先日、近所のワークマンを訪れたときに目にしたのが、こちらのメリノウールのソックス。
↓の記事で詳しくご紹介していますが、去年初めて着用したワークマンのメリノウールインナーが大のお気に入りになっているので、メリノウールアイテムには反応してしまいます。
これは試してみなくては、ということで購入しました。
多彩な機能を備えたメリノウールを60%使用
カタログによると、「バーサタイルメリノ ミドルソックス」という製品名のようです。バーサタイルとは「多用途」という意味。
エクストラファインメリノウールを60%使用。上掲のインナーの記事で詳しくご紹介していますが、
ウールマークのサイトによると、メリノウールには以下のような多彩な機能が備えられているそうです。
1. 防臭効果
メリノウールは汗を抑え、臭いも軽減します。運動の後の不快な臭いは汗が分解するときに発生します。メリノウールは水蒸気を吸収するため、身体に残る汗の量(従って臭いも)を軽減します。メリノ繊維は臭い分子を洗濯時まで閉じ込めるため、メリノウールの衣服は快適さを長時間保つことができるのです。
2. 天然の吸放湿性
ウール衣服は通常のアパレルの種類の中で最も吸放湿性に優れています。ウールの天然のクリンプ(縮れ)が優れた断熱性を与えてくれます。ウール繊維が大量の水蒸気を吸収して蒸発させるため、ウールの衣服はベタつかず他の繊維で作られた衣服に比べて快適です。
3. 体温調節
合成繊維とは対照的に、ウールは体温の変化に反応するアクティブファイバーであるため、着用者を快適に保ってくれます。ウールは皮膚から熱を放出するため、暑い日には合成繊維に比べて2倍涼しく感じます。
4. 型崩れせず快適
メリノウールは繊維の優れた天然の伸縮性のために、身体にぴったりフィットします。ストレッチをすることが多い運動中は、身体に沿って伸縮し、元の形に戻る衣服が望ましいです。顕微鏡で見ると、メリノウール繊維はコイル状のスプリングのようになっており、圧力から解放されると元の形に戻ります。そしてメリノウール繊維はとても細いため、素肌に直接着用してもラグジュアリーな着心地を提供してくれます。
5. 汚れにくく、お手入れ簡単
メリノウールは清潔さをより長く保ち、洗濯するのも簡単です。合成繊維とは異なり、メリノウール繊維には外側に天然の保護層があるため、汚れが付きにくく吸収を防ぎます。
洗濯が必要になっても、現在は多くのウール衣服が洗濯機で洗って乾燥機で乾燥することができるため、お手入れが簡単です。
6. UVカット機能
メリノウールの衣服には天然の優れたUVカット機能があります。数百万年にわたって羊を様々な自然環境から守るために進化してきた天然繊維であるメリノウールは、紫外線を吸収するため幅広いアウトドアでの活動に適した素材です。
ウールの他、ナイロンとポリウレタンが用いられています。
2足セットで980円。
「バーサタイルメリノ ミドルソックス」に手が伸びた一番の理由は、白色があったから。考えればもう10年くらい、靴下は白色がメイン。
白色と言っても、オフホワイト。本当は真っ白がいいんですけどね。
以前ワークマンの中の人に聞いたんですが、どんなアイテムでも真っ白って製造時の汚れ対策が大変で、作るのが難しいそうです。
甲の部分には真っ白の柄が入っています。こういう柄は個人的には不要なんですが、靴を履いてしまえば見えないので、まぁ良しとしました。
裏返してみました。
つま先とかかと部分はパイル状になっています。
着用するとこんな丈感です。
日課のウォーキングの他、最近自転車ではなく歩いて保育園から帰りたがる5歳次男の迎えなどで着用して、履き心地を確かめました。
レイルロードソックの履き心地の虜
ワークマン「バーサタイルメリノ ミドルソックス」の履き心地をレビューする前にご紹介しておきたいのが、現在僕が愛用している靴下、レイルロードソックのこと。
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こちらはレイルロードソックを裏返した状態。
くるぶしより下が全部パイル生地になっており、これが優しい履き心地と適度なクッション性を生んでいるのです。
今の僕は完全にレイルロードソックの履き心地の虜。
短パンばかりになる夏場はいつもショートソックスを履いていましたが、今夏は↓のようにレイルロードソックをクシュッと短くショートソックスのようにしていました。
今日の服装。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年9月16日
00s田中オムのシャツに90sギャルソンシャツのTシャツ、ラルフのリネンタイラーショーツ、チープアシックス。 pic.twitter.com/B6bzDXqMb1
もっと早く出会えていたら…
レイルロードソックの履き心地の虜になっている今の僕にとって、ワークマン「バーサタイルメリノ ミドルソックス」のつま先とかかと部分だけのパイルは少し物足りなく感じてしまいます。
とはいえ、それ以外は非常に良い靴下だと思います。
特に、夏場に短パンと合わせたいこの丈は、僕にとってとても魅力的。
メリノウール素材ということで、今の秋冬シーズンに発売されたのでしょうが、僕的には春夏シーズンに欲しかった一足だったな、と思いました。
ウール素材の防臭効果や吸放湿性は冬だけでなく夏にも役立つ機能。
なのでもし、もっと早く出会えていたらこの夏のメイン靴下になっていたかも、と思います。
10月発売予定の「インサイドメリノパイルソックス」が良さげ
ワークマンの2022年秋冬オンラインカタログには、他にも数多くのメリノウールソックスのラインナップが見られます。
こちらは補強糸が用いられたプロ用の「ワーカーメリノ」。
ワークマン以外のブランドもそうなんですが、メリノウールソックスは杢素材が圧倒的多数。
そんな中、この「バーサタイルメリノ」はシンプルな見た目なので、一般的なカジュアルウェアとの相性が良好です。
丈によってカラーバリエーションが違います。レギュラー丈に白がないのは何故なんでしょう…
底部分に滑り止めが付いた、ルームソックスもあります。
こちらは「フルパイル」。なので、レイルロードソックのような履き心地が味わえるかもしれませんが、履き口のラインは僕には不要なんですよね。
で、このカタログのなかで一番良さそうだったのが、内側がウールのパイル生地になっている「インサイドメリノパイルソックス」。これならレイルロードソックのような履き心地が期待できる上に、無地なのでカジュアルウェアとの相性もそこそこ良さそう。本当は白があったら良かったんですが、前述の理由があるのでまぁしかたないでしょう。
僕的には、「インサイドメリノパイルソックス」がそんなに厚手じゃないといいなぁ、と思っています。
以前北海道に旅行に、スマートウールというブランドのウールの靴下を履いて行ったのですが、防寒性が高い代わりにかなり厚手なので、東京での日常使いにはちょっとオーバースペック。
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ワークマン「インサイドメリノパイルソックス」は10月発売予定。
楽しみに待っていたいと思います。