山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

若者が数万円の古着Tシャツを喜んで買う理由。

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。
f:id:yamada0221:20181113133451p:plain LINE@:ブログをチェックするのが面倒な人へ。金曜日にその週の更新をあなたのLINEにお知らせします。

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当ブログでは以前からご紹介している古着ブーム

www.yamadakoji.com

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先日はテレビでも特集が組まれ、一般的な認知度も高まってきているようです。

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↑の番組は手頃な価格の古着が若者から支持を受けているというのが主な内容ですが、それと同時に一部の古着が暴騰と言えるくらいまで、価格が上がっているのです。

 

高騰を続ける古着Tシャツ

例えばこちら。一昨年、人気を集めていたバンドTシャツはその後も高騰を続けており、3年間で4倍などかなり高値になっています

現在発売中のファッション誌OCEANSに、そんな古着Tシャツについての面白い対談が掲載されていました。

「ヴィンテージT沼にハマる好事家対談」と題された、オンライン古着屋さん「anytee」を主宰している高橋龍さんと、北千住の古着屋さん「髭」の店主、山口駿さんとの対談です。 

 
 
 
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全4ページに渡るボリュームたっぷりの対談だけでなく、両店で取り扱われている古着Tシャツも多数掲載されており、とても読み応えがあります。

 

古着Tシャツが高騰する理由

対談ページに掲載されている両店の古着Tシャツの多くは2万円以上する、古着にしては高価なものばかり。中には8万円の商品もあります。

そこでまず語られているのは昨今の古着Tシャツの高騰について。

その原因について、おふたりはタイなどの東南アジアでの古着人気や、カニエ・ウェストやトラヴィス・スコット、ヴァージル・アブローなどの海外セレブの影響、また自撮りでバストアップになったときの「インスタ映え」などを挙げていますが、僕が特に興味深かったのが、この一節です。(強調引用者)

高橋 今は一億総古着屋の時代になったから、それも価格高騰の因子だと思う。スニーカーみたいにリセールバリューがつくってわかったから高値でも買う、っていうように。一回着ただけで価値がガクンと下がる服を買うくらいなら、10万円で買ってずっと着てもまた10万円で売れるものを選ぶ。そういう考え方。しかも若い子のほうがそれをわかっていて、高いものをちゃんと買うんだよね。

2年前の2019年にこんな記事を書きました。

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この記事では、メルカリの普及により変化した若者のファッションに対する価値観をご紹介しています。

これまでファッション業界が新しい商品を売るために無理矢理打ち出していたトレンドという価値観に、もう若者は踊らされなくなっています

” 良いものはシーズンが過ぎても良い(売れる)し、その反対に、いくらその時に流行していてもシーズンが過ぎると売れないものは、メルカリ的指標だと価値は低い”ので、”新しいものも古いものも関係なく、良いものは良い”という価値観が若者に生まれ、ているのです。

このように、メルカリで生まれた、自分が着用しても価値が下がらずまたリセールができるものなら高くても買うという若者の価値観が、古着Tシャツの高騰の原因のひとつになっているのでしょう。

 

今後も古着Tシャツの高騰は続くのか?

とはいえ、今後古着Tシャツの高騰は更に続くのか、という問いに対しては、

山口 でも、そろそろ相場についていけてないなとは思いますけどね。

高橋 わかる。ヴィンテージTシャツでも、まだ安めでこの先上がるカテゴリーもあると思うけど、それこそブルース・ウェーバーを筆頭に有名どころは日本国内ではもう頭打ちな気がします。

山口 仮にこれ以上値が上がっても、誰も買えないよ、っていう感じになりそう。

 と、流石にもうこれ以上高騰することはなさそう、というのがおふたりの見解です。

 

新しい価値観の古着屋さんを開店します

僕個人としては、今年の秋にオンライン古着屋さんを開店することもあり、最近は自分が着るだけでなく、商品の仕入れという視点でも服を見るようになりました。

せっかく古着屋さんを始めるのですから、これまであったような品揃えだと面白くありません。ヴィンテージモンベルをはじめ、 新しい価値観で選んだ古着をご紹介できたらと思っています。

 
 
 
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