山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

突き抜けた個性は時代や言葉の壁を超えて評価される。オールド丸井系PPFMに熱狂する海外ファン。

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 以前の記事で、オールド丸井系の再評価がされ始めていることをご紹介しました。

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丸井系とはファッションビル、マルイで展開されている(されていた)ブランド特有のファッションテイストを指します。基本的なテイストはキレイ目。そこに、その時々の人気のデザイナーズブランドが打ち出すトレンドを積極的に取り入れる、という点が僕が考える丸井系の特徴です。

例えばプラダスポーツが流行った90年代終盤は、多くのブランドがプラダスポーツのアイコンである赤いラバーディティールを採用していました。

また、2000年代中盤以降はエディ・スリマンによるディオール・オムの大ヒットやドメスティックブランド、ナンバーナインの人気などに影響を受けたモード系ロックテイストが独自の進化を遂げていました。 

丸井系の変遷はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

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オールド丸井系が海外で人気?

上掲のように、オールド丸井系が再評価されていると言っても、高円寺の古着屋さんなど日本国内のなかでも相当ファッション感度が高い限られた層のみだと思っていましたが、違っていたようです。

なんと、PPFMのアイテムを収集&販売している海外のインスタグラムアカウントを発見したのです。

 
 
 
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これだけでもびっくりしたんですが、海外のPPFMファンのアカウントはこれだけではありませんでした。 

紹介しているアイテムは、確かに他のブランドではなかなか見られない、アクが強いデザインのものばかり。 

 
 
 
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海外のファンの熱すぎるPPFM愛

こちらの文章、ネット上でもなかなか見かけない立派なPPFMの解説だったので、グーグル翻訳してみました。が、一部意味がわからないところがあったので、僕なりに意訳してみました。多分ちょくちょく間違っていると思います笑。

PPFMは1985年に始まり、2014SSコレクションで終了した日本のブランドです。このブランドは、他のさまざまなブランド、特にコムサで知られているファイブフォックスが運営していました。

ファイブフォックスは今でも日本で数多くのブランドやショップを運営していますが、PPFMほど興味深いものはありません。

PPFMは「PEYTON PLACEFOR MEN」の略で、ファイブフォックスのレディスライン「PEYTONPLACE」のメンズバージョンとして作成されました。

時が経つにつれ、PPFMは、Peaceful Place for Military、Power Peoper FM、PPFM Juliet、PPFM Engineeringなど、さまざまなスタイルのサブブランドを始めました。Militaryがストリートスタイルに重点を置いていたのに対し、Power PeoperとJulietは女性向けのラインであり、Engineeringは小さなエレクトロニクスコレクションでした。

当時で少なくとも50のPPFMの店舗があり、PPFM製品は他のファイブフォックスのストアでも販売されていました。

80年代のPPFM(Peyton Place For Men)は、控えめでクラシックなデザインでした。この時期に見つけたアイテムのほとんどは、地味なものか、一般的な西洋風の日本のビジネスカジュアルスタイルのものでした。

90年代には、PPFMがより若者向けの「ストリートスタイル」にリブランディングし、より派手でビビッドなデザインになりました。

2001年に、PPFMはそのブランディングとスタリングによる最初で唯一のコレクションを発表しました。

今、私たちが知っているPPFMのほとんどは、2002年以降のものですこの極めて重要なシーズンの後、彼らは焦点を切り替え、今日私たちが知っているブランドになり始めました。

こちらの抜粋が、彼らのデザイン精神を最もよく表しています。

「PPFMは日本人が日本人に対してストリートスタイルを提案するブランドです。原点はブリティッシュパンクやロックなどの音楽的要素です。」

PPFMはオンラインで製品を販売したことはなく、インターネット上にも写真がほとんど存在しないため、私と@gasmansgarmentsは、過去半年間でできるだけ多くのブランドに関する情報を収集しました。これがお役に立てば幸いです。この投稿を、ブランドについて知っておく必要のあるすべてのハブとして使用できます。

 …どうですか、この熱量。この記事を書くにあたり、PPFMについてググってみたのですが、これ以上に詳しい解説は見つけられませんんでした。この文章は最初にご紹介したインスタグラムアカウント、@gasmansgarmentsによるものです。@gasmansgarmentsが海外のPPFMファンの代表と言えるでしょう。

00年代にPPFMが海外展開していたかどうかは知りませんが(おそらくしてないでしょう)、海外で当時のPPFMを手に入れるのは相当難しいでしょう。@gasmansgarmentsがどうやってPPFMと出会い、今PPFMのアイテムを収集しているのかはわかりませんが、PPFMに対する深い愛情があるから収集できたコレクションだと思います。

 

90sビューティービーストに海外から大絶賛のコメント多数

また、こんなのも見つけました。

浅倉大介が手掛けてきた中でもかなりマニアックなユニットであるIcemanと、90年代に一世を風靡した腕時計、スプーンのコラボモデルが存在していたなんて知りませんでしたし、それがインスタグラムの海外アカウントで今販売されているなんて、驚きでしかありません。しかも、結構な数のいいねやコメントも付いています。

 
 
 
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他にも、日本でもなかなかお目にかかれない90年代のアイテムが多数投稿されています。

 90年代終盤の極限まで進化した日本のミクスチャーファッションを代表するブランド、ビューティービースト。

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こちらのバンビ刺繍のスタジャンは当時から人気の高い商品でしたが、2020年の今、海外から英語で絶賛のコメントが付きまくるなんて、想像もできませんでした。

 
 
 
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突き抜けた個性は時代を超えて評価される

90年代終盤を代表するドメスティックブランドであるビューティービーストはさておき、僕の記憶では00年代のPPFMはそこまで大人気を集めていたブランドではなかったと思います。

浅倉大介のユニットIcemanは1996年に結成されましたが、これといったヒット曲を出すことなく2000年に解散。今では覚えている人もかなり少ないでしょう。

www.youtube.com

ですが、現在YouTubeにアップされている動画には、海外から賛辞が数多く寄せられています

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このように、突き抜けた個性は時代や言葉の壁を超えて評価される可能性があります。ファッションや音楽だけでなく、自分で発信する活動をしている方には、是非とも自分の個性を貫き通すことを続けてもらえたらと思います。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです!