山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

なぜSupremeは世界中で大人気なのか?ブルータスを読んだら理由がわかりました。



なぜSupremeは世界中で大人気なのか?ブルータスを読んだら理由がわかりました。

・Supreme人気の謎​

昨日の記事でご紹介した今月号のブルータス。
BRUTUS(ブルータス) 2017年 10/1号[場所 人 服 似合うの決め手。]

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www.yamadakoji.com

他にも面白い内容が満載だったので、今日もご紹介します。
今日はSupremeについて。
Supremeってなぜこんなに人気なのか、ずっと僕にはわからずにいました​
日本のAmazonにもアメリカのAmazonにもパチもんが山ほど販売されていますし、

www.yamadakoji.com先日のルイ・ヴィトンとのコラボだけでなく、通常商品の入荷のときも毎回行列ができており、並び情報サイトまであるくらいです。

【随時更新】Supreme店舗並び情報まとめ! : GEAR

芸能人の愛用者も多数。しかも、人気が長年続いています。

 
Takanori Iwataさん(@takanori_iwata_official)がシェアした投稿 -

 

 
ayumi hamasakiさん(@a.you)がシェアした投稿 -

また、Supremeはコムデギャルソンのデザイナー川久保玲がディレクションするセレクトショップ、DOVER STREET MARKETでも取り扱われています。
ですが、スケーター文化に疎い僕にはSupremeの人気の理由がずっとわからずにいました。


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・Supremeは「本気」のブランド​

その理由がこのブルータスを読んでわかりました。「なぜファッション界がスケーターに憧れたのか?」という、ライターの野村訓市さんと、ショップディレクターの土井健さんとの対談です。
土井健さんによると、Supremeはニューヨークのストリートのローカルヒーロー的なアーティストとコラボレーションしたりサポートしたりして、世界にニューヨークのカルチャーを発信しており、ポストSupremeとなるようなブランドが出てこないのは自分たちの地元をレペゼン(Represent:代表する)できていないからだそうです。
ここからは僕の想像なんですが、Supremeがコラボしたりサポートするのは地元ニューヨークのスケーターたちに本当に人気のある「本気」のアーティストなのでしょう。おそらく、そういう人たちをサポートしても直接的にビジネスのメリットはあまりなかったり、リスキーだったりするのでしょう。
ですが、Supremeが「本気」のストリートアーティストをサポートする「本気」っぷりはストリートアーティストに憧れる「本気」のスケーターたちに伝播し、Supremeは「本気」のスケーターが着るブランドになっている事がこの人気の理由なんだと思いました。

もちろん一般層はこの事を知らないでしょう。ですが、Supremeが「本気」の人から愛されるブランドであることは、スケートに興味がない人にも伝わっているのだと思います。

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・トレンドセッターになるスケーターの要素

野村訓市さんによると、スケーターファッションのトレンドセッターのようなスケーターはいるが、その理由はスケートがうまいからだそうです。
つまり、その人のファッションが格好良いとかはどうでもよく、スケートの実力のみで判断されるということです。
この価値観は初めて知ったので興味深かったです。
昨日の記事では、生活感や美意識といった、その服を着る必然性がないと格好良くならない、という僕の考えをご紹介しましたが、スケーターも似ていますね。スケートがうまい人が格好良い人。着ている服がどうこうではなく、その人そのものが格好良さの基準になるのです。
ではその人らしさ、ってどんなものでしょう。それに関してはこちらの記事でご紹介しています。

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「ストリート」ファッションの特徴や代表的なアイテム、コーディネートをご紹介しています。

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