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10年以上住んでいるにもかかわらず、まだまだ知らない場所ばかりの東京を僕なりにディグ(掘り起こし)って、いく【トーキョーディグ】。
僕は東京が世界一ファッションの多様性がある街だと思っています。
そんな東京のファッションの素晴らしさを多くの人に伝えるために、この【トーキョーディグ】をベースにした英語ブログ「TOKYO FASHION DIG」の執筆を始めました。
【トーキョーディグ】のこれまでの記事はこちらです。
吉祥寺には意外と古本屋が多い
僕の趣味であり仕事でもあるのが、古本屋巡り。
上掲している神保町は既に何度も足を運んでいますが、神保町以外に古本屋が充実した街はもう東京にはないんだろうか?という疑問を持ち、グーグルマップで調べまくったところ、どうやら吉祥寺に古本屋が多いことを知りました。
頻繁ではありませんが、これまで何度も訪れている吉祥寺。
ですが、古本屋が多いというイメージは全くありませんでした。
今回の記事で登場している場所は、こちらのグーグルマイマップで共有しています。
古本よみた屋
まず訪れたのが、吉祥寺駅から歩いてすぐのところにある、古本よみた屋。「よみた屋」っていうネーミングがナイスですね。
僕が訪れたときは、店頭のワゴンで品定めする人が複数いて、賑わいを感じました。
古本屋にしては結構広めな店内にはファッションの書籍のコーナーがあり、いくつか気になる本もありました。
また、日本のメンズトラッドファッションを牽引したファッション誌、メンズクラブも多数取り揃えていて、ファッション系に力を入れていることが伺えました。
結局、僕が購入したのは、入って右側にあるお手頃価格の雑誌コーナーにあった、2010年代のPOPEYE。大好きなスタイリスト、長谷川昭雄さんが参加していた時代のものです。
昨日の吉祥寺古本屋ディグ、古本よみた屋で戦利品は10s長谷川昭雄さん期のPOPEYE。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年8月27日
長谷川さん期POPEYEは結構な数を@saito_d から譲って貰ったんですが、手元にないのを見つけました。
怒涛の情報量にはほんと、畏敬の念を懐きます。 pic.twitter.com/e3gpQHQMnA
古本のんき
次に訪れたのは、古本よみた屋から歩いて数分の場所にある、古本のんき。
こちらはこぢんまりしたお店ですが、ファッションのコーナーがありました。
80年代に発売された、ファッションデザイナーのインタビュー集など、気になる書籍もいくつか。インスタグラムに商品をアップされているので、雰囲気がわかりやすいと思います。
古本センター
次に訪れたのは、吉祥寺駅の南側、居酒屋などが立ち並ぶ雑然とした商店街の奥まった場所にある、古本センター。
↑の入り口は↓の建物の奥にあり、ちょっとわかりづらいと思います。
スマートフォンでグーグルマップを見ながら歩いていたのですが、気づかずに一度通り過ぎてしまいました。
こちら、僕が訪れたときはファッション系の書籍はほとんど見つけられませんでした。
では何故今回ご紹介しているかと言うと、このお店がいまどき珍しい「昭和な古本屋」の雰囲気だからです。
僕が子供の頃は、生まれ育った神戸にもこんな古本屋が結構あった記憶があるんですよね。
でも、もう神戸にはほとんどこんな雰囲気の古本屋やありませんし、東京も同様でしょう。
お店の結構な割合をエッチ系の書籍が占めているのも、昭和感があっていいなぁと思いました。
バサラ・ブックス
古本センターと同じ商店街にあるのが、こちらのバサラ・ブックスです。
古本センターとは打って変わって(失礼!)、お店も店主と思しきお兄さんも、オシャレな雰囲気。
↑の記事でも紹介されているように、音楽や映画、漫画などのサブカル系がメイン。
ファッション系はあまりありませんでしたが、僕が訪れたときは以前当ブログでもご紹介したビームスによる日本のカジュアルファッションの流れがわかりやすく学べる「WHAT'S NEXT? TOKYO CULTURE STORY」が置いてありました。
これ、是非とも多くの人に読んでもらいた超良書なんですが、今は絶版になっててAmazonではプレミアが付いちゃっているんですよね。
百年
お次は、東急百貨店の南側の筋にある、百年。
ちょっとわかりづらいですが、「STEPS」という服屋の隣にある階段を登った2階が店舗です。
こちらはアート系やカルチャー系がメインのようで、ファッション系はそれほど多くありませんでしたが、セレクトされた新刊本やインディペンデント系の雑誌など、こだわりが感じられる品揃え。
イベントも頻繁に開催しているようで、吉祥寺カルチャーの発信地的なお店のように感じられました。
防破堤
百年がある通りから一本南の通りから入った、住宅が立ち並ぶ筋に立て札がぽつりとあるのが防破堤です。
アパートのような建物の2階にある小さなお店。文学や映画、音楽などがメインで、こちらもファッション系は少なめ。
ブックマンション
「シェア型書店」という面白い業態のブックマンション。
お店は通りに面した階段を降りた地下にあるので、ちょっとわかりづらいかもしれません。
ツイッターにアップされているように、棚の一区画を個人がレンタルし、それぞれの本を置くというスタイルのお店。
ブックマンション、本日は閉店。お一人お一人の滞在時間長く、夕方以降はずっと話しっぱなし。声が、かすかすです笑
— ハタハタショボウ (@hata2books) 2022年9月14日
棚は、今日の選書を引き継いで(1枚目)。2枚目の写真は、店番前にCanvaで遊んでたら中西さんがリソで刷ってくれたもの。選書意図など。棚にもあるので、気になる方はご自由に〜! pic.twitter.com/pU6WZ5Kyk9
吉祥寺のブックマンション棚番号No.70、屋号「みなと広場」で棚主始めました。よろしくお願いします。#ブックマンション pic.twitter.com/tTOn0u65xv
— みなと広場 (@minatohiroba) 2022年9月11日
なので、置かれている本はその時々で変化するようです。
僕が訪れたときはファッション系はほとんどありませんでしたが、自分の想定外の本に出会えるという、リサイクルショップディグに近い宝探し感が楽しめる本屋なのかもしれません。
TOKYO BOOK PARK
TOKYO BOOK PARKは古本屋ではなく、吉祥寺パルコで開催されている期間限定のイベントです。
ですが、開催されているのが今年の5月から10月までのかなりの長期間。
なので、最近僕が吉祥寺を訪れるときは必ず寄るようにしており、以前の吉祥寺の記事でもご紹介しています。
今回も90年代と80年代のファッション誌を入手しました。
本日の戦利品。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年9月16日
吉祥寺パルコで開催中の @TOKYOBOOKPARK で、90sのショップ特集、80sデザイン特集のブルータス。
内容はそのうちツイッターかブログでご紹介するつもりです。 pic.twitter.com/XZbo62toNi
貝出汁 中華そば 竹祥
この日の昼食は、吉祥寺駅から徒歩数分のラーメン屋さん、貝出汁 中華そば 竹祥に。
新宿の記事や下北沢の記事でも触れましたが、貝出汁のラーメンって大好きなんです。
期間限定の貝柱出汁の塩そばも気になります。
お店は階段を降りた地下にあります。
券売機。支払いは現金のみでした。券売機の横に紙エプロンがあります。
カウンター席には食材のこだわりが。
ティッシュだけでなく、ウエットティッシュも各席に備えられているのは嬉しいですね。
今回は貝出汁醤油そば(850円)を大盛り(100円)でお願いしました。
柚子胡椒が別皿で供されます。
綺麗に盛られた麺。透明のレンゲって初めて見ました。
やはり貝出汁のスープは美味しいです。
自家製の貝つくねは、練り込まれている貝の食感が良く、とても美味しいです。
吉祥寺のランチはまだまだ未開拓なので、これからが楽しみです。