10年以上住んでいるにもかかわらず、まだまだ知らない場所ばかりの東京を僕なりにディグ(掘り起こし)っていく【トーキョーディグ】。
これまでの記事はこちらです。
www.yamadakoji.com そう言えば、日本のファッションの発信地として最も知られている街である原宿を、まだご紹介していませんでした。
ということで、今回は古着の街としても知られる原宿の、お手軽な価格の古着屋さんを中心にご紹介します。
今回の記事で登場している場所は、こちらのグーグルマイマップで共有しています。
竹下通りの賑わいが嘘のような小路
僕が原宿に向かったのは、8月中旬のまだまだ暑さが厳しい昼間。まずは昼食。と言っても、僕はあまり原宿でご飯を食べません。なので、今回向かったのは、原宿に向かう道中にスマートフォンで検索して見つけたお店。グーグルマップを頼りに向かいます。原宿駅竹下口から竹下通りに入り、ダイソーがある丁字路を右手に曲がります。
小さな通りに入り、少し歩くと左手に更に細い通りがあります。ここはブラームスの小径と呼ばれる通りで、ここには竹下通りの賑わいが嘘のような、静けさが漂っています。
ちなみに、ブラームスの小径という名前の由来にはこんなエピソードがあるそうです。
ブラームスの小径には古い洋館が佇んでいます。この洋館の初代経営者の方と親交が深かったフランス人作家がいて、その人「ブラームスの小径」の名付け親でした。このフランス人作家は、フランソワーズ・サガンという名で、自著の「ブラームスはお好き」にちなんでこの通りの名前をつけたと言われています。
ブラームスの小径の小道を数十秒歩くと右手に見えるのが、バサノバ原宿です。
ここの看板メニューはグリーンカレーソバ。店頭には夏の新メニューであろう冷製グリーンカレーソバのポスターが。
タイのグリーンカレーの他、ベトナムのトムヤムクンやシンガポールのラクサなど、アジア料理をモチーフにしたラーメンがウリのようです。
各種クレジットカードの他、スイカなどの交通系ICカードにも対応。
券売機。
お水はセルフサービス。エプロンやウェットティッシュも備えられています。
僕がお願いしたのはグリーンカレーソバ(1,000円)。
グリーンカレーの味と風味をちゃんとラーメンのスープと麺に合うようにアレンジされており、予想以上の美味しさでした。
僕はグリーンカレーは元々好きだったのですが、辛すぎるのはちょっと苦手。ですが、このグリーンカレーソバは適度な辛さで僕でも美味しくスープまで全部食べられました。
トムヤムクンやラクサも大好きなので、再訪して試してみたいと思います。
僕的東京の古着屋のスタンダード、原宿シカゴ
さて、お腹がいっぱいになったので歩きましょう。
竹下通りに戻り、明治通り方面に歩いていきます。
いくつかのお店が入った複合施設の地下にあるのが、原宿シカゴ竹下店。
原宿シカゴは東京の古着屋の草分け的存在。
東京には数多くの店舗を構えており、これまでのトーキョーディグの吉祥寺、下北沢の記事でもご紹介しています。
他の店舗同様、広い店内にこれぞアメリカ古着!なベーシックなアメカジアイテムが並んでいます。
基本的にお値段もお手頃。
僕的に、原宿シカゴが東京の古着屋のスタンダード。
東京の古着屋さんでこれまで一番沢山買い物したのはおそらく原宿シカゴだと思います。
古着屋回帰のスピンズ
さて、原宿シカゴを後にして、次のお店に向かおうか…と思ったら、原宿シカゴ竹下店が入っているビルの2階に「古着屋」の文字が。あれ、こんなところの古着屋さんなんてあったっけ。
こちら、以前からスピンズ原宿竹下通り店があったんですが、以前は取り扱っていなかった古着中心に品揃えを変更したようです。
下北沢の記事でご紹介したウィゴー同様、スピンズも元々は古着屋さん。
徐々にオリジナル商品が増えていきましたが、最近の古着人気によりウィゴーもスピンズも原点回帰で古着を扱う店舗が増えているようです。
宝探し感覚が楽しめるキンジ
竹下通りから明治通りに出て右手に。最近くら寿司ができたビルの地下にあるのがキンジ原宿店です。
こちらも下北沢の記事でも登場した古着屋さんです。アメリカからの買付品だけでなく、店頭での買取を行っているので、日本の古着も多数。なので、ジャンク感も高めですが、掘り出し物も見つけられるという楽しみ方もあります。
僕のこの夏一番の買い物ができた、原宿シカゴ神宮前店
キンジからは少し歩きます。原宿の遊歩道、キャットストリート沿いにあるのが原宿シカゴ神宮前店。
こちらも他の原宿シカゴ同様、スタンダードなアメカジ古着が揃うお店。
で、この日僕が即買いしたのが、ポロ・ラルフローレンの名作タイラーショーツのリネン素材ver。素材感も色もサイズも完璧な一着で、見つけたときは相当テンションが上がりました。この夏、一番気に入って穿いた短パンです。
で、その即買いしたのが、こちらのラルフのタイラーショーツです。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年8月3日
今猛烈にハマっているリネン素材。
最高の質感。
そして真っ黒。
サイズも完璧。
この夏だけでなく、今後長年かけて穿き倒す一着になる予感大です。 pic.twitter.com/pMBor0MmtL
拡大移転した西海岸アンカー原宿店
明治通りに戻り、渋谷方面に足を向けると、左手にあるのが西海岸アンカー原宿店。
こちらも下北沢でも展開している古着屋さん。
近くにあった1フロアの店舗から、つい最近この場所に移転して2フロアになりました。
僕の貴重なトイレスポット
お次は古着屋さんではありません。
大手アパレル企業、アダストリアホールディングスが展開するブランド、ニコアンドの旗艦店であるニコアンドトーキョーです。
ニコアンドはショッピングセンターなどでお馴染みの低価格ブランドですが、この店舗はアパレル以外の品揃えが豊富。雑貨だけでなく家具や植物、アウトドア系グッズなどバラエティに富んでいます。
で、何故今回僕がこのお店を紹介したかというと、僕の貴重なトイレスポットだからです笑。実はこの明治通り周辺にはトイレがあまりなく、このニコアンドトーキョーの2階の外に出た場所にあるトイレによくお世話になっています。
大阪発の古着屋ジャム
ニコアンドトーキョーを出て明治通りを横切り、右手に見えるのが古着屋ジャム原宿店。大阪発の古着屋、ジャムの東京初進出店です。地下にある店舗はかなりの広さ。原宿シカゴや西海岸よりもやや高価格ですが、よりヴィンテージ色が強く、こだわりが感じられる品揃えです。
ゆったりと選べる原宿シカゴ原宿店
さて、そろそろ疲れてきたので原宿駅に向かいましょう。明治通りから表参道の坂を登る途中にあるのが、原宿シカゴ原宿店。以前の店舗は神宮前の交差点近くにありましたが、再開発によりここに移転しました。階段を上がるとゆったりとした店内が広がっています。品揃えは他の原宿シカゴ同様、お手頃価格の定番アメカジ古着が中心です。
まだまだある、原宿の古着屋さん
今回は手頃な価格の古着屋さんをご紹介しましたが、原宿には貴重なヴィンテージを扱う銘店や、新鮮な感覚で勝負する気鋭のお店など、他にも数多くの古着屋さんが点在しています。
また機会があればご紹介したいと思っておりますので、お楽しみに。