
90年代のファッション誌を中心に、昔のファッション誌のアーカイブを兼ねてご紹介する企画、ファッションアーカイブ。
これまでの記事はこちらから。
3回目になる、スリル1999年9月号のご紹介です。
サンダルもスクウェアトゥ
”夏アイテム大集合500”。

帽子。カシラが多め。

サングラス。イエローやブルーなど、当時流行ったカラーレンズが目立ちますね。当時、NIGOさんや高橋盾さんもよく着用していたフレームが狭めのタイプと、バウンティハンターのヒカルさんのトレードマークであるブリコは特にこの時代を象徴するサングラスですね。特にこの時代ならではのアイテムですね。そう言えば、この時代がファッションアイテムとして最もサングラスの注目度が高かったような気がします。

サンダル。

ストラップが付いたブラウンのレザーサンダルはトランスコンチネンツ。サンダルでもスクウェアトゥ。

当時、シルバノマッツァなどが牽引していたスクウェアトゥ人気はサンダルにも波及していたんですね。
切り替えデザインのヴァンズのサンダル、いい感じ。ABCマートがヴァンズの日本での商標権を取得したのは1994年なので、このサンダルは日本企画かもしれません。

左上の迷彩柄は今も展開されているロンドンのブランド、マハリシのもの。フットウェアも出してましたっけ。

スニーカー。

ワールドワイドラブ!の爪先配色のチェッカーフラッグ柄スニーカー、元ネタはコムデギャルソンオムプリュスでしょうね。

赤のスニーカーはカンペール。当時人気でした。

下段中央はサロモン。

上段左から3番目もサロモン。当時は注目度は今よりも断然低かった筈ですが、なかなか良いデザイン。

現在の洗練されたデザインのサロモンもいいですが、個人的には90年代の方が今履きたいと思うデザインです。
バッグ。赤やネイビーの色合いが90sな感じ。


シルバーアクセサリー。

ハリランの「快楽」「自由」のピアス、いいですね。僕はピアス穴はないんですが…

スカルのブレスレットはビューティビースト。

ビューティビーストのスタッフさんのコメント。

その他アクセサリー。

フリップフラップ!双子デュオです。

当時、ファッション誌にもよく登場していましたが、曲は今回初めて聴きました。

最近では日本双子祭りというイベントの司会なんかもされているそうです。
10/27の日本双子祭りの司会は
— 😃😃日本双子協会公式😃😃 (@JapanTwins) 2019年10月18日
双子の音楽ユニット「FLIP-FLAP」!
アテンド、受付もすべて双子!!
お子様から大人まで
皆様のご参加お待ちしております~☺️☺️
日本双子祭詳細、受付はコチラから↓↓https://t.co/YKieq1eaWK #双子 #ハロウィン pic.twitter.com/6wHs23iW3r
香水通販。

”SILVA×荒木経惟”。アラーキーの連載のようです。

この後でしたっけ。テレビのバラエティ番組にもよく出ていたような気がします。


ビューティー系広告。

こちらも90年代のファッション誌ではよく見かけたお二人、宇川直宏さんとボアダムスのYOSHIMIさんの対談。

話題はインド映画が中心。

「アルナーチャラム 踊るスーパースター」という映画とのタイアップぽいです。
ニュースと投稿ページ。バッファロー’66や」TOKYO TRIBEなど、late90sを象徴するカルチャーのニュースがさらりと。左下はじゃマール公認なんでしょうか?それともパロディ?後者っぽい感じですが。

”ギャル斬り御免”。

見ていて楽しいクリエイティブなヘアスタイル
”人気ヘアサロン大全集””原宿ヘア図鑑”。色とりどり、坊主からドレッドまでスタイルも様々。

見ていて楽しいですね。ここ数年でまた個性的な髪型の若者が増えていますが、ファッションだけでなく髪型にも90年代の影響がありそうです。

ヘアサロン、東京編。

美容師さんは割りとシンプルな髪型。

右上の彼はマルタン・マルジェラのエイズTを着用。

大阪編。ファイバーズームとか、懐かしいですね。

今も店舗多数。
今見ても個性的なビューティビースト
”ビューティ:ビースト大研究””。

現在、海外のインスタマーケットで大人気もビューティビースト。右ページの甲冑っぽいアイテムなんか、今見ても個性的。左ページの花のようなラッフルの付いたブルゾンも面白いです。

ボタンや生地の質感が面白いコートに、ディフォルメされたようなスクウェアトゥのシューズ。90年代の日本のデザイナーズブランドしか持ち得ないであろう雰囲気ですね。唯一無二なので、この雰囲気に惹かれる人が今も世界中に存在することはうなずけます。

”夏を制する着まわしテクニック”。

かなりミニマルでモードな雰囲気。右ページ中央はジョン・スメドレーのノースリーブニットにラフ・シモンズのワイドスラックス、コンバースオールスターというザ・late90sモードというコーディネート。

デザイナーズブランドに古着など、かなりミックス感のあるコーディネートです。

美容系広告。

チボマット、インタビュー。”今回はショーン・レノンの全面参加も話題”。


”ハードコアの最終兵器WRENCH”と”今や日本一のスカ・パンク・バンドに成長したKEMURI”インタビュー。

右ページ、新譜紹介。Hi-STANDARDの名作「MAKING THE ROAD」。他にもカジヒデキ、嶺川貴子、いしだ壱成などなど。

”にっぽん最古。インターネットプロバイダー”。掲載されているURLは今は使われていないようです。

右上、メンズヘアスタイル・ビューティー誌、ビダン。

調べてみると、誌名は変わったものの2011年まで出版されていたようです。
”ファッション・リリース”。

人気だったポータブルCDプレイヤー、ループマスターのエディフィスの別注、ラッドミュージシャン別注の腕時計、インディペンデントなど90s感満載。

アレキサンダー・マックイーンの時計なんであったんですね。88,000円となかなかのお値段。

”関西特選情報”。

原田専門家!

個人的には伝説のお笑い番組、吉本超合金のロゴが印象に残っています。
今では絶対に放送できない企画の数々。めちゃくちゃ笑って観てました。
”鈴康寛(シンガー・ソングライター)”。

中西俊夫さんデザインのTシャツプレゼント。

裏表紙はファッションブランド、BA-TSU。
