山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

90年代のファッション誌は読み応えがありました。【POPEYE 1998年9月25日号】

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90年代のファッション誌を中心に、昔のファッション誌のアーカイブを兼ねてご紹介する企画、ファッションアーカイブ。

これまでの記事はこちらから。

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当時読んでたPOPEYE 1998年9月25日号

今回ご紹介するのは、POPEYE 1998年9月25日号です。この号は神保町の古本屋さんで見つけた時、即購入を決めました。というのも、当時この号を買って読んでいたことをよく覚えているからです。表紙は奥菜恵。

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Lee広告。ジェームス・ディーン。

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ナイキ広告。ロナウド。このセンス、いいですねぇ。

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トヨタスパシオ。今見るとこういうデザインもいい感じ。

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マイクロソフトのゲームパッド。

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ドレステリアがオープン

小ネタページ、POP EYE。

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スタイリストのクレジットに大好きな長谷川昭雄さんの名前を発見。

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今はなきセレクトショップ、ドレステリアがオープンしたというニュース。セレクトしていたクリストフ・ルメールやポールアンドジョーは、現在はユニクロとコラボしているというのはなんか感慨が深いです。

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今や定番的存在のアウトドアブランド、カリマーも「切り込み隊長」ということで、まだメジャーではない存在でした。

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映画、ガンモのTシャツを販売していたのは当時イケてるブランドだった、トランスコンチネンツ。

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www.youtube.com

日本のシューズブランド、リズム。欲しいと思ってた記憶があります。

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こちらも日本のブランド、ヒピハパ。当時購入したシャツは今も手元にあります。

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「私は、高いよ」。

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細身のカーゴパンツが新鮮だった時代

巻頭特集は「秋のマストアイテム大解剖」。で、まず紹介されているのが「細身のカーゴパンツ」。今だと細身のカーゴパンツって聞いても新鮮味もなにもないと思いますが、当時カーゴパンツは太いのが当たり前で、細身ってだけで十分新しいアイテムだったんですよ。僕も当時神戸の三宮OPAにできたばかりだったアダム・エ・ロペで細身のカーゴパンツを物色した記憶があります。

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こういう業界人が自分のイチオシを紹介する企画、好きだったんですよね。総じて、当時のファッション誌は今よりも読み応えがあったと思います。ネットもスマホも無かった時代で消費できるコンテンツが少なかったという理由もありますが、やっぱりクオリティが今とは違うような気がします。

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今も似たような企画はよくありますが、当時はなんか説得力があった気がします。今と何が違うんでしょうね。

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「この秋、キテる服の秘密」。

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これくらいの丈のウールコート、当時僕も着てましたよ。神戸ビブレでメンズビギのカジュアルライン、ラッドメスのを買いました。

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イッセイミヤケ出身のデザイナー、津村耕佑が手掛けるファイナルホーム。

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ブラックネーム。ありましたねぇ。当時でも結構マニアックなブランドだったと思います。

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海外インスタ市場で大人気のPPFMのパンツ。

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ブランドアイテムのピックアップ。

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エルメスのスニーカー。今やラグジュアリーブランドのスニーカーって当たり前の存在ですが、これも当時まだまだ新鮮だったんですよね。やっぱりスニーカーってカジュアルなイメージがかなり強く、この記事でもわかるようにエルメスのようなラグジュアリーブランドが出すのは珍しいアイテムでした。

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ユニクロブレイク前のコスパアイテム特集

安価良服、ということでユニクロブレイク前、ファストファッションブランドも上陸していなかった時代のコスパアイテム特集です。

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こちらでもPPFMのカットソーが。

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ざっと値段を見ると、今の低価格ブランドよりも明らかに高価。とはいえ、コスパ服、って言ってユニクロやワークマンの商品をば〜っと並べられるより、こうやって色々なブランドのアイテムを見られるのは単純にコンテンツとして面白いですね。

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で、マストアイテムを10点に絞っています。

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選ばれたのはヘルムート・ラングジーンズのコートやクリストフ・ルメールのジャケットなど。色使いはブラック、ライトグレーなどの非常にミニマムな印象

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NTTドコモ広告。

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こんな商品あったんですね。超小型ノートPC、あるいはスマートフォンの雛形的存在と言えそうです。

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WOWOW広告。ジダンとかバッジョとかエムボマとか。僕の場合、今よりも圧倒的に当時の方が知っているサッカー選手が多いです笑

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ブルータス広告はキョンキョン。

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美容外科広告にノースウェーブ

美容外科広告。普段はこういうページ、スルーするんですが。

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よく見るとスニーカーが当時流行っていたノースウェーブだったのでピックアップ笑。しかも珍しいハイカット。

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まだ途中ですが、今回はここまで。続きは明日アップ予定です。

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