目次:
- 吉祥寺で開催される古本市
- 人気セレクトショップとコラボするラーメン屋
- 住宅街に馴染んだ店構え
- ステッカーやアートワークだけでも楽しめる店内
- 雰囲気が良い西荻窪
- 品揃え充実の吉祥寺のリユースショップ
- 一期一会の古本市で本気のディグ
- 井の頭公園でちょっと一休み
- 吉祥寺のんびりエリアで古着屋巡り
なんだかんだで僕が好きなのは、見たこともないファッションに出会うこと。
そして、美しいものや美味しいものに出会うこと。
とはいえ、僕はアートに精通している訳ではなく、グルメと呼べるような舌も経験もありません(基本的にひとりの外食は麺類がほとんどですし)。
また、知らないところに行くのはちょっと身構えてしまう性格なので、既に東京に10年以上住んでいるのにも関わらず、まだまだ訪れてもいない街がたくさんあります。
せっかく東京に住んでいるのにそれはもったいないと思ったので、そんな僕が東京を僕なりにディグって(掘り起こして)いく新企画【トーキョーディグ】を始めます。
吉祥寺で開催される古本市
先日ツイッターで、吉祥寺で古本市が開催されることを知りました。
ちょうど久し振りに吉祥寺に行こうかと思ってたところ。 https://t.co/YArCQJcstP
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年5月19日
最近、吉祥寺には行ったことはあったのですが、行き先は子供を連れての井の頭自然文化園。
本日のメインは井の頭自然文化園。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) April 8, 2022
平和でした。 pic.twitter.com/lB0rbGQAeu
自分ひとりで吉祥寺の街を歩いてはいなかったので、この古本市が良い機会だと思い、久し振りに吉祥寺を訪れることにしました。
今回訪れたお店はこちらのグーグルマイマップで共有しています。
人気セレクトショップとコラボするラーメン屋
その日新宿に用事があったので、新宿から中央線で吉祥寺に向かうことに。
新宿から吉祥寺に行くことは普段ほとんどないので、グーグルマップでルートを確認すると、西荻窪を通ることに気が付きました。
西荻窪には以前から行ってみたいラーメン屋さんがありました。
それが、麺尊 RAGE。
麺尊 RAGEについては、吉祥寺のthe Apartmentのブログで知りました。
the Apartmentはニューヨークのカルチャーを独自のフィルターを通して発信する人気セレクトショップ。
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僕がヴィンテージモンベルがハマるきっかけはthe Apartmentのブログでした。
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上掲のthe Apartmentのブログ記事にもある通り、the Apartmentのスタッフが麺尊 RAGEのラーメンにハマり、通うようになったことから交流が始まり、セレクトショップとラーメン屋という異色のコラボまで行われるほど。
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住宅街に馴染んだ店構え
the Apartmentのスタッフが激賞する麺尊 RAGE。
以前から一度食べてみたいと思ってはいたんですが、西荻窪は僕にとってなかなか訪れる機会がない街でした。
ですが、今回新宿から吉祥寺に向かう際に途中下車すれば良い、ということに気付いたので、初訪問することにしました。
西荻窪の駅を降りて、商店街を南に下って行きます。
商店街というより住宅街というような雰囲気になってきて、こんなところに人気ラーメン屋があるのか、ちょっと不安にもなってきます。
麺尊 RAGEは気をつけていないと通り過ぎてしまいそうなくらい、街並みに馴染んだ店構え。
店頭の看板。
英語のメニューもあります。実際僕が訪れたときも、片言の日本語でオーダーする外国人のお客さんがいました。
僕が訪れたのは平日の11時過ぎでしたが、席はほぼ埋まっており、その人気の高さが伺えました。
ステッカーやアートワークだけでも楽しめる店内
店内の壁面にはまるでストリート系のショップのように、ステッカーが貼られています。
ちょうど僕が座った席には、the Apartmentのステッカー(中央ブラウン地)もありました。
お店のインスタグラムからも分かる通り、ステッカーの他にもアート作品やスケートボードなどが飾られています。ストリート好きの人ならば、ラーメンを食べなくても充分楽しめそうなくらいです。
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もちろん、せっかく訪れたんですからラーメンを食べますよ。メニューです。
メニュー裏面には食材の説明。
看板メニューである、軍鶏そばをお願いしました。お洒落なスタッフのお兄さんが運んできてくれた軍鶏そばは、期待通りの美味しさ。
ですが、期待以上だったのがこちらの替え玉。
グーグルマップのレビューを見ていて、替え玉の評価が非常に高かったので頼んでみたら、大当たりでした。
この替え玉を残ったラーメンのスープに浸してつけ麺のように食べるのですが、この替え玉自体にも味が付いています。
なので、替え玉だけでも美味しいし、もちろんつけ麺にしても美味しいという、初めての体験。替え玉だけで食べる→つけ麺にして食べる、というローテーションをしながら全部平らげて大満足。
次は是非煮干しそばも食べてみたいですね。
雰囲気が良い西荻窪
さて、お腹いっぱい。
西荻窪から、今日の最大の目的地である吉祥寺までは一駅しか離れていないので、腹ごなしがてら歩いてみることにしました。
中央線の街は、猥雑な雰囲気が強く、正直僕はちょっと苦手なイメージがあります。ですが、今回初めて訪れた西荻窪は非常に雰囲気が良い街だと感じました。
例えば、麺尊 RAGEの並びにある不動産屋さん。店頭に並べられたサボテンも含め、店構えの昭和感が素敵です。
こちらは西荻窪から吉祥寺に向かう途中に見つけた、元歯科医院と思しき建物。なかなかの存在感を放っていました。
西荻窪の駅前で、こんな看板も発見。
SPY×FAMILY、今家族皆でハマって観ています。アマプラで観られるのがありがたいです。
麺尊 RAGEから僕の脚で約30分ほど歩くと、吉祥寺のthe Apartmentに到着。(今回ご紹介したお店の位置は、記事最後のグーグルマップにまとめています)
こちらでは履き心地が良くてこの日も履いていた靴下、レイルロードソックのレディスサイズのブラックを発見。ちょっと気になったものの、黒の靴下はあまり履かないのでスルー。
お店の近くでは、スタッフの方がブログ&インスタ用と思われる写真を撮影していました。
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品揃え充実の吉祥寺のリユースショップ
さて、以前吉祥寺を訪れたときに、とても印象的だったのがリユースショップの品揃えの良さ。僕の大好物のコムデギャルソンやハイテクスニーカー、当時注目していたオールドマルイ系など、今振り返って見てみると「買っておけば良かった」と思ってしまうような良品がたくさんディグれました。
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なので、今回も吉祥寺のリユースショップを一通りまわることにしました。
まずは、the Apartmentの近くにあるモードオフ吉祥寺店。
ここでは初っ端から、大好きなエアマックス93をディグ。
大好きとは言え、色違いは持っていますし、そもそもその色違い自体全然履いていないんですけどね笑。この日もそうですが、実際に着用するのは履き心地が最高のアシックスばかりです。
店内では00sと思しきイッセイミヤケのシューズなど、いくつか気になるアイテムはありましたが、購入には至らず。
ちなみに、このモードオフ吉祥寺店の隣には、楽器スタジオやオーディオサロンなどを備えた、音楽系に強いハードオフがあります。
そんなモードオフを出て通りの向かいに目をやると、古本屋を発見。
こちらは藤井書店というお店。
僕の目当てのファッション系の書籍はあまりありませんでしたが、映画や写真、アートなどのカルチャー系の品揃えが豊富でした。
街の中心地である吉祥寺駅方面へ向かいます。
アーケードの中にあるのが、セカンドストリート吉祥寺サンロード店。
上掲インスタの多くはこちらの商品でした。面積は広くないものの、4フロアからなる店内はデザイナーズからアメカジ古着まで幅広い品揃え。今回はこれ!という商品はありませんでしたが、定期的にチェックしていると掘り出し物に巡り会えそうな気がします。
セカストを後にし、アーケードを抜け、東急百貨店方面へ。洒落た小さなお店が立ち並ぶエリアに、原宿シカゴ吉祥寺店があります。
もしかしたら、東京の古着屋さんで僕が一番買い物をしているのは原宿シカゴかもしれません。いつも行っている原宿や下北沢と同じように、気兼ねなく入ることができる広い店内には、たくさんのリーズナブルなアメリカ古着がたくさん並んでいます。こちらでは、90年代を代表するテニスプレイヤーであるアンドレ・アガシのシグネチャーラインであるナイキのチャレンジコートのTシャツを見つけたのですが、残念ながらサイズが合わず。
一期一会の古本市で本気のディグ
その後は、この日の一番の目的だった、吉祥寺パルコ2階で開催されている古本市「TOKYO BOOK PARK吉祥寺」へ。
「最高の古本屋」イズ・バック。昨年10月に惜しまれつつ幕を閉じた「TOKYO BOOK PARK吉祥寺」(@吉祥寺パルコ)が帰ってきました!本日から5ヶ月ちょっとの間、約20店の古本屋がわくわくをもりもりに並べて皆様のご機嫌を伺います。それでは10月末までご贔屓のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/nI3RB2fipd
— TOKYO BOOK PARK (@TOKYOBOOKPARK) 2022年5月20日
TOKYO BOOK PARKは複数の古本屋さんが参加する移動型の古本市で、以前東急ハンズ新宿店で開催されていたところに偶然遭遇したことがありました。
新宿のハンズで古本イベントやってるのに偶然遭遇。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2021年11月12日
で、爆買してます。 pic.twitter.com/7s6QSPEgSr
ファッション系を中心に、僕の琴線に触れる品揃えで、新宿ではかなりの本を購入しました。
今日の戦利品。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2021年11月12日
僕が生まれた1980年前後のポパイが充実していました。
テニス特集は全てゲット。自転車特集やアラスカ特集なんかも読むのが楽しみです。 pic.twitter.com/HGf1TsDBTq
最後は98年オリーブ。広末涼子。可愛いの最上級。 pic.twitter.com/zBdxuNO3Dz
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2021年11月12日
今日の戦利品。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2021年11月19日
’88宝島。
ブルーハーツの東北ツアー密着。パンク研究。
そして、高木完&藤原ヒロシの初代ラストオージー! pic.twitter.com/iONE0FidB0
今回もファッション系の雑誌や書籍が充実。僕も所有しているマルタン・マルジェラ特集のスタジオボイスを発見。
古本は古着以上に一期一会な気がしています。ですので、こういう古本市では、会場内を隅から隅まで、本気でディグります。今回は冊数がかなり多かったので、30分以上は会場にいたのではないでしょうか。
井の頭公園でちょっと一休み
会場を後にしてから、目がかなり疲れていることに気が付きました。ずっと歩きっぱなしの立ちっぱなしで、体も疲れているので、ちょっと一休みをしに井の頭恩賜公園に向かいます。
吉祥寺駅から南下し、雰囲気の良いショップが並ぶ一角を抜けると緑が目に入ってきます。
駅からだと5分くらいでしょうか。
平日ということもあり、のんびりとした雰囲気。広がる緑を眺めながら、体を休めます。
とはいえ、気になるのがディグってゲットした古本。今回は90年代のPOPEYEを3冊購入しました。内容については、おいおい当ブログ【ファッションアーカイブ】でご紹介する予定です。
それに加えて、「エルマーのぼうけん」シリーズを購入。
我が家は2週間に一度図書館に行って子供たちの絵本などを借りているのですが、エルマーは6歳長男の大お気に入り。何度も借りているので、それくらい好きならば購入してしまおうと思っていた矢先に、今回の「TOKYO BOOK PARK」で見つけたので、ラッキーでした。しかも、1965年の第2刷。この後、持って帰って6歳長男に見せると大喜びしていたので、それだけでも今回のディグの価値はありました。
一休みするだけのつもりでしたが、あまりに平和な雰囲気に思わず長居してしまいました。
若いカップルがブランコで遊んでいるのとか見ていると、微笑ましくなってきます。
街と自然の距離が非常に近いのが、吉祥寺の良いところだと思います。
吉祥寺のんびりエリアで古着屋巡り
井の頭公園を後にして向かったのが、スニーカーショップSKIT 東京・吉祥寺店。
ユーズドのスニーカーが所狭しと並べられている店内は、スニーカー好きにとってはまさに眼福。久し振りに訪れた店内の大半は人気のナイキですが、以前はほとんど扱われていなかったアシックスが大幅に増えていたことに驚きました。個人的にとても思い入れのあるアシックスの人気が高まっているのは素直に嬉しいです。
この井の頭公園の北側のエリアはどこかのんびりとした雰囲気があります。この辺りに来たら必ず訪れるショップのひとつがこちらのL.L.Bean Flagship 吉祥寺店。
こちらも必ず訪れるサンタモニカ吉祥寺店。渋谷や表参道にもお店を構える、東京の古着屋さんの中でもかなりの老舗。
その隣に新しくGOOFY'Sという古着屋さんができていました。
新店舗だからでしょうか。現時点ではグーグルマップには掲載されていませんでした。
↓の記事に貼られているお店のインスタグラムも現在は削除されているようで詳細は不明ですが、この日はちゃんと営業していました。品揃えの中心はベーシックなアメリカ古着で、イマドキな女の子で賑わっていました。
実は、このエリアはその他にも古着屋さんが密集しています。今回はあまり時間がなかったので、大きめのところだけ周りました。
そのひとつが、下北沢や渋谷にも店舗があるNEW YORK JOE EXCHANGE吉祥寺店。
買取に力を入れているので古着屋さんと言うよりも、リユースショップに近く、比較的お手頃価格で掘り出し物に出会えるお店です。こちらでは先程の原宿シカゴと同じく、ナイキのアンドレ・アガシモデルのTシャツを発見。スルーしましたが、この記事を書いている今もちょっと心残りだったりします…
RAGTAG 吉祥寺店は、コムデギャルソンの棚をざっとチェック。
他にも訪れたい古着屋さんはたくさんあったのですが、また次の機会に。
次はどこに行きましょうかね。
この企画が続くかはどうかはわかりませんが、週に一度か2週に一度くらいは馴染みのない街に出掛ける機会になればいいなと思っています。