昨日インスタグラムを見ていたら、びっくりするポストを目にしたので早速こちらでもご紹介します。
凄い!モードの殿堂、伊勢丹メンズに高円寺の古着屋さんサファリが出店!
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」(KADOKAWA)発売中! (@yamada0221) 2021年3月10日
しかもポップアップとかじゃなく常設!
これは時代の転換点になるかも。 pic.twitter.com/WPUaQGYkJc
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新宿にある伊勢丹メンズはグッチやプラダなどのラグジュアリーブランドや、コムデギャルソンやリック・オウエンスなどのデザイナーズブランドを数多く取り扱う、日本を代表するモードの殿堂。つまり、メンズファッションを取り扱うお店の中でも、特に古着との距離が遠い部類と言えるでしょう。
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サファリは古着の街、高円寺に複数の店舗を構える有名店。ちなみに僕は最近サファリが委託販売だということを知りました。
へー委託だったんすね。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」(KADOKAWA)発売中! (@yamada0221) 2020年11月17日
RT @wwd_jp ビンテージ古着委託販売の先駆け、高円寺「サファリ」が逆風の中で進んだ19年 https://t.co/tQ7lP9qHPj
サファリはアメカジやアウトドアなど、 店舗によって様々なファッションテイストのアイテムを扱っています。今回の人材募集の条件が「クラシコイタリア、インポートブランド、ドレスシューズ等販売経験のある方、ブランド知識をお持ちの方」ということなので、伊勢丹メンズに出店するのは高円寺にある3号店アネックスで扱っているスーツや革靴などのドレスアイテムが中心になると思われます。
クラシコイタリアの知識があるスタッフを募集してるので、扱うのはドレスアイテムが中心ぽいですね。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」(KADOKAWA)発売中! (@yamada0221) March 10, 2021
百貨店に古着屋さん、これからどんどん増えるんじゃないですかねぇ。楽しみです。
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今回調べてみてわかったのですが、少し前に伊勢丹メンズにサファリがポップアップストアを出店していたようです。おそらく、こちらが好調だったので常設出店が決定したと思われます。
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新宿ルミネにも古着を扱うセレクトショップが出店
古着屋さんを導入するのは伊勢丹メンズだけではありません。、日本一の売上を誇るファッションビル新宿ルミネにも古着を扱うお店がオープンするそうです。僕の知る限り、新宿ルミネにもこれまで古着を扱うお店はなかった筈です。
新宿ルミネにも古着を扱うお店が。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」(KADOKAWA)発売中! (@yamada0221) 2021年2月25日
新鋭セレクトショップREPORT_SHOP、新宿ルミネエストへ出店 | https://t.co/8mT0S9Mgnc(ハイスノバイエティ) https://t.co/DmKcmOo7Lu
レポートショップという代官山にある、新品のブランドアイテムと古着を扱うセレクトショップです。
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また、これまで古着屋さんが出店していたファッションビルでも、更に古着屋さんが増えているようです。
ファッションビルにも古着屋さん。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」(KADOKAWA)発売中! (@yamada0221) 2021年1月31日
…ここまで来ると、バブルの匂いしてきましたね…
天王寺ミオが古着店舗を拡充、4月までに約60店舗をリニューアル https://t.co/oDMtMBb9Bk
若者でごった返す下北沢の古着屋さん
以前、こちらの記事で現在若者の間で起こっている古着ブームをご紹介しました。
このブームには、今や若者にとって一番馴染みのあるファッション情報源であるインスタグラムで乱立している古着メディアの影響が少なくないと思っています。
ですが、今回の伊勢丹メンズの件は、感度の高い若者の間だけだった古着ブームが他の世代も巻き込んで本格化していることを表しているではないかと思います。
以前の記事で、西のモードの殿堂である梅田阪急で古着と古雑誌のポップアップストアが開かれるなど、これまで古着とは縁遠かった百貨店にも古着ブームの波が押し寄せています。
百貨店のパワーが落ちた言われる昨今ですが、日本のメンズファッション業界における伊勢丹メンズの注目度の高さは変わっていないでしょう。伊勢丹メンズがやったのなら、ということで他の百貨店が追随して古着屋さんを新たに導入する可能性は十分あると思います。
まだまだ続く古着ブームは2020年代の一大ムーブメントになる?
最近僕はできるだけ頻繁に下北沢や高円寺を訪れるようにしていますが、依然として古着屋さんは沢山の若者でごった返しています。
いつもにも増してお洒落な若者で賑わう下北沢。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」(KADOKAWA)発売中! (@yamada0221) 2021年2月19日
ファッション誌なんか見るよりも、下北沢駅前に10分ほど立って、行き交う若者たち見てる方がよっぽど刺激になると思います。
しかし、みんな古着買ってますねぇ。デザートスノーや西海岸の袋を持ってる子がいっぱい。
また、古着屋さんの新規出店も続いています。
タピオカブームが去った下北沢は今、空前の古着屋ブーム。
— Jun Fukunaga (@LadyCitizen69) 2021年3月9日
そんな中、今度新たに大阪からやってくるのがこちらのお店。漂うスーパー玉出感のせいで妙に親近感わいてしまった。 pic.twitter.com/5gLkua6lrw
こちらは低価格がウリの下北沢の古着屋さんが新たに増やした店舗での様子。大繁盛です。
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感度の高い層が多い下北沢がこの状況なので、古着人気はまだまだ続くと思われます。
2008年にH&Mが銀座に出店し、5000人以上の行列をつくったことを皮切りに、2010年代前半はファストファッションブームが巻き起こりました。
その後、ファッション業界にはこれといったブームは起こっていませんでしたが、もしかしたら昨今の古着ブームは2010年代のファストファッションブームに続く、2020年の一大ムーブメントになるかもしれません。
古着は大きなビジネスになるのか?
また、面白いところではこんなサービスも登場しています。古着のサブスクです。
TABI LABO: 【月額5000円】古着屋さんの「服を永く着る」サブスク.https://t.co/hz3ScExvu5
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」(KADOKAWA)発売中! (@yamada0221) 2021年1月16日
月額5,000円で「2万円(税抜)以下のUSED/VINTAGEアイテムを月に5点まで、最長で1ヵ月間のレンタルが可能 」、そして「服のリペアや裾直しを毎月、1点無料で利用できたり、衣類の黒染めを特別価格で利用できたりする」のだそうです。
古着は基本的に全て一点物で、それぞれデザインもサイズも素材も状態も違います。 ですので、僕は古着は大きなビジネスにはなりにくい考えていましたが、サブスクのような新たなアイデアや、テクノロジーを利用することでこれまで存在しなかった古着ビジネスが今後生まれるかもしれません。
僕も今年の秋に古着屋さん開店します
実は僕も古着屋さんを開店する予定です。僕の場合はビッグビジネスとは程遠い、趣味の延長線上みたいなイメージですが…
ようやく入手しました!
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」(KADOKAWA)発売中! (@yamada0221) 2021年3月3日
これで念願のヴィンテージモンベル専門古着屋さん開店!
…と言いたいのは山々なんですが、季節はもう春。手持ちの商品は秋冬モノばかり…ということで、秋になるまでは開店は見送りですかねぇ… pic.twitter.com/JAS3sjJrIZ
扱うのは以前からハマっている90年代、80年代のヴィンテージモンベル。
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世界初のヴィンテージモンベル専門オンライン古着屋として、この冬にオープンしたかったのですが、古物商許可が下りるのに予想外に時間がかかってしまいました。現在コツコツと集めているヴィンテージモンベルは全て秋冬モノなので、オープンは今年の秋になりそうです。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです!