【普通の古着】とは気軽に手に入れられる古着のことです。
僕がファッションに興味を持ち始めた高校時代、僕は近所にある古着屋さんでよく買い物をしていました。
他に服屋なんて全くない住宅街にあったそのお店には、手頃な価格の古着が並んでおり、気軽に古着を楽しむことができました。
そういった経験もあってか、僕は今も手頃な価格の古着が好きです。
とはいえ、価格が手頃であれば、どんな古着でもいいという訳ではありません。
僕が書籍「結局、男の服は普通がいい」で提案している「普通服」のように、シンプルでベーシックなデザインのものが中心。
そして、古着ならではの面白さがあることは必須条件です。
【普通の古着】では、ヴィンテージやレアという価値観ではない、僕なりの古着の楽しみ方をご紹介していきます。
この秋に一番着ていた服
この記事を書いているは11/13(日)の深夜。
今日の日中は半袖でも過ごせるくらいの暖かさでしたが、それでも11月中旬ということもあり、朝晩は冬の寒さが感じられる日が増えてきました。
つまり、もうそろそろ秋も終わりということ。
そう言えば、この秋に一番気に入って着ていた服ってなんだろう?と、日々の装いを思い返してみると、このコーデュロイシャツが思い浮かびました。
老舗アウトドアブランドRoyal Robbins
タグを見ると、「Royal Robbins」とあります。
僕は全然知らないブランドだったんですが、ググってみるとちゃんとしたサイトを発見。
インスタやYouTubeもしっかりと運用している、バリバリ現役のアウトドアブランドでした。
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設立は1968年。なかなかの老舗です。パタゴニアやグラミチと同じく、創始者はクライマー。
Royal Robbinsは、ヨセミテの有名スポットで世界初のクライミングに成功したトップクライマー、RoyalとLizのRobbins夫妻が1968年に設立したアウトドアブランドです。当初は、ピトンやロープ、カラビナなどのクライミング用品を販売していましたが、その後商品の幅を広げ、イングランドからウールのセーターを輸入し衣料品の販売を始めました。
1975年からは、自社でデザインと生産を始め、アウトドアの精神を日常生活にも取り入れている顧客向けに、仕立てのよい高品質な衣料品の販売を開始し、現在に至っています。
ウィキペディアには創始者のページがありました。
ひと目で気に入った紫色
このシャツは、近所のトレジャーファクトリースタイルで購入しました。お値段は2,000円くらいだったと思います。
今日の服装。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年10月9日
気に入ってるトレファクで買った紫のコーデュロイシャツに、00sリーバイスレッド。スニーカーはもちろんチープアシックスのトレイルスカウト。
友人家族と大きな公園に来てます。 pic.twitter.com/6cYSUovFlP
このシャツを選んだ理由はとても明快です。
この紫色がひと目で気に入ったからです。
僕は子供の頃から紫色が一番好きな色でした。
好きになったきっかけははっきり覚えていないのですが、おそらく日本史だったのではないかと思います。
聖徳太子が制定した、冠位十二階。
皆様御存知の通り、与えられた位によって冠の色が違うのですが、最も高い位の冠の色が、紫色です。
https://hotokami.jp/articles/241/
そんなことから、僕は紫色に対して非常に良いイメージを持っていました。
ちょうど今思い出したのですが、僕が生まれて初めて親にねだって買ってもらった服が、小学5年生のときのジャージー上下で、そのとき僕が選んだのは、ネイビーベースに紫の差し色に入れられた、アシックスのジャージーでした。
色を楽しむことの面白さ
まぁそんなことはどうでもいいのです。
最近は服の色合いを楽しむことが以前よりも増えている気がします。
↓の記事を書くために色々調べてみて初めて知ったのですが、紫色って意外と着られる季節が多いんです。
僕的には紫って春のイメージが強くて、春以外はあまり着ないようにしていたのですが、↑の記事にある夏や秋だけでなく、春や冬にも紫色の花は咲いていることを知ったので、最近は季節を問わず紫色を着るようなりました。
例えば、こんな風に。
こちらは、過去記事の画像。裏ボアでめちゃくちゃ暖かい、ワークマン×山田耕史「超撥水ウォームシェフパンツ」の着用画像です。
こういう風に、紫色☓えんじ色、なんていう色合わせも最近は楽しめるようになってきました。
メンズファッションってどうしてもウンチクが先行になってしまいがちですが、「好きな色」を楽しむことや、季節の色を楽しむことも、面白いですよ。