山田耕史のファッションブログ

ファッションをもっと楽しく、もっと自由に。

ヘルムート・ラングの真骨頂。【smart1998年4月20日号】

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。
f:id:yamada0221:20181113133451p:plain LINE@:ブログをチェックするのが面倒な人へ。金曜日にその週の更新をあなたのLINEにお知らせします。

初の書籍 「結局、男の服は普通がいい 世界一かんたん、一生使えるオシャレの方程式」発売中!

f:id:yamada0221:20200309113250j:plain

商品ページ:Amazon楽天ブックスヨドバシドットコム

f:id:yamada0221:20210513105359j:plain

90年代のファッション誌を中心に、昔のファッション誌のアーカイブを兼ねてご紹介する企画、ファッションアーカイブ。

これまでの記事はこちらから。

www.yamadakoji.com

今回ご紹介するのはsmart1998年4月20日号です。

f:id:yamada0221:20210512132723j:plain

これまでファッションアーカイブでご紹介してきた同じ1998年の雑誌はこんな感じです。

www.yamadakoji.com

www.yamadakoji.com

www.yamadakoji.com

www.yamadakoji.com

www.yamadakoji.com

 

ヘルムート・ラングの真骨頂

ヴィヴィアン・ウエストウッドやビューティービースト、20471120などのアヴァンギャルドなブランドを中心に、デザイナーズブランドの人気が今からは想像できないくらい高い時代でした。

表紙は鈴木一真さん。ラフ・シモンズ、ヘルムート・ラングジーンズ、コムデギャルソンシャツなどのデザイナーズブランドが目立ちます。

f:id:yamada0221:20210512132723j:plain

見開きはリーバイス広告。

f:id:yamada0221:20210512132740j:plain

スズキの原付きの広告。

f:id:yamada0221:20210512132758j:plain

イネドオムの広告。フランドルが展開していた今はなき丸井系ブランドです。

f:id:yamada0221:20210512132815j:plain

巻頭特集は「3大人気ブランド徹底大研究」。まずはラフ・シモンズ。

f:id:yamada0221:20210512132834j:plain

ノースリーブのカットソーも当時人気でした。

f:id:yamada0221:20210512132850j:plain

真っ黒でかなりモードな雰囲気。

f:id:yamada0221:20210512132908j:plain

ラフ・シモンズのクレジットには当時の人気セレクトショップだったザ・マンアクアガールラブド(アクアガールのメンズショップ)や、インポーターのONE DAYの名前が並びます。

f:id:yamada0221:20210512132926j:plain

テーラードジャケットのハリのある素材はいかにもラフ・シモンズという印象。

f:id:yamada0221:20210512132943j:plain

続いて、ヘルムート・ラングジーンズ。

f:id:yamada0221:20210512133000j:plain

リーバイスのサードタイプのGジャンがベースになっているブルゾン。こういった本来無骨なワークウェアやミリタリーウェアにちょこっとアレンジをして、洗練されたデザインに生まれ変わらせる手法はヘルムート・ラングの真骨頂です。

f:id:yamada0221:20210512133021j:plain

シンプル。だけど、ミニマル過ぎる訳ではありません。

f:id:yamada0221:20210512133039j:plain

いかにもワークシャツ、という象徴的な要素は残しつつ、洗練された印象に仕上げられたこちらのシャツも秀逸の出来栄えだと思います。

f:id:yamada0221:20210512133055j:plain

今気づきましたが、ヘルムートではなくヘルムトという表記ですね。

f:id:yamada0221:20210512133112j:plain

「シンプルなアイテムをちょっとしたアクセントでかっこよくみせるのがラングっぽい」。

f:id:yamada0221:20210512133129j:plain

こういうモノトーンモードミリタリー、今見ても新鮮です。現在アーカイブが高値で売買されているのも納得できます。

f:id:yamada0221:20210512133146j:plain

どのアイテムも非常に完成度が高いですね。

f:id:yamada0221:20210512133202j:plain

f:id:yamada0221:20210512133219j:plain

 

スケーターが着るコムデギャルソンシャツ

そして、最後がコムデギャルソンシャツ。デザイナーは川久保玲。他のコムデギャルソンの商品は基本的に日本製で、海外で購入する場合はかなりの高額になってしまいます。コムデギャルソンシャツはフランス製で、海外の顧客が買いやすいようにと始まったラインです。なので、コムデギャルソンシャツを日本で買おうとすると超高額笑。

f:id:yamada0221:20210512133241j:plain

インナーはコムデギャルソンシャツではなく、香水ラインのコムデギャルソンパルファムの名作、スノーイングTシャツ。当時もプレミア価格になっていました。

f:id:yamada0221:20210512133258j:plain

スケーターがギャルソンシャツを着ているビジュアル、格好良いですね。

f:id:yamada0221:20210512133315j:plain

面白いのはクレジット。当時のsmartの編集長が「コムデギャルソンはsmartに商品を貸出してくれなかった」とコメントしていた記事を以前読んだことがあるのですが、このページのコムデギャルソンシャツの商品も提供元はコムデギャルソン社ではなく、現在のRAGTAGのようなブランド古着屋さんだと思われます。

f:id:yamada0221:20210512133332j:plain

 

僕的にかなり90sな今宿麻美さん×ヒステリックグラマー

「迷彩スタイル完全制覇」。

f:id:yamada0221:20210512133349j:plain

ビューティービーストのデジタル迷彩パンツ。

f:id:yamada0221:20210512133406j:plain

最近海外インスタマーケットでも人気のミクストアップコンフュージョン。

f:id:yamada0221:20210512133423j:plain

f:id:yamada0221:20210512133441j:plain

今宿麻美さん×ヒステリックグラマーの組み合わせって僕的にかなり90sを感じる組み合わせです。

f:id:yamada0221:20210512133458j:plain

「迷彩アイテム完全アイテム100」。

f:id:yamada0221:20210512133517j:plain

こちらでもピックアップされているビューティービーストのデジタル迷彩。ちなみに、「2」はオルソ(also)と読みます。ビューティービーストのセカンドラインでしたっけ。

f:id:yamada0221:20210512133536j:plain

こちらはミルクボーイ。

f:id:yamada0221:20210512133552j:plain

ミリタリーパンツにシャツ。

f:id:yamada0221:20210512133628j:plain

こちらもオルソビューティービースト。

f:id:yamada0221:20210512133643j:plain

グッズ。

f:id:yamada0221:20210512133701j:plain

今も存続しているイギリスのブランド、マハリシ。

f:id:yamada0221:20210512133731j:plain

迷彩柄のコンバースオールスター。これも今やヴィンテージアイテムと呼ばれる存在になっていますね。

f:id:yamada0221:20210512133749j:plain

 

山下隆生さんオススメ写真集

モノクロページは「写真集の現在」。

f:id:yamada0221:20210512133809j:plain

様々な人のオススメ写真集が掲載されています。

f:id:yamada0221:20210512133827j:plain

ビューティービーストのデザイナー、山下隆生さんのオススメはこちら。ピックアップされている永井豪さんのデビルマンとのコラボもしていましたが、それはこの後でしたっけね?

f:id:yamada0221:20210512133843j:plain

青山ブックセンターや書泉グランデなどの書店のオススメも。

f:id:yamada0221:20210512133902j:plain

late90sのファッションのカリスマ、亀石三兄弟の亀石剣一郎さん。

f:id:yamada0221:20210512133920j:plain

ボアダムスのアイさんのインタビュー。

f:id:yamada0221:20210512133932j:plain

f:id:yamada0221:20210512133950j:plain

「クールなLAスタイル」というファッションページ。

f:id:yamada0221:20210512134008j:plain

スタイリングは熊谷隆志さん。

f:id:yamada0221:20210512134026j:plain

f:id:yamada0221:20210512134046j:plain

かなりの情報量の多さ。

f:id:yamada0221:20210512134104j:plain

赤の色使いなんかに90sを感じますね。

f:id:yamada0221:20210512134120j:plain

「L.A.テイスト」という括りの「クールアイテム図鑑」。モトクロスやスケートブランドをはじめ、デザイナーズブランドまで幅広くラインナップです。

f:id:yamada0221:20210512134137j:plain

f:id:yamada0221:20210512134155j:plain

プーマのスケートシューズとか、今見るとかなり新鮮ですね。

f:id:yamada0221:20210512134212j:plain

ヒロミチナカノのライセンスブランド、ヒロミチバイヒロミチナカノの広告。

f:id:yamada0221:20210512134228j:plain

「人気ブランド研究」のページは丸井系ブランドの広告のようです。

f:id:yamada0221:20210512134245j:plain

ここらへんはヘルムート・ラングの影響が強そうなデザイン。

f:id:yamada0221:20210512134302j:plain

ルパート。

f:id:yamada0221:20210512134319j:plain

こちらも丸井系ブランド、バルビッシュの広告。

f:id:yamada0221:20210512134337j:plain

f:id:yamada0221:20210512134354j:plain

 

僕も持ってた魚喃キリコ

黒田美礼さんグラビア。調べてみると、1996年度のフジテレビビジュアルクイーンだそうです。右ページからはとじ込み特集の「ストリート小物スーパーカタログ」。

f:id:yamada0221:20210512134410j:plain

ご丁寧に「原宿・神宮前 3月上旬」という撮影場所、時期まで明記されたストリートスナップ「あなたのカバンの中身を見せて下さい!」。

f:id:yamada0221:20210512134430j:plain

魚喃キリコ(「なななんきりこ」と読むのを今知りました)さんの漫画、流行ってましたね。

f:id:yamada0221:20210512134442j:plain

僕も↓持ってました。

映画化もされています。

www.youtube.com

W&LTの鞄の中には雑誌フルーツ。

f:id:yamada0221:20210512134501j:plain

CDプレイヤーや手帳。

f:id:yamada0221:20210512134518j:plain

やはり携帯電話が目立ちます。

f:id:yamada0221:20210512134536j:plain

スーパーラバーズも流行ってましたね。

f:id:yamada0221:20210512134553j:plain

「ストリート小物カタログ」。

f:id:yamada0221:20210512134610j:plain

ジッポも今は持っている人少ないでしょうねぇ。

f:id:yamada0221:20210512134628j:plain

携帯電話ケース。当時は色々出てました。

f:id:yamada0221:20210512134648j:plain

サバイバルグッズ…ナイフとか。

f:id:yamada0221:20210512134704j:plain

「気になるあの人のカバンの中身を拝見!!」

f:id:yamada0221:20210512134722j:plain

亀石剣一郎さんは携帯電話のボディを透明にカスタム。

f:id:yamada0221:20210512134738j:plain

f:id:yamada0221:20210512134756j:plain

音楽プレイヤーやカメラなど。今はこれらが全部スマートフォン一台で事足りるようになりました。

f:id:yamada0221:20210512134814j:plain

亀石剣一郎さんもやっていた携帯電話のカスタムボディ。

f:id:yamada0221:20210512134831j:plain

バラエティグッズと黒谷美礼さんグラビア続き。

f:id:yamada0221:20210512134848j:plain

オゾンロックス広告。

f:id:yamada0221:20210512134907j:plain

 

海外インスタマーケットで人気のジャパニーズデザイナーズブランド

「新個性派ブランド大集結」。

f:id:yamada0221:20210512134926j:plain

シンイチロウアラカワ。

f:id:yamada0221:20210512134943j:plain

最近はバイクウェア、グッズ、店舗内装など幅広く活動されているようです。

 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by SHINICHIRO ARAKAWA (@shinichiroarakawa2)

www.instagram.com

 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by SHINICHIRO ARAKAWA (@shinichiroarakawa2)

www.instagram.com

 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by SHINICHIRO ARAKAWA (@shinichiroarakawa2)

