ。そして、6人中5人がジーンズ。振り返って考えると、当時はまだショートパンツはファッションアイテムとしてはあまり市民権を得ていませんでした。シルエットは太くもなく、細くもないレギュラーシルエット。

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これだけの人がいても、ショートパンツはゼロ。ハイテクスニーカーもゼロ。コンバースやアディダスが中心です。

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パンツのシルエットはやはりレギュラーが主流ですが、フレアも少数、そしてスキニーは個性的(先進的?)な層が着用していたようです。

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当時僕はコムデギャルソンに思いっ切りハマっていたので、↑のドットTシャツや↓のスタッズシューズなど、当時のギャルソンのアイテムを見るとテンションが上がってしまいます。腰回りはミニポーチだけでなく、ウォレットチェーンも目立ちますね。

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以前こんな記事を書きましたが、2001年当時ウォレットチェーンは直球ど真ん中のオシャレアイテムだったことがこのストリートスナップからわかります。

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サンバイザー流行の発信源

ストローハットやポークパイなど、ハットのバリエーションが豊かです。

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サンバイザーは当時、浜崎あゆみさんのバックダンサーが着用していたこともあり、大ヒットしていたそうです。

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ショップスタッフのスナップ。当時はプレスとして雑誌に頻繁に登場していたビームスの土井地さんもお若いですね。夏ということもあり、ブレスレットなどのアクセサリーが多数。ネイティブ・アメリカンやスタッズなど、マスキュリンな雰囲気のものが中心。

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やはりストリート色強め。左ページ中央のインパクトの強い女性のイラストプリントのポエトリーオブセックスのTシャツを着た彼は、アディダスのテコンドーシューズを履いていますね。

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当時、僕も同じようなスニーカーを愛用していました。

”コメディアン”Tシャツはナンバーナインのもの。こんなのあったんですね。ちょっと欲しいです。

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やはり目立つのがネックレス。

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一番左の彼は、半袖Tシャツon長袖Tシャツにジーンズ、そしてナイキのダンクという裏原感の強いコーディネート。

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そして、やはりウエストにはミニポーチ。高橋盾さんと一緒に文化服装学院在学中にアンダーカバーを立ち上げた、一ノ瀬弘法さんが手掛けていたブランド、ヴァンダライズのものです。

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”日々変化する大阪のストリートファッションを見よ!”ということで、このページは大阪でのスナップのようです。

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総柄アイテムや派手な色使いは大阪っぽいなという感じ。

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大阪のショップスタッフ。チットチャットチョットやマンボラマは当時の大阪を代表するセレクトショップ。アーバンリサーチも当時はまだ全国展開はしていなかったと思います。

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メンズビオレ広告。

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ラコステ広告。

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BICOというオーストラリアのアクセサリーブランド。

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左ページ、フレッドペリー広告。

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エリザベス女王とのエピソードは知りませんでした。

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”写真つーのはさ、生きることなんだよね。”

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次回に続きます。