山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

自分が肉食系か草食系かわかれば、最低限のファッションの似合う、似合わないは判断できる。はず。

・草食系に似合う服、肉食系に似合う服

先日ふとこんなことを考えました。

「似合う、似合わない」って未だに全く解決ができていないファッションの大問題で、この問題を解決しようと世の中には骨格診断やら色診断やら、様々な方法で模索が続けられています。
ですが、僕は自分が肉食系なのか、草食系なのかがわかっていれば、「似合う、似合わない」は解決できそうな気がしています。
肉食系に似合うファッションテイストで一番わかりやすいのが、エグザイルファミリーに代表される「ラグジュアリーストリート」でしょう。この感じ。こんなの絶対に草食系には似合わないですよね。

 
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他にも、「ストリート」「ミリタリー」などの男性性の強いファッションテイストは肉食系向きだと思います。
アイテムでいうと、ライダースジャケットやダメージジーンズ、バスケットボールシューズなどの主張の強いデザインのものは肉食系向きでしょう。
Schott 613RD :¥ 102,600
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AZUL by moussy ドビーデニムブリーチリメイクスキニー :¥ 4,368
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NIKE AIR MORE UPTEMPO :¥ 39,960
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・草食系に似合うファッションって?

では、草食系はどうでしょう。肉食系とは逆で、草食系に似合うのは男性性や主張の強くないファッションテイストやアイテムということになるでしょう。
ファッションテイストでいうと、「ナチュラル」や「フレンチ」がそれに当たります。「ナチュラル」はわかりやすく言うと、無印良品の世界観。


 


 

「フレンチ」はミュージシャンで例えるとやっぱり小沢健二さんでしょうか。


 


雑誌ならmen's FUDGEが直球の「フレンチ」ですね。
men's FUDGE - メンズ ファッジ - 2018年 7月号 Vol.104
(記事執筆時の価格です)

アイテム的には「ナチュラル」や「フレンチ」の必須アイテムであるボーダー柄Tシャツや、リネンなどの天然素材を使用したものが草食系向けでしょう。こういったアイテムが似合う肉食系ってあまりいないのではないかと思います。
SAINT JAMES ウェッソン :¥ 10,800 (返品無料!)(記事執筆時の価格、返品条件です)

J.Crew スタジアム ショーツ : ¥ 9,345
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あと、意外と草食系に似合うのが「モード」です。「モード」はデザインの幅がかなり広いですが、主張が強くないアイテムを選べば草食系にも似合うと思います。
WEGO ストレッチイージーオーバーコート :¥ 5,389 (返品無料!)(記事執筆時の価格、返品条件です)


・「ベーシック」は肉食系、草食系どちらもいける

逆に、主張が強くないファッションテイストやアイテムならば肉食系、草食系を問わず似合います
ファッションテイストでいうと、「アメカジ」「キレイ目」
 



BEAMS カラーナンバー キャップ :¥ 3,780 (返品無料!)(記事執筆時の価格、返品条件です)

BEAMS FRUIT OF THE LOOM ロゴ Tシャツ :¥ 3,402 (返品無料!)(記事執筆時の価格、返品条件です)

Lee × BEAMS New Slimデニムパンツ :¥ 11,944 (返品無料!)(記事執筆時の価格、返品条件です)

adidas originals CAMPUS :¥ 10,789 (返品無料!)(記事執筆時の価格、返品条件です)



BEAMS LIGHTS コットン リネン オープンカラー シャツ :¥ 6,480 (返品無料!)(記事執筆時の価格、返品条件です)

BEAMS LIGHTS DICROS イージーパンツ :¥ 6,912 (返品無料!)(記事執筆時の価格、返品条件です)

BIRKENSTOCK ギゼ :¥ 8,640 (返品無料!)(記事執筆時の価格、返品条件です)

​ アイテムは「男の普通服。」でご紹介しているようなベーシックなデザインならば、誰でも似合うでしょう。


・似合わないものは似合わない

自分が肉食系か草食系か、たいていの人は自覚できていると思いますし、もしわからなければ身近な人に聞いてみるのもいいでしょう。
自分とは異なる「系」の服が着たい場合、例えば草食系の人が肉食系のミリタリーアウターを着たい場合は、他のアイテムを草食系、あるいは「普通服」でまとめると、それほど違和感は生まれないと思います。
ですが、やはり限度はあります。例えばスタッズが付きまくったライダースジャケットやダメージが過ぎるダメージジーンズのような、肉食系度がかなり強いアイテムは、どうコーディネートしたって草食系の人が着ると違和感が生まれてしまうので、手を出さないほうがよいでしょう。


ちなみに僕は自分を草食系だと思っています。数年前にライダースジャケットが欲しくなって色々物色したのですが、ライダースジャケットでも肉食系度がかなり低い、スウェット素材の商品を購入しました。
当時はこの肉食系、草食系という考えは全くありませんでしたが、どこかで「草食系である自分は肉食系のアイテムであるレザー素材のライダースジャケットは似合わない」と感じていたのだろうと思います。


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・人と服のキャラクターのマッチング

 ちなみに、このアイデアを思い付いたのは、バーベキュー場で見たとある垢抜けない服装の大学生グループがきっかけでした。その大学生グループは、見た感じかなり大人しそうな草食系のお手本みたいな男の子ばかりだったんですが、ロック系のプリントTシャツやダメージジーンズなど、肉食系デザインの服を着ている人が多く、本人のキャラクターと服のキャラクターが客観的にマッチしていないと感じたのです。
僕は他人からどう思われようとも自分が着たい服を着るのが一番、と常々主張していますが、傍目には彼らはそこまで思い入れを持って服を選んでいるようには感じられませんでした。
もし、彼らがそれほど思い入れがなく服を選んでいるだけなら、自分のキャラクターに合わない服よりも合った服を着たほうがいいんじゃないかな、と思ったのです。
         

・ファッションの永遠の課題が解決できる?


昨日、ファッションのジャンル分けに基づいた「ファッションのトリセツ」をつくる、という記事をアップしました。

www.yamadakoji.com

今回の記事でご紹介した「自分が肉食系か草食系かわかれば、最低限のファッションの似合う、似合わないは判断できる説」はまだ検証中ですが、今後検証を進め、「ファッションのトリセツ」と組み合わせると、似合う/似合わないという、ファッションの永遠の課題を解決できる糸口が掴めそうな気がしています。

最後までご覧いただきありがとうございました!