僕は約10年間くらいずっと五本指靴下を愛用していました。その発端は、ジョギングのときの膝痛防止のため、五本指スニーカーのファイブフィンガーズを履いていたからです。
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久し振りに穿いてみた普通の靴下
随分前にファイブフィンガーズは履かなくなったにも関わらず、なんとなく惰性で五本指靴下はそのまま穿き続けていました。ですが、久し振りに普通の靴下を穿いてみると、リラックス感があっていいな、と思いました。
靴下は長年ワークマンの五本指白靴下一択でしたが、今日はなんとなく普通の靴下を履いてみました。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2021年9月30日
ぴったりフィットする五本指とは違い、リラックス感があっていい感じ。
最近は非常にシンプルな服しか着なくなっているので、こういう柄靴下もいいかも。
良い普通の靴下探し、楽しみです。 pic.twitter.com/nhvkUSVOBD
色や柄の靴下も良いのですが、ここ数年はずっと無地の白の靴下がメインになっているので、何か良いのはないか、リサーチを始めました。
まず初めにワークマンのをいくつか試してみましたが、ピンと来るものには出会えませんでした。
今日、僕が探していたのが靴下。長年5本指白靴下一択でしたが、最近普通の靴下もいいなぁと思い始めたので。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2021年10月14日
色物柄物もいいんですが、メインに履くのは白なので、まずはワークマンで物色。
お手頃価格の白靴下が沢山ありますが、どうせなら面白いのが欲しいなと思い、4枚目の裏面シルクのを購入。 pic.twitter.com/xNJbuVJTpy
セレクトショップ、百貨店、スポーツショップ、そして靴下専門店など、靴下を置いてあるお店を思いつく限り色々周ってみましたが、そもそもロゴもなにも入っていない真っ白の靴下って意外と売ってないんですね。
下北沢のドンキで出会ったレイルロードソック
そんな中、下北沢のドン・キホーテで見つけたのがレイルロードソックの白靴下。
長年愛用した五本指靴下にしばしの別れを告げ、新たな白靴下を探していたんですが、下北沢のドンキで前から気になっていたレールロードソックスを発見。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年1月28日
いかにも米国製らしい、粗野な生地が新鮮です。 pic.twitter.com/CRqDkv4v17
レイルロードソックは1901年創業のアメリカの老舗靴下メーカー。その名の通り、鉄道員向けの靴下の製造から始まったそうで、大好きな原宿のセレクトショップ、プロップスストアや吉祥寺のジ・アパートメントなど、信頼の置けるショップで取り扱っていたので、以前からちょっと気になっていました。
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なので、ドンキで見つけたのも縁だと思い、購入してみました。
お値段は3足セットで1,419円(税込)。後述しますが、ドンキだからといってそんなにお買い得な価格ではありませんでした笑。
メイド・イン・USAならではの粗野な雰囲気
さて、こちらがレイルロードソックのクルーワークソックスです。
レイルロードソックを語る上で最も重点を置かれているのがメイド・イン・USAであること。商品にはそれを誇示するシールも貼られています。
正直、僕はそこまでメイド・イン・USAに対して思い入れはありません。
ですが、やはりアメリカ製には独特の雰囲気があることは、感じます。
プロップスストアやジ・アパートメントのブログでも触れられていましたが、レイルロードソックは生地感がかなりアメリカン。具体的に何がどうアメリカンなのかというと、ごわつきがあって粗野な雰囲気なのです。
高校時代に愛用していて、最近メルカリディグで手に入れたアメリカ製のMEIのバックパックも同様なんですが、アメリカ製ってやっぱり粗野な雰囲気のものが多いんですよね。国民性や土地の風土、空気感など、様々な要素が絡み合って醸し出されているんだと思います。
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優しい穿き心地を生み出すパイル地
裏返してみたところ。
特筆すべきは、足部分のパイル地でしょう。このパイル地が、レイルロードソックならではな優しい穿き心地を生み出しているのだと思います。
これが僕が望んでいたはき心地だ
さて、実際の着用感。僕は週に一度はリサーチで半日以上新宿や原宿、渋谷や神保町、下北沢などの街々を歩き回ります。
また神保町来てる pic.twitter.com/w58gTDnMGH
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2021年3月18日
これまで、長時間に及ぶリサーチを終えて帰宅して靴下を脱いだときに靴下の締め付けからの開放感がありました。
ですが、レイルロードソックをはいてリサーチをした後に脱いでも、開放感が全くないのです。
その理由は、レイルロードソックを穿いているときはずっと開放感があるから。レイルロードソックの穿き心地は非常にリラックス感が高いのです。
レールロードソックスを初着用。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年1月31日
締めつけが全くなく、かなりリラックス感がある履き心地です。
これまで履いてきた靴下では味わえなかった感覚。
裏はパイル地でちょっと厚手。洗濯を重ねるとどうなっていくのか、楽しみです。 pic.twitter.com/qMedk3lnjI
僕がこれまではいてきた靴下はどれもフィット感がありました。ですが、レイルロードソックにはフィット感はありません。まるで、足を優しく包まれているような感触です。締め付けがないので、血流も阻害されていないのでしょう。これまで穿いていた靴下よりも、疲れにくい感覚があります。
なので、人によっては戸惑いがあるかもしれません。フィット感がある方が好みだ、という人も少なくないでしょう。
レイルロードソックは僕にとって初めてのフィット感がない靴下でしたが、僕にはぴったりでした。
こんな穿き心地の靴下があることを知りませんでしたが、「これが僕が望んでいた穿き心地だ」と思えるくらいです。
僕が溺愛するアシックスのトレイルランニングシューズ、トレイルスカウトとの相性は抜群。ただでさえ良かった履き心地が更に良くなりました。
ですが、レイルロードソックは結構厚手なので、フィット感が調節できないシューズだと着用感がきつくなってしまう可能性もあります。僕の場合、ブランドストーンのブーツはちょっときつめになってしまいますので、愛用しているシューズのタイプによっては注意が必要です。
レイルロードソックはどこで買えばお買い得?
さて、レイルロードソックは当然オンラインでも購入可能。現時点で、Amazonだと6足セットで2,590円。
楽天市場でもほぼ同価格です。
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新宿のルミネエストにも店舗がある「RAWDRIP」というセレクトショップでは6足パックが2,200円で販売されていました。
レイルロードソックのクルーソックスには白以外にも、ネイビー、ブラック、グレーなどのカラーバリエーションがあります。
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また、クルーソックス以外にも色々バリエーションがあります。こちらはアンクル丈のクオーターソックス。
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もう少し短めで、抗菌防臭作用のある銅繊維が混紡されているモデルも展開されています。
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次に狙っているのは糖尿病患者向け靴下
そして、僕が面白いと思ったのがこちらのヘルストラックという靴下。この靴下にはリブがありません。パッケージには「THERAPEUTIC」と記載されていますが、これは「治療上の」という意味で、糖尿病患者などが対象の、できるだけ足を締め付けないようにと配慮された靴下だそうです。
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次に買うのはこのモデルかな、思っています。
余談。靴は漢字で「履く」。靴下は「穿く」が正しいそうです。
同じ「足にはく」ものでも、靴などは「履く」ですが、靴下や足袋は「穿く」(常用漢字でないため新聞ではひらがな)。スカート、ズボンなどのほか、下着も「穿く」ですね。 https://t.co/WTEQX2ZVxj pic.twitter.com/PkhD9IvxX1
— 毎日新聞 校閲センター (@mainichi_kotoba) 2016年3月28日