山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

30年前のヘルムート・ラングは"コンテンポラリー60s"【POPEYE1990年12月19日号】

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。
f:id:yamada0221:20181113133451p:plain LINE@:ブログをチェックするのが面倒な人へ。金曜日にその週の更新をあなたのLINEにお知らせします。

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90年代のファッション誌を中心に、昔のファッション誌のアーカイブを兼ねてご紹介する企画、ファッションアーカイブ。

これまでの記事はこちらから。

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第3回目となる、POPEYE1990年12月19日号のご紹介です

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コンテンポラリー60sのヘルムート・ラング

特集の”ニューインポートカタログ”の続きです。特集の初めの方は自転車やインテリア、食品など様々なアイテムが紹介されていましたが、ここからはファッション誌らしくファッションアイテムのページとなります。

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左ページ左のコーディネートは全身ヘルムート・ラング。

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僕的にヘルムート・ラングと言えば、90年代終盤のミリタリーやワークなどをベースとしたミニマルなイメージが強いのですが、”細いラペルにタイトなカッティング。ひと言でいうとコンテンポラリー60sのヘルムート・ラング”という表現が新鮮でした。

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ちなみに、コンテンポラリーとは辞書的には「現代的な」という意味ですが、ここでは1960年代に流行したコンテンポラリースーツ(コンポラスーツ)のことを指していると思われます。温暖な気候のアメリカ西海岸が発祥のコンテンポラリースーツは薄手の生地で細いラペル、肩パッドも薄めのナチュラルショルダーでアクティブな印象があります。

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”MERO”とありますが、こちらはMELOの誤植でしょう。

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日本では現在マルショウエンドウというバッグメーカーが展開しているようです。

melobags.jp

左ページのモデルが着用しているのはビブロス。イタリアのブランドです。その他にも、フランスやイギリスなどのヨーロッパのブランドが中心にピックアップされています。

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ですが、ここで紹介されているブランドの多くは、僕にとって初見のものばかり。つまり、今は存続していなかったり、存続していたとしても1990年よりも小規模になっている可能性が高いと思われます。

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そんな中、今も健在なのがバッグブランドのビル・アンバーグ。

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代表作であるロケットバッグは今も看板商品として展開されて続けているようです。

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白のアウターはアントニ&アリソン。

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海の向こうの香りがプンプンなメールオーダー

”注文したモノが届くまでのワクワクさ…たまんないんだよね。”という、メールオーダー特集。

日本にないモノ、知ってる人は少ないけどすごくいいモノが手に入る。これはもう、さっそく友達を呼んで「どうだ、まいったか、エヘン」的な態度で見せびらかすしかないね””人が持ってないモノを持つ優越感は何物にも換え難い”という文言から、いかに「モノ至上」な当時の価値観が感じられます。

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具体的なオーダー方法の紹介。メールオーダー経験者の”注文したモノがちゃんと来た時は興奮のルツボだった””誰も持っていないモノが買えるのも嬉しいけど、ポストに荷物が届いた時、そして包みを開ける時のワクワクはたまらない。海の向こうの香りがプンプンなんだよね”というコメントから、今とは比べ物にならないくらい、海外への憧れが非常に強かったことがわかります。

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Jクルーのカタログ。代行ショップもあったようです。

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当時はペットもインポートが人気だったようです。

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左ページ、シチズンの広告。半裸の女性に、意味深なキャッチコピー。…意味があるのやら、ないのやら。

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三菱のテレビの広告。キャラクターは牧瀬里穂さん。37型で44万円!

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と、言いつつ今使っている我が家のテレビは10年前くらいに買ったもの。最近のテレビの価格を知らないので調べてみたんですが、LGの43型で6万円を切っているんですね…。

ファッションセッション。アウトドアミックスのややカジュアルなアメトラ、という感じでしょうか。

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こちら、ノーティカの広告でした。当時はタカキューが展開していたんですね。

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現在は僕の大好きなスタイリスト、長谷川昭雄さんがディレクターを務めています。

 
 
 
 
 
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次回に続きます。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです!