GUのシェフパンツ。まずは商品のレビューから。色はブラック。サイズはLです。
ズドンと太いシルエット。
ウェストのリブは一般的なイージーパンツに比べると太めです。生地は綿61%、ポリエステル39%のツイル素材。ワークシャツやチノパンツなど、幅広いアイテムに用いられているベーシックな素材なので、汎用性が高く多様なアイテムとの相性が良好です。分厚くもなく、薄くもないので1年中着用可能です。とはいえ、ゆったりとしたシルエットで風通しが良いので、真冬は何かしらの防寒対策をしないとちょっと厳しそうです。
ウェストの紐は内側に隠れています。
後ろポケットは右側に1つのみ。2つあったらより便利で嬉しいんですけどねぇ。
176cm65kgの僕が穿いてこんな感じ。かなりゆとりのあるシルエットです。ウェストはちょいゆるめ。普通に過ごしているぶんには問題ありませんが、ポケットにスマートフォンを入れて外を歩いたりすると、次第にウェストがずれてしまいそうです。もちろん、ドローストリングでウェストを絞れば全く問題はありません。
裾上げをしなくても穿ける丈ですが、個人的にロールアップが好きなので、4〜5回くらいロールアップして穿いています。
ちなみにシャツは僕的白カジュアルシャツの決定版、ライトオンのオリジナルブランドハーバードのものです。
GUvsワークマン、外出着兼部屋着対決!
イージーウェストとゆったりシルエットで着心地もラクチン。実際にこの記事を書いている今も、畳の部屋であぐらをかきながら穿いているんですが、ストレスは全くないので、外出着兼部屋着としても充分活躍してくれます。
先日の記事はワークマンの「AERO STRETCH 4WAYスラックス」も外出着兼部屋着としてご紹介しました。
この2つの商品、シルエットと素材が大きく違います。ワークマンの「AERO STRETCH 4WAYスラックス」は細身シルエットで軽量・ストレッチなどの機能を備えた生地が用いられています。
GUのシェフパンツはゆったりシルエットで特に機能の無い普通の生地です。
今はゆるい雰囲気のファッションがトレンドですので、機能性重視の場合はワークマン、トレンド性重視の場合はGUと用途に合わせて選べばいいでしょう。
バリエーション豊富
GUのシェフパンツは無地が7色、そしてチェック柄や迷彩柄などの柄のバリエーションも豊富です。
お、GUの新作でシェフパンツ。綿60%ポリエステル40%。無地はありませんが、そのうち出たりするのかな?ストライプやギンガムチェックはレッドキャップなんかでも展開されているベタな柄ですね。https://t.co/nwwocqNrC3https://t.co/4SXdKOyMRdhttps://t.co/6cnQcvKHwuhttps://t.co/U4PQJk94cH pic.twitter.com/pxd6PJAOqO
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2020年1月6日
GUのヒット作シェフパンツ。新作で迷彩柄やオレンジやパープルといったトレンドカラーが追加されていますね。https://t.co/zeNzy1BxGehttps://t.co/dwYpqCfbB5 pic.twitter.com/jvvIast4Ib
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2020年3月23日
今年はじめに発売されたときは、とても売れ行きが良く、すぐに店頭から姿を消してしまった色もありました。その後追加生産され、現在は店頭でも購入可能です。
GUのシェフパンツ、かなり売れてるみたいで僕が買おうと思ってたブラウンをはじめ、店頭から姿を消している色がいくつかありますね。 pic.twitter.com/MbKayR4CZ2
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2020年1月17日
シェフパンツは料理人が着用するワークウェア
ちなみにシェフパンツはその名の通り、料理人が着用するワークウェア。他のお店ではなかなか見られない、アメリカのガチのワーカーが愛用するワークウェアが揃う原宿のプロップスストアなんかでも扱っています。
シェフパンツを仕入れた理由が
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2019年7月23日
「ガチのシェフではない、バイトシェフたちがパーカーなりティンバーなりVansなりで自分たちの普段着に寄せて、フードコートや飯屋の裏でダルそうに休憩してる姿がいい感じだったから。」
っていいすね。https://t.co/unLH6rQrfq pic.twitter.com/vyycCrwXfw
シェフパンツの代表的なブランドであるレッドキャップやクックマンの商品はこちらの過去記事で詳しくご紹介しています。
ちなみに、GUのシェフパンツに用いられている生地は、レッドキャップやクックマンなどに用いられている生地とそれほど変わりはありません。むしろ、アメリカブランドの本格的なシェフパンツの生地は耐久性重視で穿き始めは硬さを感じることがあるので、GUのほうが扱いやすいと思います。
僕が大好きなスタイリスト、長谷川昭雄さんにようるクックマンのパンツを使ったスタイリングがこちら。やはり、このようなゆったりとしたシルエットの服との相性が良いと思います。
どこのシェフパンツが買いなのか?
ちなみに、今はシェフパンツの大ブーム。大手セレクトショップだけでなく、WEGOなどの低価格ブランドでも見かけるようになりました。
ジャーナルスタンダードのヒットに続き、かどうかはわかりませんがフリークスストアでもオリジナルのシェフパンツ出てますね。ブーム到来すかね?
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2019年9月5日
WEGOで「ダッドパンツ」というネーミングでシェフパンツが売ってました。完全にブームですね。全然目立たないけど笑 pic.twitter.com/fq9J3l5v4x
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2019年10月4日
ですが、1,490円という価格、そして必要十分と出来の良さという点で、シェフパンツはGU一択ではないかと思います。
シェフパンツは「普通服」か?
僕の著書「結局、男の服は普通がいい」でオススメしているシンプルでベーシックなデザインの「普通服」。
シェフパンツはゆったりシルエットなのでややトレンド性があるものの、シンプルでベーシックなデザインなので「準普通服」的な存在であると思います。10年後も変わらない普遍性があるかどうかはわかりませんが、この2〜3年くらいはベーシックアイテムとして使えるでしょう。
この記事があなたのお役に立てば幸いです!