僕がブログを続けてるモチベーションのひとつとして、「世間的にあまり注目されていないモノの面白さ見つけて、その良さを広くお伝えしたい」という思いがあります。
例えばワークマン。
今や普通にファッション誌などで見かける存在になりましたが、僕が注目し始めた頃はファッション視点でワークマンが取り上げられることはほぼ皆無でした。
最近では、吉祥寺のセレクトショップ、the Apartment以外ではほとんど取り扱われていないヴィンテージモンベルの良さを知り、その魅力を多くの人に知ってもらいたくて、古着屋さんの開店の準備中です(今は古物商の許可待ち)。
スーパーの服はダサい服の象徴的存在?
そんな僕に、先日とあるアパレルメーカーからオファーをいただきました。
そのメーカーは、以前僕がファッション企画会社にいた時のクライアント。メンズを中心に多彩なブランドを展開、取り扱いショップも多岐にわたる老舗企業です。
新プロジェクトの打ち合わせ終了。具体的なカタチになるのはかなり先になりますが、面白そうなことができそうな予感です。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2020年12月1日
そこで提案されたのが、「スーパーの衣料品コーナーで売られているような服の良さを見つけて欲しい」というプロジェクトでした。
スーパーで売ってる服。このフレーズを見て、お洒落!なんて思う人は皆無でしょう。むしろ、ダサい服の象徴的存在ではないでしょうか笑。例えば、↓の記事で挙げている裾裏チェック柄パンツなどの、田舎の中学生、あるいはファッションに完全に無頓着なオジサンが着る服、なんていうイメージが強い人が多いと思います。
ですが、実は5年前に僕がファッション企画会社の後に入社したファッション系ITベンチャーを退社してフリーランスになったとき、「今後こういう服を広くご紹介していきたい」と思ったのが「スーパーの服」なんです。
駄目な点もきちんと伝えます
ちなみに、ワークマンの公認アンバサダーにはギャランティは発生していません。また、ワークマンの中の人からは当ブログなどの発信にあたり、「ネガティブな面も隠さず、というよりワークマンの製品のマイナス点もしっかり指摘してもらいたい」と言われているので、先日のこちらのような記事も書いたりしています。
今回のプロジェクトではギャランティが発生します。
ですが、僕はワークマンの件と同じく、良いところはもちろん良い、でも駄目なところがあればちゃんと指摘する、というスタンスを崩すつもりはありません。
誰も気付いていない「スーパーで売ってる部屋着」の良さ
で、今回のプロジェクトでご紹介するのは、部屋着やワンマイルウェアと呼ばれる服です。
「ダサい」という印象を持っている人が多い「スーパーの服」のなかでも、部屋着は特にファッションという視点で見られることはない服だと思います。
そんな服の良さ、面白さを見出してご紹介するのが、今回のプロジェクトの最大の特徴だと思います。
以前、インスタグラムでこんな投稿をしました。実は、この投稿で着用しているパンツが、今回のプロジェクトでご紹介する「スーパーで売ってる部屋着」なんです。
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ちなみに、こちらも同じパンツです。
このパンツが「スーパーで売ってる部屋着」だとは思えないでしょう。このパンツ、インスタのコメントにも書いた通り、肌触りが非常に良く、更に薄さの割に暖かく、軽いというメリットがたくさんあるんです。しかも、愛用しているヴィンテージモンベルに合わせて、全く違和感はありません
もしかしたら、僕がスーパーの衣料品売り場を歩いていても、このパンツの存在はスルーしてしまうかもしれません。今回のプロジェクトで、こういう商品があると知り、そして実際に着てみて気付いた良さがたくさんありました。
また、「スーパーの服」は基本的に実用性に特化しているので、日常生活における機能性は十分。老舗メーカーによるものづくりなので、クオリティも確かです。
兼業主夫として、朝晩は保育園の送迎、昼は在宅ワーク、週末は公園で外遊びという僕のライフスタイルにもぴったり。
そして、当然のことながら価格もお手頃です。
展開予定は今年の秋から
今回のプロジェクトの商品がお店に並ぶのは今年の秋からです。
今秋冬は既存の商品に、僕が実際に着用してみた感じたデザイン的、そして実用的な良さをご紹介するPOPが付く、という内容になります。
ですがその後のシーズンでは、服作りに僕の提案も反映されるプロジェクトも予定されています。
続報があればツイッターで随時お知らせしていきます。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです!