90年代のファッション誌を中心に、昔のファッション誌のアーカイブを兼ねてご紹介する企画、ファッションアーカイブ。
これまでの記事はこちらから。
4回目となる、POPEYE1990年12月19日号のご紹介です
右ページ、住友クレジットカード広告。
松岡修造さん。テニスシューズはブルックスですね。
1985年に発売されたオーバーリードというモデル、あるいはその後継商品と思われます。
左ページはシャチハタとペンが一体となったネームペン。
右ページ、京セラの電話機広告は千堂あきほさん、左ページの自動車の広告は小泉今日子さん。オートザムってなんだろう?と調べてみたら、マツダのディーラーで、マツダの名前が見当たらないのはブランド戦略だったそうです。
左ページはJR東日本のスキー専用列車、シュプール号広告。
1990年前後のCM。スキー専用列車って凄いなぁ、と思って調べてみるとJR西日本では2005年まで運行されていたそうです。
フリッパーズ・ギターの連載
右ページはアメリカのシューズブランド、トム・マッキャンの広告。こんなに多くの店舗を展開していたんですね。
サンスイのオーディオ。
このデザイン、めちゃくちゃ好みです。特にグレーの色合いがいいですねぇ。
右ページ、ヤマハのデジタルパーカッション広告。
そして左ページは”VIVA DEATH ROW Direct from The Flippers Guitar”という、フリッパーズ・ギターの連載。”「ビバ・デスに載せるから何でも好きなもん買ってこい」というポパイからの司令と1万円を胸に小山田と小沢は出かけたのだが…”という企画。
小山田さんがチャップスイ、小沢さんがハヤシライスとオムライスを食べた浅草の洋食リスボンは今も営業中。
食べログ3.48です。
ポール・ウェラーの私服に選ばれたビームス
左ページは”EVER GREEN SHOP STORY”という連載で、今号がビームス編の最終回だったようです。
1985年に初の地方出店となった熊本店、それに続く京都店などのお話です。
京都店オープン時のポスターはなんとポール・ウェラーがモデルに。”スタイル・カウンシルのポール・ウェラーはロンドンスタッフの紹介でビームスの衣装を公私ともに着るようになった”そうです。
これ、ビームスのオリジナルアイテムなんでしょうか、それともセレクトアイテムなんでしょうか。とにかく、洒落者ミュージシャンの筆頭であるポール・ウェラー着、は凄いですね。
”突然ランキング”。当時何が流行っていたのかがよくわかります。
”年末、いやほど聞かされそうで今からユーウツになるカラオケソングは?”という問いに、ベートーベンの第九が…当時、第九をカラオケで歌っていたんですかね?あと、10位の”その他、サザン関係”て…
”耳について離れないCMソングは?”1位と2位は30年経った今でもはっきりと覚えていますね。
投稿ページ。
家電とか。
”Maido in Osaka”という関西特集のページ。”「東京の派手が大阪では普通」というのは全くそのとおりである。東京から比べると大阪での黒の流行は短かった”そうです。
音楽ページ。
ユーミン、フライングキッズ、フェアチャイルドなどなど。
フェアチャイルドはYOUさんがヴォーカルを務めていたユニットです。
お悩み相談、”告解室”。
蛭子能収さんに野島伸司さんという豪華ラインナップ。
左ページ、ビクターのビデオテープ広告。
1990年の冬の超定番
通販ページ。
アビレックスのB-3。
グローバーオールのダッフルコート。
ショットのMA-1タイプのスエードブルゾン。
グローバーオールは4万6千円。
細かいスペックはわからないのですが、今だとだいたい6万円台のようです。
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”今年の冬の超定番、絶対に損はさせない。”凄い自信っぷりです。
”ぼくらの冬の超定番、ラムスキンのハーフコート”。
コロンビアのフリース。こういうの、とても好きな配色です。
コロンビアのダウンジャケット。後方に写っているBMXっぽい自転車も同じような色合い。当時のスポーツ、アウトドア系アイテムではポピュラーなカラーだったんでしょう。
僕が大好きな原宿のショップ、プロップスストアでセレクトしているのも、この頃のアイテムでしょうね。
素敵過ぎる90sコロンビア!#古着屋さんブログhttps://t.co/Ga6kcUnBxz pic.twitter.com/9EqVcqTmgD
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」(KADOKAWA)発売中! (@yamada0221) 2020年12月15日
更に良い配色の90sコロンビア。 pic.twitter.com/GEwrC7yuOW
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」(KADOKAWA)発売中! (@yamada0221) 2020年3月18日
インテリアグッズ。ソファやベッドの素材感や配色にも時代が出ますね。
スキー特訓マシンや、日焼けマシンなど。
”シックにも着れるし、ジョージ・マイケルばりに着ていただいてもよろしの人気者”、ショットのダブルライダースジャケット。インナーは白のタートルネックニット。6万5千円。
今だと10万円オーバー。
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未来都市・多摩センター
サンリオピューロランド広告。
”ポスト・ウォーターフロントの未来都市・多摩センター”…当時はそんなキャラで売ってたんですねぇ…。
”スキーシーズンにバッチ・グー”。
左ページ、フィアット広告。
右ページ、レザーアウター通販広告。こちらでも黒のハーフコートが最初に登場していますね。
左ページ、タカラ広告。ラッキースネークという商品にラッキィ池田さん。
左ページ、何の広告か一瞬わからなかったのですが、年賀状キットみたいです。
左ページ、レザーショップ広告。当時レザーアイテムは人気があったみたいですね。やはり黒のハーフコートが登場しています。
左ページ、エレッセの時計。
いいデザインですね。
右ページ、スキーショップ広告。
”イブのハート泥棒になろうよ!”
右ページ、ブラウン広告。やはり洗練されたデザインですね。左ページ、オカモトのコンドーム広告。”二人の愛は大切に。”良いキャッチコピー。
謎のエアフォース
ラッキィ池田さんがモデルと振り付けを担当したファッションページ。スタイリストは喜多尾祥之さん。
服はレディ・ステディ・ゴーやハイ!スタンダードなど。
凝ったビジュアル。
エアジョーダン6にLAギアのスニーカー。
こちらのナイキ。エアフォース3でもデルタフォースでもない…
かなり調べに調べ、Quantum Force HIというモデルであることを突き止めました。
www.environmentalcontrolexpert.xyz
真っ赤なライダースジャケットにエアジョーダンのパーカ。
左ページ、ギフトをテーマにした選曲コーナー。
右ページ、宮城ナナというプロテニスプレーヤー。アメリカのワシントン州出身だそうです。
WTAランキングはシングルス51位、ダブルス12位が最高位。
左ページ、映画とビデオ紹介。ほぼ1万4千円台。昔はこういうの、高かったんですよねー。
右ページ、三菱電機の電話機広告。西田ひかるさん。左ページは写真について。”今では映画、テレビ、コンピューターといった後輩たちに押され、ちょっと苦しい立場に立たされているように思える”
右ページ、JT広告広告。やはりモータースポーツは人気です。
自動車。”4シーター・マルチユース4WD”。今で言うところの小型SUVでしょう。
右からいすゞミュー、ダイハツロッキー、スズキエスクードノマド。デザインがどれもとても好みです。特にエスクードノマドは色もいいすねー。
”鈴木亜久里のF1バトル”。ゲオがスポンサードしていたんですね。
久保田利伸さんの連載、だったんですかね?
連載漫画。”今を読む”と第されているくらいなので、当時のリアルな雰囲気が反映されているのでしょうか。…服を着たまま浴槽に入ってビール飲んでたんですかね。
右ページ噂特集の次号予告。”ポール・スミスってその昔エリック・クラプトンのスタイリストだった”とは知りませんでした。
出光広告。ルマン。
裏表紙。ギャッツビー。プレゼントは特賞がモルジブ旅行、そしてギャッツビー賞がa-haのCD…CMに使われていたんでしょうか。
こちらの「ギャッツビーつけて、カッコつけて」のCMは1994年。
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