10年以上住んでいるにもかかわらず、まだまだ知らない場所ばかりの東京を僕なりにディグ(掘り起こし)って、いく【トーキョーディグ】。
僕は東京が世界一ファッションの多様性がある街だと思っています。
そんな東京のファッションの素晴らしさを多くの人に伝えるために、この【トーキョーディグ】をベースにした英語ブログ「TOKYO FASHION DIG」の執筆を始めました。
【トーキョーディグ】のこれまでの記事はこちらです。
この記事でご紹介しているお店などは、グーグルマイマップで共有しています。
土地勘のない大宮で古着屋さん探し
【トーキョーディグ】と銘打っていながら、今回の舞台は埼玉県の大宮です。
大宮でとある用事があり、それが終わったのが夕方。
用事がどういったタイミングで終わるのか、それとも終わらないのかもわかっていなかったので、大宮について事前に下調べなどはしていませんでした。
大宮に住んでいた妻の親戚を訪ねてきたことがこれまで何度かあったので、全く知らない土地ではありませんが、服屋もご飯屋さんも、どういうお店があるのかはほとんど知りません。
ということで、早速グーグルマップで「古着屋」を検索すると、大宮駅の近くに古着屋さんが集まっている、一の宮通りという通りがあることがわかりました。
諸々あって、今大宮駅でひとりでいます。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年11月12日
ひとまず、古着屋が集まってる場所があるみたいなんで、ブラブラしてみますかね。 pic.twitter.com/inX8153n9b
一の宮通りの入り口にあったのは、お馴染みセカンドストリートの大宮東口店。じっくりディグっても良かったんですが、この後訪れたいお店が沢山あったので、店内をざっと確認するだけにしておきました。
90sギャルソンが充実のブランド古着屋
CLEO Men'sは店の規模はそれほど大きくないんですが、その雰囲気が大学生のときによく通っていた、大阪アメリカ村のブランド古着屋さんを思い出されて、懐かしい限り。しかも、僕が大好きな90年代のコムデギャルソンの品揃えが充実していました。
こちらはCLEOというブランド古着屋さん。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) November 12, 2022
こじんまりしたお店ですが、90sプリュスや田中オムなどギャルソンが充実。
大好物であるプリュス97AWバイアス期のシャツを見つけ、「めちゃくちゃ格好良い!」と喜び勇んで着てみたら、全然似合わず笑
見て格好良い服=着て格好良い服、とは限りませんねー。 pic.twitter.com/Ho1IZZTAYI
その他、一の宮通りで多かったのは、アメカジ系の古着屋さん。
ですが、お店の前でスタッフの方が煙草を吸っているところが結構多かったので、そこは残念ながらスルーさせてもらいました。
築80年の古民家を改装した古着屋さん
一の宮通りを進んでいくと、なにやら惹かれるビジュアルのお店に遭遇。
暖かな光に、豊かな緑が映えるディスプレイ。お店に足を踏み入れました。
BANKARAという古着屋さんです。
めちゃくちゃ素晴らしい古着屋さんに出会ってしまいました。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) November 12, 2022
お店の雰囲気も、セレクトしている古着も、スタッフさんの感じも最高。
許可をいただき、店内の写真も沢山撮らせてもらったので、近々ブログでもご紹介します。https://t.co/krtQVv0PEY pic.twitter.com/MdSFB5Cypb
築80年の古民家を改装したという店内は非常に広く、商品数も充実しているので、見応えがあります。
統一感のあるセレクト
品揃えの中心は、いわゆるレギュラー古着と言われるもの。
おそらく、買付の中心はアメリカだと思われます。
エディー・バウアーやL.L.Bean、GAP、ポロ・ラルフローレンなど、一般的な古着屋さんでよく見かけるブランドが並んでいます。
ですが、セレクトされているアイテムに統一感があり、それが店舗の雰囲気にもマッチしているので、ショップのコンセプトがきちんと確立されていることがはっきりとわかります。
