元々はワークウェアながら、今はカジュアルウェアの代表的存在である、ジーンズ。
これまでワークマンではデニム素材のパンツは数多く展開されていましたが、いわゆる普通のジーパンが登場するのは今回が初めてです。
それがワークマン×山田耕史共同開発「ベーシックストレッチデニムパンツ」です。
カイハラ社のデニム生地を採用
「ベーシックストレッチデニムパンツ」の最大の特徴は、なんと言ってもカイハラ社のデニム生地を採用していることでしょう。カンパニーサイトからカイハラの概要を引用します。
カイハラが本社と工場を構える広島県・福山市は、古くから備後絣の産地として栄えました。カイハラもまた手織正藍染絣を製造する機屋として1893年に創業。
1973年にリーバイス社からオーダーを受けたことを機に、デニム生地メーカーとして世界から注目を集めることとなります。
カイハラデニムの国内シェアは約50%。街中で見かけるジーンズの2本に1本は、
カイハラが製造したデニム生地を使用している計算になります。
有名デニムメーカーを筆頭に、ハイブランドからファストファッションブランドまで
幅広く生地を供給しており、デニムのトップブランドとして世界から認められています。
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ユニクロのジーンズにも、カイハラのデニム生地が用いられています。
「ベーシックストレッチデニムパンツ」は全部で4色展開。カイハラ社の生地が使われているのは、この記事でご紹介するウォッシュ加工が施された「カイハラブルー」と、ワンウォッシュの「カイハラネイビー」のみ。
ウォッシュ加工を含め、生地の表情はさすがカイハラと思えるクオリティに仕上がっています。
一般的なジーンズと比べて約25%の軽量化
「ベーシックストレッチデニムパンツ」のバックポケットに付けられたフラッシャーには「驚きの5つの機能」と記されています。
「驚きの5つの機能」とは以下の通り。
「機能」という言葉の捉え方はそれぞれですが、僕的にはこの5つの中ではっきりと「機能」と言えるのは「ストレッチ」と「スーパーライト」の2つだと思います。
個人的に、スーパーライト(超軽量)は今後非常に重要になる機能だと思っています。
そのことについては、同じく2022年春夏で新展開されるようになった、リペアテック超軽量シリーズの記事で詳しくご紹介しています。
「ベーシックストレッチデニムパンツ」のLLサイズの実測値は543グラム。
手持ちのリーバイスのジーンズ(36インチ)は724グラム。つまり、一般的なジーンズと比べて約25%の軽量化が実現されていると言えるでしょう。
実際に着用してみると、確かに軽いです。
僕は普段、あまりジーパンを穿きません。その理由は重くて硬いから。
ですが、「ベーシックストレッチデニムパンツ」はストレッチ性が高い生地も相まって、着用感は非常に軽快。ストレスは感じませんでした。
ワークマンならではのインパクトのある機能が欲しい
ですが…。
実は僕は「ベーシックストレッチデニムパンツ」には満足していません。
確かに、軽い。
そして、生地をはじめとした質感も良い。
デザインもシンプルでベーシック。
後述しますが、価格も非常に手頃です。
ですが、これぞワークマンならでは!と言える機能性が僕には感じられないのです。
冒頭でも触れた通り、ジーンズは元々ワークウェアです。
炭鉱夫やカウボーイに代表されるように、様々なワークシーンで愛用されてきました。
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そんな歴史のあるワークウェアをワークマンが出すとしたら、驚くような機能を備えた製品であって欲しい、と僕は思います。
例えば、ワークマン×山田耕史「超撥水シェフパンツ」。
ワークマンがシェフパンツを展開し始めた頃、既に多くのカジュアルブランドがシェフパンツを販売していました。
シェフパンツにおいてはワークマンは後発でしたが、他のブランドにはない高撥水や、大容量の隠しポケットなどワークマンならではの機能があったからこそ、大ヒットアイテムになったのだと思っています。
せっかくワークマンがジーンズを展開するのなら、ワークマンならではのインパクトのある機能が欲しいと思っています。
このことは先日の新製品発表会で中の人にもお伝えしましたし、今後もっと素晴らしいジーンズを完成させるために、僕も共同開発者として尽力するつもりです。
十二分に出来の良いジーンズ
さて。上記のような僕の個人的な気持ちは脇に置いて「ベーシックストレッチデニムパンツ」を見てみると、十二分に出来の良いジーンズであると思います。
フロントのボタンとリベットにはフィールドコアの刻印。
ジーンズには欠かせないディテールであるコインポケット。
よく見ると、ステッチは場所によってオレンジっぽいのとイエローぽいので使い分けられています。
裾は本格的なチェーンステッチ。
後面。
ジーンズの顔とも言える、バックポケットのステッチは横一文字。
パッチのデザインはもっとブラッシュアップできそうです。
ポケットの袋布はフィールドコアのロゴ入り。
着用例
僕(176cm65kg)がLLサイズを着用すると、ウエストはかなり余裕があり、ベルトは必須。
シルエット的にはこれくらいゆとりがあるのが今は自然かなと思います。
デザインもシルエットもベーシックなので、どんな服とも相性は良好でしょう。
お値段1,900円(税込)
で、「ベーシックストレッチデニムパンツ」のお値段は1,900円(税込)。
カイハラデニムを使ってこのお値段はやはりワークマンならでは。他のブランドがこの価格でカイハラジーンズを販売するのは相当難しいのではないでしょうか。
既に並んでいるお店もあるようなので、気になる方はお早めに。
今日僕が店頭で初めて見たのがこちらのワークマン初のジーンズ。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) March 10, 2022
名門カイハラの生地が使われています。
今日のブログでご紹介予定です。 pic.twitter.com/BDUPpoSriy
✨入荷情報✨
— ワークマンプラスさいたま丸ヶ崎店 (@workman_saitama) 2022年3月6日
新登場‼️カイハラデニム👖
【ベーシックストレッチデニムパンツ】
S〜3L 1900円税込
カラー:KAIHARAネイビー
ストレッチ性もあり、スタイリッシュなデニムです!
アンバサダー山田耕史さん開発協力✨@yamada0221 #ワークマン#ワークマンプラス#ワークマン女子#さいたま市 pic.twitter.com/3IOKupyr2Z