10年以上住んでいるにもかかわらず、まだまだ知らない場所ばかりの東京を僕なりにディグ(掘り起こし)って、いく【トーキョーディグ】。
僕は東京が世界一ファッションの多様性がある街だと思っています。
そんな東京のファッションの素晴らしさを多くの人に伝えるために、この【トーキョーディグ】をベースにした英語ブログ「TOKYO FASHION DIG」の執筆を始めました。
【トーキョーディグ】のこれまでの記事はこちらです。
この記事でご紹介しているお店などは、グーグルマイマップで共有しています。
京都発の貝出汁ラーメン
今回の訪問地は日本有数のオフィス街、ビル街としても知られる丸の内です。
が、その前にお昼ごはんを、ということで今回選んだのは銀座駅から徒歩5分くらいの場所にある麺屋優光 銀座店。
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京都が発祥のラーメン屋さんです。
ラーメン屋さんでは珍しい、フライドチキンのサイドメニュー。
銀座店限定のメニューもあります。
店内入ってすぐの券売機で食券を購入しますが、クレジットカードでの決済も可能。席に着いてから店員さんに声をかけ、支払いました。
席にあった「こだわり」。
今回お願いしたのは、淡竹(はちく)。900円。
ランチタイムサービスでご飯が付いてきました。
麺は自家製麺。
淡竹は牡蠣、あさり、しじみをベースに京都の醤油をブレンドしているそうです。強度発祥だから、ということでもないんでしょうけど、上品なお味。僕は元々貝出汁のラーメンは好きなので、美味しくいただきました。
丸の内のセレクトショップの丸の内ならではな特徴
さて、丸の内を【トーキョーディグ】で初めて取り上げるにあたって、何を切り口にしようかなーと思ったのですが、今回僕が選んだのはセレクトショップ。
実は以前勤めていたファッション企画会社で、丸の内のセレクトショップを定期的にリサーチしていました。
丸の内はオフィス街ということもあって、店舗数の多い大手セレクトショップでも、丸の内の店舗は他の店舗とかなり雰囲気が違っています。
また、丸の内ならではの散歩的な楽しみ方もできるので、服好きだけでなく、子供連れのファミリーなんかにもオススメのスポットだったりします。
エストネーション 有楽町店
麺屋優光 銀座店を出てまず最初に訪れたのが、エストネーション 有楽町店。
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丸の内にあるセレクトショップは、やはりオフィス街らしくスーツなどのドレス系アイテムが充実しているという特色があります。
そして、もうひとつがイタリアのブランドを取り扱っているお店が多いこと。
エストネーションでも、パンツ専業メーカーとして知られるPT TORINO(2020年春夏シーズンよりPT01から改名)や、ダウンジャケットで知られるHERNOなど、数多くのイタリアンブランドを取り揃えています。
子供連れも気楽に歩ける丸の内仲通り
エストネーションを出て、西に向かうと丸の内の目抜き通りとも言える、丸の内仲通りに出ます。
石畳の道に歴然と大きなビルが立ち並び、緑も豊かな丸の内仲通りはとても上品な印象。高級自動車のイメージフォトの撮影などでも度々見かけるように、高級感という意味では日本屈指の通りではないでしょうか。
しかもこの丸の内仲通り、昼間は歩行者天国になっています。自動車の心配をする必要がない場所は、小さい子供がいる親にとっては非常に気楽です。
飲み物や軽食を扱うキッチンカーも多数出店しています。
テーブルや椅子も随所にあるので、気軽にランチも楽しめます。
今回の記事ではあえて取り上げませんが、ラグジュアリーブランドも多数、丸の内仲通りに店を構えています。
このエルメスの凝ったディスプレイのように、各ブランドが趣向を凝らしたイメージを打ち出しているので、デザイン関係に興味がある人にはそれだけでも十分楽しめるでほう。
ビームス プラス 有楽町
次に向かったのが、ビームス プラス 有楽町です。
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ビームスプラスは、日本のセレクトショップの草分け的存在であるビームスが展開する、アメリカントラディショナルスタイルをベースにしたオリジナルブランドですが、僕としてはもはやひとつのブランドとしてご紹介したいくらい、独自の世界観と確かなクオリティを確立しています。
特に↑のインスタグラムでもスタッフがお揃いで着用しているブレザーの評価は高く、僕も2型所有して愛用しています。
6歳長女の入学式。寒いので冬物のビームスプラスのブレザーにしました。あとはイネスの白シャツ、GUのカットソースラックス。やっぱりカットソースラックスはラクチンですねぇ。 pic.twitter.com/4JTdpc8xOF
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2019年4月8日
今日は6歳長男の入学式。ノータイでちょっとカジュアルにしてみました。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年4月6日
ビームスプラスのブレザーにラルフのピンクストライプ(全然見えない)のシャツ、ランバンのスラックス、オールドコールハーン。 pic.twitter.com/37HhNcEGQY
僕が訪れたときはちょうど、ビームスのトラックが店の前に停まっていました。
CDG 丸の内店
次にご紹介するのは、セレクトショップではありません。僕の好みだけでピックアップする、CDG 丸の内店です。
こちら、以前はコムデギャルソン丸の内店だった店舗が、2019年にリニューアル。2018年にスタートした、コムデギャルソンの中では比較的低価格でロゴデザインが中心のブランド、CDGの単独店舗となりました。
店舗はCDGのグラフィックに埋め尽くされており、独特の世界観が味わえます。
GOOD DESIGN Marunouchi
続いてもセレクトショップではありませんが、面白いお店としてご紹介したい、GOOD DESIGN Marunouchi。こちらはグッドデザイン賞で知られる公益財団法人日本デザイン振興会が運営しているショップ。
企画展が頻繁に開催されています。
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僕が訪れた9月下旬には。東京藝術大学デザイン科の学生による、解体をテーマにしたエキシビションが開催されていました。
THE TOKYO 丸の内
丸の内仲通りを更に北上するとあるのが、THE TOKYO 丸の内。
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こちらは、後ほど登場するセレクトショップ、ストゥディオズが、同店を卒業した大人に向けて展開しており、ストゥディオズ同様日本発のブランドを数多く取り揃えています。
コムデギャルソン 丸の内店
丸の内仲通りを歩いていると目につく、ドット柄の個性的な店舗が見えてきます。
こちらはコムデギャルソン 丸の内店。コレクションラインのコムデギャルソン、コムデギャルソンオムプリュスの他、数多くのコムデギャルソンのブランドを取り扱っています。
同店内にはローズベーカリー 丸の内店も併設。軽食やドリンクが楽しめます。
ランド オブ トゥモロー 丸の内店
コムデギャルソン 丸の内店の向かいにあるのが、ランド オブ トゥモロー 丸の内店。この次にご紹介するセレクトショップ、トゥモローランドが運営しており、デザイナーズブランドなどのインポートをメインに取り扱っています。
トゥモローランド 丸の内店
そしてこちらが、トゥモローランド 丸の内店。
トゥモローランドは元々ニットメーカーだったため、ニットのオリジナルアイテムを得意としていますが、その他のオリジナルアイテムにも業界の内外から高い評価を得ています。僕も買うことはあまりありませんが、トゥモローランドのオリジナルアイテムには基本的に好感を抱いています。
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Le Dome 丸の内店
トゥモローランド 丸の内店を更に北上すると、丸の内ビルディングの大きな建物が見えます。
その角を右手に折れるとあるのが、Le Dome 丸の内店。大手アパレル企業、ベイクルーズが運営するセレクトショップ、メンズのエディフィス、レディスのイエナの共同店舗です。入り口脇にあるエッフェル塔からも分かる通り、フレンチスタイルをベースにしたセレクトが特徴です。
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ビームス ハウス 丸の内
丸の内ビルディングの1階に大きく店を構えているのが、ビームス ハウス 丸の内。先程のビームスプラスとは大きく異なり、イタリアンドレススタイルがセレクトの中心になっています。
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ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店
ビームス ハウス 丸の内のワンフロア上の、丸の内ビルディングの2階にあるのがビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店。後述するユナイテッドアローズ 丸の内店よりもカジュアルな印象で、多彩なブランドとオリジナルアイテムを取り扱っています。
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ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 丸の内店
丸の内ビルディングの3階にあるのが、同じユナイテッドアローズが展開するユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 丸の内店です。グリーンレーベル リラクシングは郊外のショッピングセンターなどにも出店しており、手頃な価格のオリジナルブランドアイテムを主に取り扱っています。
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これぞ東京!な行幸通り
丸の内ビルディングを出て、丸の内仲通りを更に北上すると、大きな通りに出ます。こちらは行幸通りと呼ばれている通りで、正式名称は東京都道404号皇居前東京停車場線 というそうです。
右手を見ると東京駅、左手を見ると皇居の木々が見える、いかにも東京!と思えるスポット。腰掛けられる場所も多く、一休みするのにも最適です。
ユナイテッドアローズ 丸の内店
行幸通りを渡ってすぐ、新丸の内ビルディングの中にあるのがユナイテッドアローズ 丸の内店です。こちらはこれまでご紹介してきたユナイテッドアローズが展開する各店と比べ、最もドレッシーな印象。また、シルバーアクセサリーの代名詞的ブランド、クロムハーツも取り扱っています。
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スターバックス コーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店
写真からもおわかりになると思いますが、この日はとても良い天気だったので、行幸通りを西に、皇居の方へ足を向けました。
皇居のお堀にかかった橋を超え、右手に見えるのがスターバックス コーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店。
店舗名から分かる通り、目の前には和田倉噴水公園という公園の中に、スターバックスのお店があるのです。
お店の前には開放感のある公園の水場。そして、その奥に見えるのは皇居の木々。
スターバックスの隣には、無料休憩所もあります。
公園にはこんな感じの水路が設けられています。
随分前に家族でここを訪れたことがあったのですが、まだ小さかった長女はここでかなり楽しそうに遊んでいた記憶があります。僕個人としても、こういう公園って好きです。
神保町まで徒歩20分
この後、まだ時間があったので、神保町まで歩いていきました。所要時間は20分ほど。
20分くらいで神保町着。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年9月30日
さぁ、ディグります。 pic.twitter.com/Xo9n1VFqtW
東京は意外とコンパクトな街なので、歩いて移動しても楽しいと思います。
僕はこの後、この記事でご紹介している神保町の古本屋さんをディグ。
その後、地下鉄神保町駅から半蔵門線で表参道駅まで行き、こちらの記事でご紹介している原宿の古着屋さんもディグり、帰宅。東京を満喫しました。