ヴィンテージモンベルの素晴らしさを世の中に広めること、そのアーカイブ化、そしてそのアイテムを販売してしまおうという企画、【ブログで古着屋】。
これまでの記事はこちらです。
さて、今回もこれまで同様、ヴィンテージモンベルのご紹介です。僕がブログで古着屋を始めた理由と、ヴィンテージモンベルについてはこちら↓の過去記事をご覧下さい。
遭遇率の低い80sヴィンテージモンベル
今回は【ブログで古着屋】初めてのご紹介となる、80年代のヴィンテージモンベルです。しかも、不変の人気を誇るゴアテックス素材のマウンテンパーカです。
目を引くのが、オーセンティックなアウトドアアウターで採用されている、肩の配色切替。
タグにはモンベルが設立された1975年から1990年まで使われていた丸っこいフォントのロゴが。もしかしたら、70年代のアイテムという可能性もあります。サイズはLL。
胸にはゴアテックスのピスネーム。
腰部にロゴワッペン。
いかにもレトロな雰囲気。
フロントのボタンにもロゴ入り。
いい感じに経年変化しています。
裾には大容量のポケット。
雨が入りにくいよう、フラップが設けられています。
右の裾ポケットフラップと前立の接合部と、ポケットの容量を増やす為のダーツ部分に少しだけステッチの抜けがありますが、ほとんと目立たず通常の使用には支障はありません。
各所のジッパーヘッドの塗装もハゲがあります。
左右の脇にはアームウォーマーポケットが。中はネル素材で手を優しく包み込んでくれます。
右袖口。
マジックテープ式です。
左袖口。
左袖後方肘部分に、汚れと1cm程のダメージがあります。
独特の質感のパーツ類
フロントのジップ。なんでしょう、先程のスナップボタンもそうだったんですが、パーツ類の質感が90s以降のものと全然違うんですよね。なんかゴツい印象。アメリカっぽいと言いますか。YKKなんですが。
ダブルジップなので、細かい温度調節が可能です。
襟にフードが内蔵されています。
収納はスナップボタン。
フードの裏側のシームテープはこのように乖離が見られるので、ガチな防水性は期待できません。
前をガバっと開くとこちらにもシームテープが。
アームウォーマーポケットの袋布。
脱着可能のインナーがあったようです。フリースでしょうか。
インナー用のジップ部分にもステッチの抜けがあります。
特許出願中のスナップボタン
裏返してみました。
本体のシームテープも乖離があります。とはいえ、ある程度の雨な凌げると思います。まぁそもそも、このマウンテンパーカを本気の山登りとかに着て行く人はいないでしょうが。
ちなみに、品質タグは確認できませんでした。前所有者によって切り取られたのかもしれません。
スナップボタンの裏には「PAT.P」の刻印が。これは「パテント・ペンディング」 、つまり「特許出願中」のことですが、このスナップボタンには何かしら革新的なテクノロジーが盛り込まれているんでしょうか?
調べてみるとモンベルによる特許一覧のページが見つかりました。スナップボタンについての特許は見当たりませんでしたが、モンベルの特許全てがここに掲載されているのかどうかはわからないので、現時点では真相は不明です。
裏面背面です。
アウトドアウェアとしてはベーシックなデザイン
LLサイズですが、176cm65kgの僕が着用してジャストな感じ。
アウトドアウェアとしてはベーシックなデザインなので、これまでご紹介してきた90sのヴィンテージモンベルよりもこちらの方が手持ちの服に合わせやすい人も多いでしょう。
襟は高めです。
90sヴィンテージモンベルに比べると、80sヴィンテージモンベルの遭遇率はかなり下がります。ガチで着用されるアウトドアウェアなので、古い年代のものは残りづらいのでしょう。このアイテムも、多少ダメージがあるのが残念なんですが、約40年前のアイテムということを考えるとまぁ仕方ないのかなぁと思います。
各部のサイズの図り方はユニクロを基準にしています。
https://faq.uniqlo.com/articles/FAQ/100004162/
着丈:71cm
肩幅:47.5cm
袖丈:62cm
身幅:44cm
袖幅:27cm
襟高:8.5cm
ご購入はこちら
こちらからご購入いただけます。当然、一点限り。送料込みの価格です(発送は国内に限ります)。
希少な80s、しかもゴアテックスなので程度が良ければこの2〜3倍のお値段になっていたと思いますが…まぁ普通に街で着るくらいなら、まず問題はないと思います。