どこにでもありそうだけど素敵なポイントがある古着
また、上掲のようなブランドは、悪い言い方をすると、どこにでもある「ベタ」なブランド、とも言えますが、BANKARAでセレクトされている古着はどこかしら面白いディティールやデザインのものが多く、バイヤーが非常に良い仕事をしていることが伺えます。
それぞれの服の詳細はお店のインスタで見てもらったほうがわかりやすいでしょう。
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どこにでもありそうだけど、何かしら他とは違う素敵なポイントがある古着。それがBANKARAのセレクトの魅力ではないかなと思いました。
確固とした美意識が感じられる
BANKARAの魅力は古着だけではありません。
広い店内のそこかしこに置かれた、器や小物、雑貨など。
古着も雑貨も確固とした美意識のもとで選ばれていることがわかります。
また、店内に置かれたオブジェなどにも統一感があり、古着の良さを一層引き立てています。
絶対に居心地良いコワーキングスペース
店内には階段があります。
「2F 古着 コワーキングスペース」の案内。
木製の階段を上がります。
2階は天井の梁が見えるなど、より昭和な雰囲気が強く感じられます。
1階も広々としていましたが、2階には本棚やテーブル、椅子などがあり、更にリラックス感があります。
2階の奥の部屋はコワーキングスペース。2時間500円でWi-Fi、コンセントあり。
いかにも古民家らしい、細い廊下を通って行きます。
こちらがコワーキングスペース。とっても居心地が良さそうなので、もしかしたら仕事はあまりはかどらないかもしれません笑。
2階にも数多く古着が並びます。
基本的にユニセックスで提案しているようですが、2階はワンピースやスカートなどのレディスアイテムが比較的多いようでした。
BANKARAの全部に惚れ込んでしまいました
広い店内を一巡して、僕はBANKARAの雰囲気の良さとセレクトしている古着の素晴らしさに感動を覚えました。
この素晴らしいお店を是非ともブログでご紹介したいとスタッフさんにお声掛けしたところ、快諾をいただいたので、こうやって店内で写真も撮影させていただきました。
スタッフさんも非常に気さくで素敵な方。
お店、商品、スタッフさんと、BANKARAの全部に惚れ込んでしまいました。
2022年現在、僕の好きな古着屋さんランキング圧倒的1位です。
意外と気軽に行ける大宮
この後、電車で帰宅したのですが、大宮から新宿までは湘南新宿ラインで約30分と、意外と時間がかからないことを知りました。
これまでは車でしか大宮に行ったことがなく、時間がかかるというイメージがありました。
ですが、今回割と気軽に行けることがわかったので、折を見てこれから何度もBANKARAを訪れたいと思っています。
超ジャンキーなジャンクガレッジ
さて、スタッフさんに別れを告げてお店を出ると、夕食時になっていました。
大宮で訪れておきたいラーメン屋さんがあったのです。それがこちらのジャンクガレッジ。
埼玉県を中心に展開しているラーメン屋さんですが、以前幕張にも店舗があったことがあり、そこで食べたラーメンが非常に印象深く、また食べてみたいと思っていました。
ジャンクガレッジは大宮に2店舗あり、今回僕が訪れたのは大宮2号店です。
僕が選んだのは、まぜそば(730円)。食券を購入して着いた席にあったのはラーメン、まぜそばそれぞれに提供される無料トッピングの表。僕は「4:辛味」以外の「1:ニンニク」「2:アブラ」「3:エビマヨ」「5:チーズ」「6:ベビースター」を増しでお願いしました。
程なくして提供されたのが、こちら。
前回僕が食べたときに衝撃を受けたのが、このベビースターラーメン。
まぜそばのトッピングにベビースターラーメンって、かなりトリッキーだと思われるかもしれませんが、これが実に美味しいんです。
チーズやエビマヨなどの他のトッピングからもわかる通り、非常にジャンキーなお味。しっかり混ぜてからいただきましたが、最後までとっても美味しかったです。
こうやって記事を書いていると、また食べたくなってしまいました。
大宮には他にも魅力的なラーメン屋さんが沢山あるみたいですが、またジャンクガレッジを選んでしまいそうです笑。