www.instagram.com

今よりもかなりモード色の強いケイタマルヤマ。

f:id:yamada0221:20210512135000j:plain

f:id:yamada0221:20210512135019j:plain

リュウイチロウシマザキも海外インスタマーケットでたまに見かけます。「ハードコアな病人」というテーマがあったんですね。

f:id:yamada0221:20210512135035j:plain

シンヤノモト、プリドポテ。

f:id:yamada0221:20210512135052j:plain

f:id:yamada0221:20210512135108j:plain

アヴァンギャルドな作風のミクストアップコンフュージョンも海外インスタマーケットで人気です。

f:id:yamada0221:20210512135126j:plain

カプセルというこのブランド、当時確か僕も着ていた気がするんですよね…ガーゼ素材っぽい、パンクな雰囲気のシャツだったような…当然もう手元にはありません。

f:id:yamada0221:20210512135144j:plain

鈴木一真さんインタビュー。

f:id:yamada0221:20210512135201j:plain

「ファッションニュース」。

f:id:yamada0221:20210512135217j:plain

f:id:yamada0221:20210512135232j:plain

Tシャツ主体のブランド、「オーバーザストライプス」。後に槇原敬之さんのツアーTシャツも手掛けていました。

f:id:yamada0221:20210512135250j:plain

lipの時計は欲しかったんですが、高くて手が出ませんでした。

f:id:yamada0221:20210512135307j:plain

丸井系ブランド、ABX。

f:id:yamada0221:20210512135324j:plain

f:id:yamada0221:20210512135341j:plain

こちらも丸井系の括りですかね?L.D.B.。

f:id:yamada0221:20210512135400j:plain

フランス留学中にパリの店舗に行ったことがあるような…。

f:id:yamada0221:20210512135416j:plain

 

流行りで終わらなかった「注目株のアレキサンダー・マックイーン」

モノクロのカルチャー系ページ。

f:id:yamada0221:20210512135432j:plain

f:id:yamada0221:20210512135444j:plain

左ページは読者間のファッションアイテム売買や友達募集ページ。

f:id:yamada0221:20210512135501j:plain

「注目株のアレキサンダー・マックイーン」は「流行りで終わる」ことはありませんでしたね。

f:id:yamada0221:20210512135519j:plain

ショップインデックス。

f:id:yamada0221:20210512135536j:plain

パソコン版たまごっちなんてあったんですね…

f:id:yamada0221:20210512135553j:plain

 

ストリートではクリストファー・ネメス人気高し

ストリートお洒落革命。

f:id:yamada0221:20210512135610j:plain

ヘルムート・ラングジーンズのアウターにミハラヤスヒロのシューズ。90sモード系はどうしてもアヴァンギャルドなブランドが注目されがちですが、こういう雰囲気もこの時代特有ですね。

f:id:yamada0221:20210512135627j:plain

このスニーカー、どこのでしょう…

f:id:yamada0221:20210512135643j:plain

クリストファー・ネメス、20471120、ベリーボタン。ここらへんは合わせている人多かったですね。

f:id:yamada0221:20210512135701j:plain

f:id:yamada0221:20210512135718j:plainチェック柄のフレアパンツはオゾンコミュニティ。

f:id:yamada0221:20210512135731j:plain

アンダーカバーのブルゾンにニット。

f:id:yamada0221:20210512135748j:plain

f:id:yamada0221:20210512135805j:plain

クリストファー・ネメス、人気ですね。

f:id:yamada0221:20210512135821j:plain

僕も当時はワックスを付けて、ツンツンなヘアスタイルでした笑

f:id:yamada0221:20210512135837j:plain

f:id:yamada0221:20210512135854j:plain

卓矢エンジェル。

f:id:yamada0221:20210512135913j:plain

丸井系でしょうか?僕は初見のウィルキィ・ロドリゲス。

f:id:yamada0221:20210512135931j:plain

smartの名物グラビアページ、ちんかめ。次のページにはがっつりヌードだったので、割愛しました。

f:id:yamada0221:20210512140113j:plain

スチャダラパーインタビュー。

f:id:yamada0221:20210512140131j:plain

www.youtube.com

音楽ページ。

f:id:yamada0221:20210512140149j:plain

「こだわりマイルーム」。ゲームクリエイター、飯野賢治さんが率いるWARPのスタッフのお部屋紹介。

f:id:yamada0221:20210512140205j:plain

f:id:yamada0221:20210512140222j:plain

飯野賢治さんのお部屋も紹介。

f:id:yamada0221:20210512140240j:plain

バンタンデザイン専門学校広告。

f:id:yamada0221:20210512140257j:plain

CUTiEやspringのロゴ入りグッズ、ちょっと欲しいですね。

f:id:yamada0221:20210512140315j:plain

現井浦新さんの連載。

f:id:yamada0221:20210512140332j:plain

「ミルクボーイ新作総額50万円プレゼント」。

f:id:yamada0221:20210512140348j:plain

左ページ、クラークスのナタリーかと思いきや、ダブルHというブランド。

f:id:yamada0221:20210512140407j:plain

裏表紙。

f:id:yamada0221:20210512140423j:plain

 この記事があなたのお役に立てれば幸いです!