山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

2020年代にお兄系は復活するのか。その鍵を握るのは渋谷再開発?

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。
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前回は、再びブレイクの兆しがちらっと見え始めたお兄系の歴史についてご紹介しました。

www.yamadakoji.com

 

今のゆるダボ系の前に流行っていたのは?

さて、今回考えてみたいのは、本当にお兄系が復活するのかどうか。

1年位前の2020年秋冬くらいまでは、メンズ・レディス共にカジュアルファッションのメイントレンドはゆるダボ系が圧倒していました。ベージュやブラウンなどの優しい色合い、ゆったりとしたルーズシルエットが特徴でした。

 
 
 
 
 
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ですが、2021年に入りゆるダボ系は失速その次の明確なトレンドは現時点ではまだ現れていない、というのが僕の現状の認識です。

では、ゆるダボ系の前に流行っていたファッションってどんなのだったか、覚えていますか?既に多くの人の記憶からは薄れかけているかもしれませんが、ゆるダボ系の前のメイントレンドはラグジュアリーストリートでした。

ラグジュアリーストリートは比較的長く続いたトレンドでしたが、コロナ禍の影響で強制的に終了された感があります。もし、コロナ禍が起きなかったら、今もハイブランドやストリートブランドのロゴがドーンと入った服にスキニーパンツ、そしてゴテゴテデザインのハイテクスニーカーを身にまとった人々が街を闊歩していたのかもしれません。

 

肉食系ファッションと草食系ファッション

そんなラグジュアリーストリートはざっくりと表現するなら肉食系ファッション、そしてゆるダボ系は草食系ファッションと言えるでしょう。

どれだけ美味しい料理でも、ずっと同じ味を食べ続けていると飽きてしまいます。それはファッションも同じこと。

ですので、

肉食系のラグジュアリーストリート

草食系のゆるダボ系

肉食系の何か

というように、次に大きなトレンドとして浮上するのは肉食系ファッションである可能性が高いと思います。

そして、ラグジュアリーストリートと同じく、お兄系も肉食系ファッションです。

 

再開発で渋谷は再浮上するか

また、最近はルーズソックスの復活も話題になるなど、渋谷ファッションに再び注目が集まっています。

お兄系の人気に陰りが見え始める2010年頃からファッションの発信地は渋谷から原宿にシフト、そしてその後は渋谷発の大きなファッショントレンドは生まれていません。

ルーズソックスは90年代、お兄系は00年代と時代は少し違いますが、共通するのは渋谷のイメージが非常に強いということ。

そして、賛否両論ありますが、渋谷は現在再開発の真っ只中。街が大きく変わろうとしています。

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https://www.tokyu.co.jp/shibuya-redevelopment/shibuya/#anchor03

そして、これも賛否両論あった後に完成したミヤシタパークにはスケート施設や芝生広場などの若者たちが集まりカルチャーが生まれそう環境も増えています(もちろん減った環境もあるでしょう)。

 
 
 
 
 
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例えば、ミヤシタパークのように渋谷の再開発で生まれた若者が集まる場所で、新たなファッションが生まれ、そこから日本各地に伝播していく可能性は十分あるでしょう。

原宿のファッションを世界に広めたストリートスナップ雑誌、「STREET」や「FRUiTS」の編集長である青木正一さんは、若者が集まる街の中の広場的な場所から新しいファッションが生まれると発言しています。

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先日当ブログでは新宿歌舞伎町の「トー横」に集まる若者たち「トー横キッズ」というムーブメントをご紹介しましたが、「トー横キッズ」のような「夜」や「不良っぽさ」は今のトレンドのキーとなる要素かもしれません。

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ラグジュアリーストリートと同じようにお兄系はキャッチーで誰でも真似しやすいので、一度火が付くと一気に広がる可能性があります。

渋谷がファッションの発信地としての力を取り戻し、渋谷発のファッションのお兄系が再び日本を席巻するのでしょうか。

それとも、渋谷という街の発信力ではなく、SNSなどのネットで伝播していくのでしょうか。

もちろん、お兄系が全く盛り上がらないという可能性も十分あります。

今後、お兄系やファッションの発信地としての渋谷はどうなっていくのか。注目です。