山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

00年代の「カッコイイ」を定義したエディ・スリマンと、その末裔の2006年マルイ系・セレオリから考える「大衆化」と「ダサさ」。

目次

 

今の感覚から最もかけ離れたファッション

今回ご紹介するのは「FINE BOYS」2006年12月号です。

この号が発売された2006年の大きな出来事と、流行語はこんな感じでした。

・ライブドア(現・LDH)の代表取締役社長であった堀江貴文らが証券取引法違反容疑で逮捕され(ライブドア事件)、前年にメディアなどを騒がせたヒルズ族も一転して逆風にさらされることとなった。

・夏の甲子園大会で早稲田実業を優勝に導いた斎藤佑樹投手は「ハンカチ王子」と呼ばれ注目を集めた。以降、「○○王子」という言葉が流行るようになる。

・10代から20代を中心として第二次ケータイ小説ブームが起き、翌年にかけてベストセラーが続出するようになった。

・北朝鮮が地下核実験に成功したと発表、日本を含め東アジアおよび国際社会に衝撃が走った。

ja.wikipedia.org

・エロカッコイイ(エロカワイイ)

・格差社会

・シンジラレナ〜イ

・たらこ・たらこ・たらこ

・脳トレ

・ハンカチ王子

・ミクシィ

・メタボリックシンドローム(メタボ)

ja.wikipedia.org

 

大学生がターゲットでマルイ系、セレオリがメインの「FINE BOYS」

「FINE BOYS」は休刊が相次ぐメンズファッション誌も多い中、2023年現在も月刊を継続しています。

大学生を中心としたティーンズがターゲットのメンズファッション誌。

後述しますが、誌面に登場しているのは、マルイ系やセレクトショップオリジナルなど、学生でも比較的手を出しやすい価格帯のブランドが中心です。

僕がこの「FINE BOYS」2006年12月号の内容を見たときに感じたのが、「2023年現在の感覚から最もかけ離れているファッションではないか」、オブラートに包まずに表現すると「今の感覚からすると一番ダサいファッションではないか」いうこと。

今回の“ファッション”では、何故「FINE BOYS」2006年12月号のファッションが「現在の感覚から最もかけ離れているファッション」なのかを分析できればと思います。

 

“全身でタイトなシルエットを堪能する”

巻頭特集は“5大アウターは「上品着こなし」で差をつけろ!”。

いきなり登場したアウターが、近年ではなかなか見る機会が少ないPコート。しかもショート丈でタイトシルエット。そして、ジップや金色のボタン、切り替えといった主張の強いデザインが目を引きます。

続くのはM−65にモッズコートといったミリタリーアウター。

中折れ帽。

“旬のレザージャケット、着こなしレベルアップのコツは?”

レザーアウターも最近ではあまり見ないアイテムです。

そして、僕的に非常にインパクトがあったのが、“全身でタイトなシルエットを堪能する”という一文。そう、2006年頃はタイトシルエットこそファッショナブルというファッション感でした。そして、タイトシルエットを構成する上で最も重要なアイテムがスキニーパンツです。

 

2006年の人気ブランドの今

切り替えデザインが目立つレザージャケットはイロコイ、シャツはラウンジリザード、ジーンズはプレッジ。どれも、当時ロックテイストのデザインが人気だった日本のファッションブランドです。

イロコイは現在もブランド展開中。当時よりもマイルドな印象になっています。

www.instagram.com

ラウンジリザードは2018年にブランド休止。2年後の2020年に復活がアナウンスされます。

www.fashionsnap.com

ですが、↑の記事にも掲載されているブランドのインスタグラムアカウント↓は、現時点では削除されており、ブランドの活動状況は不明です。

https://www.instagram.com/loungelizard_official/?hl=ja

プレッジはナンバーナインのスタッフだった三浦秀教さんと高田昌哉さんによるブランドですが、こちらも現在の活動状況は不明です。

誌面に戻って、シングルライダースジャケットにシャツ

表情のある素材のストール。ブーツカットジーンズに主張の強いベルト

長〜いマフラー。

ボア。

 

“4大上品小物”で“ぐーんと差がつく”

“カジュアルになりがちなダウンを大人っぽく着るには?”

“ちょっとした小物使いでぐーんと差がつく”ということで挙げられているのが、ロングマフラーとリボンハット

それに、ホワイトベルトにミニボストンが“4大上品小物”

ダウンの生地はかなりツヤがあるものが主流。

スタッズやコインが盛り盛りに盛られたベルトが“キレイめ小物”として提案されています。

 

人気ブランド、シェラックの今

“気になるコートのインナー、どうすればいい?”

ウールコートのインナーにVネックニットとシャツというコーディネートも、長らく見ていない気がします。

“シワ加工と細身のシルエットによって、トレンチコートのオヤジ臭さを解消した今季らしい1着”は、ドメスティックブランド、シェラックのもの。

2006年当時は人気ブランドだったシェラックは2018年に倒産

alarmbox.jp

現在はタカキューが展開し、ショッピングモールなどに出店しているブランド、セマンティックデザインとのコラボレーション商品が発売されているようです。

online.taka-q.jp

 

“タイドアップとブーツインで先端を気取る”

“冬のテイラードジャケット選びのポイントは?”

並んでいるテーラードジャケットの丈の短さやタイトなシルエットのバランスもさることながら、タイドアップしたシャツの裾をタックアウトし、スラックスの裾をロングブーツにブーツインしているスタイリングが“タイドアップとブーツインで先端を気取る”題されているのは、まさにこの時代を象徴していると感じます。

シェラックのコーデュロイジャケットに肩掛けストール。

 

コスプレではないかと思うくらいの“最旬スタイリング”

“定番アイテムで作る最旬スタイリング教えて!基本の「白シャツ」&「ジーンズ」マスター講座”。定番アイテムの着こなし提案です。

この2つのコーディネートもなかなかインパクトがありますね。

右は頭にフィットしたフォルムのニット帽に、アウターはライダースジャケット、インナーはボーダーTを白シャツにレイヤード

左は中折れ帽にワインカラーのショートダッフルコート、Vネックニットを白シャツにレイヤード。2023年現在の感覚からすると、コスプレではないかと思うくらい巷では見掛けない服装です。

千鳥格子柄のダウンジャケットは、斜めに縦にとキルトステッチが走りまくり。マルイ系ブランド、アバハウスのアイテムです。今号にはアバハウスのアイテムがかなり多数登場しています。

チェック柄の色合いにも、時代の雰囲気が強く反映されています。ヘアスタイルや眼鏡にもかなり時代感が出ています。

“白シャツを使った旬のモノトーンスタイルに差をつけるには?”

“温かみのあるアイテムをMIXしよう”と、“チルデンセーター”や“ローゲージニット”とのレイヤードコーディネートを提案してます。

ジャーナルスタンダードやフリークスストアなどのセレクトショップオリジナルブランドが中心。

古着ミックスの提案。

古着自体は2023年現在も普通にお店に並んでいる定番的なデザインですが、2006年の感性で2006年の新品アイテムとコーディネートすると、こんなにも時代感が出るようになります。

 

ユーズドジーンズ×ドレスシャツ=ソフトグランジ

“定番ジーンズでトレンドスタイルを作るには?”

中折れ帽とスクウェアタイプの眼鏡はセットな感じ。

真ん中の“ユーズドジーンズ×ドレスシャツ=ソフトグランジ”は、ジーンズのダメージがグランジっぽいってことでしょうか。

 

黒=大人という感覚

“ジーンズに今年らしくジャケットを合わせるには?”

“ブラックアイテムを加えてさらに大人っぽく!”と、黒=大人という感覚が当時は強かったようです。

様々な素材の“ブラックアイテム”。

スタッズベルトやウォレットチェーンといった、マスキュリンな小物も当時のトレンドでした。

そして必需品と言っても過言ではない中折れ帽と、第一ボタンを外したラフな襟元に合わせたナロータイ

 

00年代の「カッコイイ」を定義したエディ・スリマン

ここで誌面のご紹介を一旦お休みして、何故2006年当時こういったファッションがトレンドだったのかを紐解いていきましょう。

こういったファッションが流行するに至った理由は多数あります。

ですが、その最も大きな源流は、エディ・スリマンが手掛けたディオール・オムでしょう。

ディオール・オムは2000年代のメンズファッションに多大な影響を与えたブランドです。2000年代のメンズファッションにおける「カッコイイ」はエディ・スリマンが定義したと言っても過言ではありません。

例えば、「FINE BOYS」2006年12月号にも登場していたナロータイはディオール・オムを象徴するアイテムのひとつです。

https://www.pinterest.jp/pin/284852745156862563/

誌面に数多く登場しているレザーアウターやテーラードジャケット、スタッズベルトなどもディオール・オムが打ち出して、当時人気となったアイテムでした。

https://www.pinterest.jp/pin/225672631320522937/

https://www.pinterest.jp/pin/225672631320522937/

そして、何よりもスキニーパンツ

https://www.pinterest.jp/pin/739294095095561580/

ディオール・オムのスキニーデニムは、2000年代前半のメンズファッションを象徴するアイテムのひとつです。

https://www.pinterest.jp/pin/515521488608251928/

僕が初めてエディ・スリマンのことを知ったのも、イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オムのディレクターに就任した頃でした。

 

「世に出た」頃のエディ・スリマン

エディ・スリマン。

「STUDIO VOICE」2004年8月号に、端的にまとめられたエディ・スリマンのプロフィールが掲載されていたので、引用します。(強調引用者以下同)

1968年7月5日生まれ。 エコール・ドゥルーブルで美術史を学ぶ。 1989~92年 パリにて、ジョゼ・レヴィのアシスタントを務める。 1992~95年ファッションコンサルタント、 ジャン=ジャック・ピカールのアシスタントを務める。 1997年イヴ・サンローランにてリヴ・ゴーシュオムのアーティスティック・ディレクターに就任。 2000年7月からディオール社でディオールオムという新しいブランドを形作るべくクリエイティヴ・ディレクターに就任。 コレクションのみならずブティックの演出や広告ヴィジュアルなど、ブランドイメージに関する全てを手掛ける。 2001年秋冬よりディオールオムのコレクション発表を開始。揺るぎない美意識に支えられたストイックかつエッジなスタイルが絶大な支持を集め、 男性のみならず女性にもファン層を拡大している。

こちらは「MR」1999年2月号に掲載された、エディ・スリマンのインタビュー記事です。

当時、まだ31歳だったエディ・スリマンが、イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オムのデザイナーを務めていた頃のインタビューです。余談ですが、90年代はまだファッション誌で「クリエイティブ・ディレクター」という役職名を見ることはまずありませんでした。

僕がエディ・スリマンのことを知ったのは、おそらくこの記事が初めてだったと思います。

当時のエディ・スリマンは、まだ有名デザイナーではありませんでした。なので、インタビューの主題はあくまでもイヴ・サンローランというブランド。若手デザイナーであるエディ・スリマンが老舗メゾンといかに向き合って仕事をしているか、という内容です。

次ページも「最良の環境とスタッフに支えられた理想的なアトリエワーク」という、歴史あるメゾンブランドにフォーカスした内容。

そして、アトリエとそこで働く職人たちについて。

最後にやっと、「Ce que J’aime=私の好きなもの」と題した、音楽やアートなど、エディ・スリマン本人についての内容となっています。

次にご紹介するのが、「MR」1999年6月号に掲載された、サンローラン・ジーンズのファッションフォトページ。

もちろん、デザインを手掛けているのはエディ・スリマンです。サンローラン・ジーンズは、イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オムのカジュアルライン的な位置付けだったように記憶しています。サンローラン・ジーンズはジーンズが人気で、「POPEYE」などのモード系を扱うメンズファッション誌でも頻繁に取り上げられていました。

ですが、この号はサンローラン・ジーンズのページはバストアップの写真だけで構成されているので、服のデザインも一部しかわかりません。

とはいえ、後のディオール・オムのデザインに通ずるエレガントなモードロックスタイルは、この頃既に完成されていたようです。

 

2001年エディ・スリマン無双始まる

そして、こちらが「MR」2001年6月号“ディオール・オム。エディ・スリマンによって吹き込まれた新しい生命”と題された記事。

ディオール・オムの2001年秋冬デビューコレクションです。

エディ・スリマンが手掛けたイヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オムや、サンローランジーンズは人気ブランドとなり、ファッション誌にも数多く取り上げられるようになっていました。

そんな人気デザイナーとなったエディ・スリマンが、イヴ・サンローランと双璧をなすフランスの老舗メゾン、クリスチャン・ディオールのメンズラインのクリエイティブ・ディレクターに任命されたということで、ディオール・オムはそのデビューコレクションからかなり高い注目を集めていました

そして、ここから「エディ・スリマン無双」とも言える、ディオール・オムが圧倒的人気を集める時代が到来します。

 

スキニーデニムブームを牽引したディオール・オム

ディオール・オムのアイテムの中で特に人気が高かったのが、ジーンズです。

まず、シルエットはスキニー。ディオール・オムのスキニーデニムは数多くのフォロワーを産み、2000年代のスキニーデニムブームを牽引しました。

https://www.pinterest.jp/pin/802133383655825974/

ジーンズの股上は非常に浅く、太くてインパクトのあるベルトを合わせるのがディオール・オムの定番でした。

https://www.pinterest.jp/pin/217580225740352660/

ウォッシュ加工、ダメージ加工、コーティング加工、ペンキプリントなど様々な加工が施されたジーンズを多数提案。

https://www.pinterest.jp/pin/697072848610320583/

このようなディオール・オムの多彩なスキニーデニムのデザイン展開が、後でご紹介するマルイ系ブランドのジーンズの変態的進化に繋がったのではないかと思っています。

https://www.pinterest.jp/pin/680043612473311716/

https://www.pinterest.jp/pin/540009811576027248/

このように、バックポケットに横ステッチが入ったデザインも特徴的でした。

https://www.pinterest.jp/pin/496381190181439663/

 

ディオール・オムのために42kgのダイエットした「モードの帝王」

余談ですが、シャネルやフェンディを手掛けた「モードの帝王」カール・ラガーフェルドが、ディオール・オムの細身のスーツを着たいがためにダイエットしたという逸話があります。

https://www.pinterest.jp/pin/1069393873994766065/

ダイエット前の90年代のカール・ラガーフェルド。確かにこの体型だと、ディオール・オムを着るのは難しそうです。

https://www.pinterest.jp/pin/811140582891715277/

ダイエットに成功したカール・ラガーフェルドは、「42kg減!華麗なるダイエット」というダイエット本も出版しています。

 

ディオール・オムは「クールなメンズファッション」の答えである

こちらは「MR」2001年12月号のエディ・スリマンの一問一答。

この号は一問一答と共に送付したポラロイドカメラでデザイナー自身が撮影した写真も掲載されているのですが、エディ・スリマンが撮影した写真がこちら。

エディ・スリマンのディオール・オムの特徴を挙げると、以下の3つになると思います。

・マスキュリンなロックスタイル

・危うげな少年性

・洗練と高潔

この3つは、多くの人の共感が得られる普遍性の高いファッションの要素ではないでしょうか。

そして、この要素をもとに確固たる美意識と高い技術で作り上げられたディオール・オムの世界観は、「クールなメンズファッション」の答えのひとつだと、僕は考えています。

そして、発表されてから20年以上経った今でも、そのクールさは変わっていません

 

ディオール・オムが「今もクール」な理由

ここで改めて、「FINE BOYS」2006年12月号に掲載されているファッションを見返してみると、明らかにエディ・スリマンのディオール・オムの影響を強く受けていることがわかるでしょう。

ですが僕には、ディオール・オムように「今もクールだ」と感じることはできません。

端的に言えば、非常にダサい

ダサく感じてしまう理由は「大衆化」にあると思います。

ディオール・オムのデザインは非常にシンプルです。

シンプルなデザインは時代の移ろいによる価値観の変化の影響をあまり受けません。

だから、ディオール・オムは「今もクールだ」と感じることができるのです。

 

大衆化=ダサくする

ですが、シンプルなデザインはマス層にはウケません

ファッションをはじめとした多くのデザインの分野で、マス層は装飾的なデザインをクールだと感じるからです。

これは、僕が以前働いていたファッション企画会社での仕事を通じて、嫌というほど実感しました。

そのときの経験が、僕の著書「結局、男の服は普通がいい」で提案しているシンプルでベーシックなデザインの「普通服」に繋がったりするのですが。

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上述したように、「FINE BOYS」のターゲットはティーンズ

そして、掲載されている服は、マルイ系やセレクトショップオリジナルなどのマス向けのブランドのものです。

それに対し、ラグジュアリーブランドであるディオール・オムのターゲットは、非常に限られた、シンプルなデザインが「わかる」人たちに向けられたなので、普遍性を獲得できるのです。

言い換えると、「大衆化=ダサくする」ということにもなります。

ダサくないと、大衆に届かない、ということです。

 

B'zは意図的に「ダサく」している

ダサくないと、大衆に届かない。

このことを僕が如実に感じたのが、このツイートを見たときです。

B'zと「ダサさ」の話。ライブDVDの特典に入ってる映像の中に、稲葉氏が「こっちの方がダサい」という理由で衣裳決める場面があった。そういう「ダサい」衣裳じゃないと、遠くの客はよく見えないとか。だから、ある程度は意図的なものだと思う

(実際、小さい会場でライブするときは普通の服着てるし)

この↓記事でも話しているように、僕はB'zが大好きですが、B'zが「ダサい」ということに、コンプレックスのような感情を長年持ち続けていました。

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そんな僕は、B'zの「ダサさ」は意図的なものだったという説を目にして、目から鱗の思いでした。

確かに、稲葉浩志さんはステージ外では割とシンプルな服装です。

https://www.pinterest.jp/pin/798474208945057386/

https://www.pinterest.jp/pin/783415297696542442/

が、いざステージに登るとこんな服装になってしまいます。

https://www.pinterest.jp/pin/613474780514494488/

https://www.pinterest.jp/pin/1146025436404909233/

正直、ダサいです笑

ですが、このダサい衣装は自分の存在を大衆にわかりやすく届けるための演出なのかもしれません。

同じように、B'zは歌詞も意図的にダサくしているのではないか、というのが僕の持論です。

B'zは松本孝弘さんが曲を作り、稲葉浩志さんが詞を付けるのですが、仮歌の歌詞は全て英語だということを、以前インタビューで呼んだ記憶があります。

www.youtube.com

日本一売れているミュージシャンであるB'z。

その戦略は、大衆にウケるためにあえてダサくしているという可能性は非常に高いと思っています。

 

次回に続きます

今回の記事は以上になりますが、「FINE BOYS」2006年12月号のご紹介は次回も続きます。

冒頭でも記しましたが、「FINE BOYS」2006年12月号で提案されているファッションのベースとなっているのは、エディ・スリマンのディオール・オムだけではありません。

次回は2000年代のメンズファッションに多大な影響を与えたエディ・スリマン以外のデザイナーや、日本のストリートファッションについてご紹介できたらと思っています。

お楽しみに。