山田耕史のファッションブログ

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ついに全国ネットのテレビで特集。本格到来した第二次古着ブームはいつまで続く?

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。
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4月30日に放送された日本テレビのZIP!で古着が特集されました。

僕が↓の記事を書いた2020年11月の段階ではテレビはおろか、ファッション誌やファッション系サイトでもほとんど報じられていませんでしたが、約半年で全国ネットの情報番組に取り上げられるくらいの大きなブームなったということでしょう。

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特集のおおまかな内容はこんな感じ。

どうやら見逃し配信などはしていないようなので、内容をざっくりとご紹介します。

 

 一番の魅力は安さ

 ”10代20代に広がる古着ブーム”

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古着の魅力を若者たちにインタビューしているのですが、まず挙げられているのが「安さ」です。

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僕も安さは古着の大きな魅力だとは思うんですが、インタビューしている場所が安さをウリにしている古着屋さんなので、特に価格を重視している若者が集まっているのではないかと思います。

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そして、第二の理由が「味」や「一点モノ感」

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スティックアウトのスタッフさんによると、今はインパクトの強いプリントや刺繍のスウェットが売れているそうです。

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ここで登場するのがファッションアナリストの山田耕史さん笑。

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放送では編集で余計な部分はカットされていましたが、取材用に書いた僕のメモの全文がこちら。

 日本でファストファッションブランドの人気が高まったのが2010年頃で、今の若者は物心がついたときから値段が安くてそこそこデザインが良い、いわゆるコスパがいい服は当たり前の存在になっています。
そういったファストファッションブランドも近年はデザインの同質化が進んでおり、どこでも似たような服しか買えず、人とカブることもあるでしょうから、個性的な服を求める若い人が古着に魅力を感じているのではないかと思います。

ちなみに、こうやってメモを用意したにも関わらず、慣れないリモート取材で全然メモ通りに喋れませんでした笑。

 

キムタク以来のファッションアイコン菅田将暉

90年代にも古着ブームがありました。当時のファッションリーダーのひとりが浜田雅功さん。

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そして、令和の古着ブームのファッションアイコンが菅田将暉さん

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実は、90年代〜00年代の木村拓哉さん以来日本のメンズファッションアイコンって登場していなかったんです。

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2000年代の美容師ブームの頃は、「奈良様」こと奈良裕也さんがネットオークションなどでも「奈良着」というワードが登場するほどの人気でしたが、一般人まで幅広く知られる程ではなかったと思います。

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2010年代はこれといったメンズファッションアイコンは不在の時代でした。

そして登場した菅田将暉さんは20年代を代表するファッションアイコンになるのでしょうか?今後を楽しみにしたいですね。

ちなみに、ここらへんについての僕のメモはこんな感じ。

遡って言えば、戦後の日本におけるファッションの始まりもいわば古着で、アメリカ進駐軍から放出された服、つまりアメリカ軍の古着が東京上野のアメ横などで売られており、そこからジーンズなどの後にアメカジと呼ばれるアイテムが徐々に日本で知られるようになりました。

その後、大きなブームになったのが1990年代半ばで、特にリーバイス501XXに代表されるヴィンテージジーンズが人気でした。

当時はダウンタウンの浜田雅功さんのファッションが人気で、浜田さんのスカジャンやMA−1にスウェット、そしてヴィンテージジーンズという服装はハマダーと呼ばれ、浜田さんはファッション誌にも数多く登場していました。

90年代はリーバイス501XXに代表されるヴィンテージアイテムなど、希少性、レアであることが価値でしたが、現在のブームはそういった価値観ではなく、単純に服のデザインやファッション性に重きが置かれているようです。

 

ディグの楽しさ

特集では古着好きの若者にもリモートで取材していました。

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そこで男の子が語っていたのが、「お気に入りを探す宝探し」的な楽しみ方

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 以前から当ブログでは「ディグ」の楽しさをご紹介していましたが、今も同じように若者もディグを楽しんでいると知り、嬉しかったです。

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自分だけが価値を感じられるモノを見つける

そして最後の理由がユニセックス。メンズの大きなサイズの古着を着る女性が増えています

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 ファッションアナリストの山田耕史さんは「1990年代は男性中心の古着ブームだった「今は女性も含めたより大きなブーム」とコメントしています笑。

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今回のブームについての僕のメモがこちら。

90年代は男性主体でしたが、今回は女性も含めたより大きなブームになっているので、第一次古着ブームに続く、第二次古着ブームと言えると思います。

現在数百万円の値段が付いているヴィンテージジーンズも、元々は炭鉱夫の作業着だった訳で、それまでは見向きもされなかったアイテムに価値を見出すのも古着の楽しさのひとつです。
例えば、90年代以降のGAPの古着は数年前までは多くの古着屋さんの軒先で安値で叩き売られているような、付加価値がほとんどないアイテムでした。
ですが、ここ数年でそういった誰も目を付けていなかった90年代のGAPに価値が見出す人が増え、最近ではオールドギャップと呼ばれ、価格も高くなっています。
また、今のティーンエイジャーにとって90年代は全く知らない時代なので、若い人にとって90年代の古着は新鮮に感じられる、ということも人気の理由の1つだと思います。
オールドギャップの例のように、今見向きもされていないアイテムも、数年後には価値が見出され値段が高くなっているかもしれません

個人的には、オールドギャップを例にして「それまでは見向きもされなかったアイテムに価値を見出すのも古着の楽しさのひとつ」ってことを広くお伝えしたかったんですが、残念ながらカットされてしまいました。

安さや一点モノ感も確かに古着の良さではあるのですが、世間的に既に定まっている価値感でモノを選ぶのではなく、自分だけが価値を感じられるモノを見つけるという楽しみ方は、古着以外の服ではなかなか体験できないと思っています。

そして、なんとなくですが、今は既成の価値に囚われず古着を楽しんでいる若者が多い気がします。

 

古着ブームの今後は?

どんなブームにも必ず終わりは訪れますが、今後古着ブームはどこまで拡大するのでしょうか。

ブームは大抵の場合マスに拡大する頃には収束しますが、このご時世で東京からほとんど出られていないので、現在古着ブームが地方でどれくらい拡大しているのか、把握できていません。

なので、あくまでも大まかな予想ですが、古着ブームはここ数年間は継続するのではないか、というのが僕の予想です。少なくとも2年くらい、続くのではないでしょうか。

その理由は、古着に代わる新しいファッショントレンドがまだ現れていないからです。

今、街を歩いていてもファッションシーンを索引するイノベーター層の多くは古着を着用しているように見えます(もちろん憶測ですが)。

イノベーター層が古着を愛用している現段階では、まだまだ古着ブームは続くのではないかと考えています。

以前、↓の記事でファッションの殿堂、伊勢丹メンズに古着屋さんがオープンしたことをご紹介しました。

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それに加え、今朝こんなニュースを目にしました。

また、下北沢ではまだまだ古着屋さんが増加しています。

これだけ古着屋さんが増えている状況を鑑みると、もしかしたらこの古着ブームは5年以上継続するのではないか、とも思えてきます。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです!