
90年台のファッション誌を中心に、昔のファッション誌のアーカイブを兼ねてご紹介する企画、90sアーカイブ。これまでの記事はこちら。
90sストリートファッションを象徴する雑誌smart
今回ご紹介するのはsmart 1998年9/7号。表紙はコーネリアスと日暮愛葉さん(SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER)。日暮さん、斜め下を睨んでます笑。

ちなみに当時僕は大学1年生。ファッションに目覚めたのは高校のときでしたが、当時は放課後も休日も部活の軟式テニス漬けだったので、そもそも私服を着る機会がほとんどありませんでした。ですので、本格的に服を買うようになったのは大学入学後。おそらく、地元の神戸の三宮や元町だけでなく、大阪の梅田やアメ村にも足を伸ばし始めたころだと思います。
そこらへんのお話は、懐かしいこの記事でも少し触れています。
見開きは当時人気だった日本のヴィンテージジーンズレプリカブランドのひとつ、ドゥニーム。

次のページは目を惹く横向きの20471120の広告。

パチもんの注意喚起の広告です。この広告だけで、当時20471120の人気がどれくらい高かったかがわかるでしょう。取扱店もかなりありますね。

参考過去記事:
巻頭特集はジェネラルリサーチ&N.W.O
巻頭特集はジェネラルリサーチ。くくり的には裏原ブランドでいいんですかね?元々はシューズデザイナーとして活動していた小林節正さんが手掛けています。買ったことはありませんが、当時からずっと好感を持っているブランドで、今も中目黒を訪れたときは必ず目黒川沿いのお店を覗くようにしています。
ざっくりと言うと、アウトドア☓パンクがブランドコンセプト。この小さなポケットが山程付いたブランドは、最近海外インスタアカウントでも人気のデザインです。

参考過去記事:
モヘアニットやタータンチェック柄など、パンクを象徴するモチーフが取り入れられています。


ジェネラルリサーチと並んで「2大カリスマブランド」として特集されているのが、N.W.O。文化服装学院在学中に高橋盾さんと共にアンダーカバーを立ち上げた一ノ瀬弘法さんのブランドです。



N.W.Oはその後VANDALIZEに改名。東京コレクションにも出展していました。当時の一ノ瀬弘法さんのインタビューは↓のMRに掲載されていましたが、現在どういった活動をされているのかは、調べてみてもわかりませんでした。
オールドマルイ系アバハウスが普通に格好良い
続いて、マルイ系ブランドのアバハウスの「新作大解剖」。
最近オールドマルイ系が海外インスタアカウントでも注目されていますが、このアバハウスも結構いい感じ。左ページのMA-1みたいな配色、素材のステンカラーコートなんて洒落てますよね。

参考過去記事:
右ページの女性が着てるコートも良さげ。

アイテムカタログ。当時僕は神戸ビブレでアバハウスを含むマルイ系を買っていたので、ここらへんの商品は目にしているはずです。アバハウスはオリーブ☓レッドのリバーシブルのロンTを持っていた記憶があるんですが、雰囲気的にもしかしたらこのシーズンの商品かもしれません。

ロング丈のライダースジャケットはフリース素材。これ、かなり良さそう。

ニット類もいい感じ。オールドマルイ系はまだまだお宝が眠っていそうです。

当時ドハマりしていたクリストフ・ルメールにジョゼレヴィ
次はアイテムくくりのシャツ特集。A.P.C.、ラング、PPCM、ナンバーナインと当時の人気ブランドが並びます。




絶妙な配色のクリストフ・ルメールのシャツ。当時、こういったルメールのデザインが大好きでした。神戸ではデザイナーズブランド中心のセレクトショップ、ボードレーや今や全国区のセレクトショップとなったビショップで取り扱っていました。

捻ったデザインが多かったウィム・ニールスも好きでしたねぇ。でも、手が込んだつくりの分高価で手が出ませんでした。


中央のベージュのシャツはナンバーナイン。ブルーのタグが懐かしいです。

ベージュボディに辛子色のパイピングが素敵なジョゼ・レヴィ。フランスのデザイナーズブランドです。


袖が配色になっているニットもジョゼ・レヴィ。普通に今着たいです。


ミリタリーっぽいニットはヘルムート・ラング。23,000円と、今思うと結構お手頃価格。

こちらはビームスボーイ。

右のモデルさん、なんか見覚えあるなぁと思ったら梨花さんでした。

モノクロページになると「毒物混入!無差別殺人」と、急に衝撃的な内容に。

社会派です。

小栗旬さん、星野源さんの共演も話題になった映画「罪の声」のモチーフであるグリコ森永事件。

原作の小説の著者は僕の大学時代の友人です。こちらも面白いので是非。
|
|
竹中直人さんインタビュー。竹中さんはギャルソン好きで知られていますが、こちらもインナーのTシャツはコムデギャルソンシャツのものですね。

左ページはレヴィアボアというマルイ系ブランド。ミリタリーとパンクが合体したようなパンツも今海外でウケそうなデザインです。

モード系にシフトした20471120
冒頭でパチもん喚起広告も出していた20471120。

こちら、デザイナーのひとりであるLICAさんがスタイリングを手掛けています。

ヘアピンを使った攻めたヘアメイク。

ネオンカラーやキャラクターによるキッチュなデザインのイメージが強い20471120ですが、この頃はモード寄りにシフトしていたようです。



トラットリアナイトライブレポート
コーネリアス、カジヒデキ、シーガルスクリーミングキスハーキスハーなどが参加した、トラットリアナイトのレポート記事です。

トラットリアは小山田圭吾さんによるレコードレーベルで、このライブ参加メンバーの他、カヒミ・カリィや当時人気だった写真家、HIROMIXも所属していました。

カヒミ・カリィは一時期かなりハマっていました。
マルイ系ブランド、ミッシェルクランオム広告。

大学生ファッションを変えたKJ
同じくマルイ系ブランド、ルパートの広告にドラゴンアッシュの降谷建志さん。

既に「陽はまたのぼりくりかえす」がリリースされているのでブレイク後だと思うんですが、こういった広告に出ていたりもしてたんですね。

KJの登場は当時のメンズファッションにも大きな影響を与えました。ブレイク後は僕の大学でもKJファッションが急増したのをよく覚えています。ニューヨーク・ヤンキースのキャップが目印でした。
ちょい後ですが、このPVみたいな服装の人も多かったですね。
smartは本当にマルイ系ブランドの広告が多いですね。


時代性が出るレザーシューズのシルエット
Smart Girl's Fileは優香さん。
中とじ企画は’98秋の「靴」決定版。


このパンツの裾のたるんだ感じは今見ると新鮮ですね。

ブーツが色々並んでいます。

実はレザーシューズはシルエットに時代性がかなり出ます。このときはぽてっとしたトゥが目立ちます。

マサキマツシマ!ウィングチップにベルクロという攻めたデザイン。

コウジクガも人気でしたねぇ。シャークソールにベルクロ。当時は大阪の南堀江にオンリーショップがありましたね。


こちらも当時大人気だったビューティービースト。

ジョゼ・レヴィはシューズにもパイピング。トム・ブラウンのトリコロールカラーテープ並みのこだわりっぷりです笑。

コンフォートシューズ3大決戦はカンペール、ビルケンシュトック、トリッペン。ビルケンシュトックは今も人気ですが、カンペールとトリッペンは今ほとんど見かけなくなってしまいましたね。

ここらへんのトリッペン、当時欲しかったけど手が出なかったんですよねぇ。確か、神戸BALの最上階、コムデギャルソンオムプリュスの隣にあった、ドリス・ヴァン・ノッテンとかを扱っているセレクトショップに置いていたような。ショップ名、忘れちゃったなぁ…。

シューズメインのストリートスナップ。

ギャルソンの服にトリッペンのシューズ。当時、僕もこんな感じでした。

こういったハジけた格好もたま〜にしてましたね。

中とじ終わりで優香さんの続き。

ヤスヒロミハラ時代のミハラヤスヒロ
ファッションニュースページ。

ミハラヤスヒロじゃなくて、ヤスヒロミハラ。当時は逆でしたっけ?昔からミハラヤスヒロだった記憶があるんですが。ミハラヤスヒロも最初はシューズ専門ブランド。神戸では前述のボードレーで取り扱っていましたね。

ポータブルCDプレイヤーのループマスター。

ヴィンテージジーンズブームは一段落した頃だと思いますが、ヴィンテージ古着店の広告が出ていますね。



ジーンズの長過ぎるロールアップ
原宿でのストリートスナップ。

熊谷隆志さんと伊賀大介さんが師弟でスナップ。

ジーンズの長過ぎるロールアップも当時のトレンドでしたねぇ。

シェルターリーってありましたねぇ!大阪のアメリカ村にもありましたよ。確か…セレクトショップ?だった気がしますが、このマルタン・マルジェラインスパイアみたいなプリントTシャツも人気だった記憶があります。

調べてみたら、ドメスティックデザイナーズブランドだったようです。

今も昔も変わらないトルネードマート
今も存続しているマルイ系ブランド、トルネードマート。

こちら↓インスタグラムのトルネードマートの最新画像ですが、全体的な雰囲気は25年前と変わっていないんですね。
View this post on Instagram
チェンジングタイムス。こちらもマルイ系だったかと。


アバハウスが展開するシューズブランド、アルフレッド・バニスターのセカンドブランド(確か)、イレギュラー。かなり攻めたデザイン。

モノクロニュースページ。

シンイチロウアラカワコラボのジェニーちゃん。

カルチャーページ。

エンジェラーと呼ばれていた、卓也エンジェルの熱狂的なファンの特集。「もし卓也エンジェルがなくなったら?」の質問に対する答えの1位が「なければないで構わない」はどうかと笑

モノクロページにはお友達&恋人募集や、

売ります、買いますのコーナーも。かなり興味深い内容なのですが、住所本名丸出しなので流石にアップするのは控えます。

ショップインデックス。

「人気ブランド研究」。ローライダー。名前は見覚えあるのですが、正直あんまり記憶にないブランドです。

こういった切替デザインは今新鮮ですね。当時、似たようなカットソーを神戸のセレクトショップ乱痴気で購入したことを、これを見て思い出しました。

先程KJが広告に出てたルパート。

京都の四条河原町阪急の広告ページ。

ヘルムート・ラングジーンズです。

デザイナーズ、マルイ系などが出店していたようです。

セレクトショップ、ルイス広告。そうそう、ギャレ大阪にあったんですよね。当時よく通っていました。プラダのV135そのまんまのデザイン&素材のマスターピースのバックパックを買って、大学通学用に使っていました。

|
|
smartの名物コーナーと言えば「ちんかめ」ですが、この号では見当たらず。まだ始まってなかったんですかね?代わり、なのかどうかはわかりませんが、こんなフォトページが。

スタイリスト熊谷隆志さんのフォトグラファー名義、レイクタホ撮影。

アーティスティックです。

ペニシリンの千聖も着ているぞ!!
この号一番のパワーワードではないでしょうか笑。

ペニシリンの千聖も着ているぞ!!

Sick Of It AllというバンドのオフィシャルTシャツだそうです。

香水の広告。

大阪コレクションと東京コレクションに「人類の100年間のおろかさをテーマに」発表予定をしているbio politicsというブランド。

調べてみると、今もブランドは活動中のようです。
「羽は翼になった。翔べ。」

「淡い光が彩るギリシャ風内装から発信される最新モード系ストリートカジュアルを確認せよ。」確認するだけでいいんですね。

ハイロウズ広告。

イングランド製ニューバランスがアンダー2万円
ブランド古着屋さん広告。ヴィヴィアンの価格が表記されていないので、人気商品だったことがわかります。

イングランド製のニューバランスがアンダー2万円。今だと考えられない価格ですね。

Heaco広告、DJ KRUSHインタビュー。

当時のNHKの人気番組、トップランナーのDJ KRUSH回がありました。
ピロウズ広告にアルバム紹介ページ。

モデル、アラタさん(井浦新)のファッキンオン。ステレオフォニックス、ザモントローズアベニューのインタビュー。

N.W.Oプレゼント。

インフォメーション。

インディペンデントにゴルチエの財布。ここらへんも流行っていました。

裏表紙はヌーファイルというアズノウアズのメンズブランド。記憶にないです。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです!