
90年代のファッション誌を中心に、昔のファッション誌のアーカイブを兼ねてご紹介する企画、ファッションアーカイブ。
これまでの記事はこちらから。
今回ご紹介するのは、メンズノンノ2004年8月号です
マスクの下は浅野忠信
”アンダーカバーイズム 進化するアヴァンギャルド”。

”バードマスクの下で演じてくれたのはKujun、浅野忠信兄弟である”

この後も全てのページでマスクを被っているのですが、浅野忠信さんがモデルだそうです…なんと贅沢な浅野忠信の使い方笑

アンダーカバー特有のダークな世界観。

スキニーパンツをはじめ、当時のトレンドを反映した細身のシルエット。

サイケなジュンヤマン
コムデギャルソンジュンヤワタナベマン。そう言えばこんなサイケデリックな柄のシャツもありましたね。

チョークストライプ柄のダブルブレストジャケットにモヘアっぽいタートルネックニット。格好良いです。

ジュンヤマンもやはりシルエットはコンパクト。

ポインテッドトゥのレザーシューズ。

こういうサイケ柄、そろそろ復活しそうですね。

煙草広告。

ファッションクリップス。

このトラサルディのスニーカー、がっつり三本ラインですが、アディダスからクレームはなかったんでしょうか。

左ページ、堀北真希さん。

”まだ15歳”。

右ページ、ポール・スミスウォッチの広告。

左ページはスニーカー。ポニーのキャンバスシューズなんてあったんですね。

メンズコスメ。

アスリートインタビュー。

自動車。

カルチャー。

デジタルガジェット。ソニーバイオ。

リーバイスタイアップページ。”ジーンズを解体・再構築することで本来の美しさや機能美、はく楽しみを表現した画期的な新シリーズ「Levi'sN3BP」”。こんなの、あったの知りませんでした。リーバイスレッドっぽい雰囲気もありますね。

G-SHOCK広告。野口強さんコラボでしょうか。コラボ商品とは書いていないんですよね。スタイリングだけかな?

マルボロ広告。

右ページ、東芝携帯電話広告。右ページ、セール日程紹介。

キメラルックスやスペースなど、懐かしいショップの数々。



神戸のショップ。ボードレーやビショップ、レセプションなんかは90〜00年代よく通っていました。ジャンクショップファクトリーは今も帰省したら覗きます。

”真夏の「号泣!」映画・本・マンガ・CDガイド”。
田中美保さん。可愛かったですよねぇ。

右上に宮崎あおいさん。


”デート前夜の女”。

野口強の1か月パパラッチ!
”仕事からプライベートまで、スタイリストの素顔に迫る!密着!野口強の1か月パパラッチ!”。
”シャープかつ男らしい着こなしは業界一の黒好きならではだ”。

当時大人気だったNハリウッドを頻繁に着用していた模様です。

”知人が店長を務める恵比寿の「ぶた家」”は食べログによると閉店しているそうです。
同じく当時大人気だったディオール・オムやナンバーナインも頻繁に登場。

ほんと、黒、黒、黒。他の色はオリーブとインディゴくらいですね。

”中目黒の隠れ家的バー、「ロックステディ」”は、後にワコマリアを手掛ける元Jリーガーの森敦彦さんが運営していたようです。
ディオール・オムにナンバーナイン。

”恵比寿のダイナー「万八」”。
レイバン広告。新庄剛志さん。

au広告。ガラケーの小さい液晶でNIKE iDはキツかったのではないかと…

ワイキキのハイアットリージェンシー広告。

ミュージアム・オブ・祐真朋樹
野口強特集に続き、”ザ・ミュージアム・オブ・祐真朋樹”。

”その華麗なるワードローブの全貌を、今回、ついに一挙公開!”。

左ページは”袖口が擦り切れても、ベストの見頃が破れても、これは大切に残しています”という、1992年のドルチェ&ガッバーナ。

サングラスとタキシード。

ライダースジャケット、ベルト。

シャツ。

大友克洋さんインタビュー。

この年公開された映画、スチームボーイのプロモーションでしょう。

音楽ページ。レイザーライト、ザ・ヴァインズ、トルネード竜巻。

音楽、映画。

本、DVD。

コラム、投稿。

占い。

Kjインタビュー。

”どんな音楽をするにしても常にロックのつもりでやってる”。

襟立てデフォルトのmid00s
”ファッション・コーディネート大賞受賞者発表!”。

タイトなシルエット、立てた襟、ネックレス、広い襟ぐりのカットソー、ダメージスキニージーンズ、主張の強いベルト、ロングノーズのレザーシューズ。mid00sメンズを象徴するかのようなコーディネート。

アウターやシャツの襟を立てるのはデフォルトですね。

興味深いのが審査員のコメント。

スタイリスト北原哲夫さんは”古着とか安いものを全面に押し出す人が増えた。古着を使うレベルは本当に上がったけど、世界観のあるハイブランドを自分なりに着こなす強者をもっと見たい”、田中洋子編集長は”古着だけでなく、もう少しいろいろなブランドに目を向けてほしい気もしました”と、古着に対しネガティブなコメントをしていますが、スタイリストの和田真教さんは”古着をバランスよく着られる人が増えましたね。ブランドものはもちろんいいけれど、それを全身で着るより、リメイクしたりサイズを合わせたりと、自分で似合うものを探してがんばっている感じがよかったです”と、正反対なポジティブなコメント。古着に対する評価が完全に割れていますね。もし、今のメンズノンノだったらどのように評価されるんでしょうか。
”誌上チャリティガレージセール・プラチナム!”。




”Tシャツ・カットソー・パーカ即買い厳選リスト50”。

側章が目立つパンツはマサキ・マツシマ。

Tシャツ。

ロックテイストの主張の強いグラフィックが中心です。


レッドやブルーといった鮮やかな色合いも特徴的。

パーカもプリントや柄などの主張が強いデザインのものばかり。

”最強ボトム、軍パンを極める”。まずはオリジンであるアメリカの軍モノのディテールを紹介。

で、デザイナーズなどの軍パンの紹介に。


リーバイスレッド。デビュー当初は話題沸騰だったリーバイスレッドでしたが、この頃はもうそんなに人気がなかったような気がします。

わざと、なんでしょうが影で詳細が見づらいです…

スポーツ×モードの先駆者ミズノクリエーション
ミズノクリエーション。スポーツブランド、ミズノが人気ドメスティックブランド、ppcmのデザイナーだった渡辺拓さんを起用してスタートしたラインです。スポーツ×モードをテーマにしたブランドは今でこそ新鮮味はありませんが、当時このようなブランドはほとんど存在しませんでした。つまり、ミズノクリエーションはスポーツ×モードの先駆者的なブランドです。

ちょっと時代を先取りし過ぎたかもしれません。明治通りに旗艦店があり、僕もよく通っていたのですが、いつの間にかブランド自体がなくなってしまっていました。あと数年持ち堪えていたら、もしかしたら大ブレイクかも…と思います。

タグ・ホイヤー広告。

アディダス。成宮寛貴さん。僕的に成宮寛貴さんはマルイの通販雑誌、メンズヴォイの表紙を飾っていた印象が非常に強くあります。

シルバーアクセサリーブランド、ビルウォールレザー広告。

コンバース広告。

ウルフヘアの玉木宏さん。玉木宏さんもメンズヴォイの表紙を飾っていましたね。

ケースイス広告。

”スキンケア&グルーミング”。


おそらく前年から始まったイラク戦争に反対する意見広告でしょう。協賛はスタートトゥデイ社。

脱毛広告。

映画リディック。

藤原ヒロシが気になったのはエルメス
”藤原ヒロシのa little kinouledge”。

銀座にあるメゾンエルメスについて。

今月のフェイバリットアイテムはエルメスのポロシャツ。

SOPH.の清永浩文さんの連載。ゲストはTK!

清永さんとTKとKEIKOの3人でウイイレをしたというエピソードが語られています。

伝説的セレクトショップ「時しらず」(今年復活)のディレクター、市之瀬智博さんによる旅行企画。

成宮寛貴さん写真集。

左ページのTシャツはファイナルホーム。

Jリンドバーグのサングラス。

アスビーのサンダル。こういったレザーサンダルも流行っていました。

杉山愛さん親子、そっくりです。


プレゼントページ。

”フラれないオトコになろう”。



次号予告。

裏表紙はディオール・オム。
