山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

トップ > ワークマン > ワークマン2023年新作スーツは洒落てるシアサッカー生地で、機能性も更に進化。山田耕史共同開発「ソロテックス2WAYシアサッカースーツジャケット・パンツ」徹底レビュー。

ワークマン2023年新作スーツは洒落てるシアサッカー生地で、機能性も更に進化。山田耕史共同開発「ソロテックス2WAYシアサッカースーツジャケット・パンツ」徹底レビュー。

ワークマン

ワークマン×山田耕史共同開発「ソロテックス2WAYシアサッカースーツジャケット・パンツ」はソロテックス素材×シアサッカー生地のよる高い機能性とファッション性が魅力の一着です。

 

毎シーズン進化を続けるワークマンのスーツ

毎回高い注目を集める、ワークマンのスーツ（セットアップ）。

2022年秋冬では、ウール調の生地を用いた本格派のスーツが登場。

www.yamadakoji.com

ビジネスシーンで着用しても違和感のないクオリティ。

僕は5歳次男の七五三で着用しました。

www.instagram.com

そして、今回ご紹介する2023年春夏モデル、ワークマン×山田耕史共同開発「ソロテックス2WAYシアサッカースーツジャケット・パンツ」では、更なる進化が実現されています。

 

夢の素材ソロテックス

製品名にも冠されているように、生地にはストレッチ性が高いのに劣化しづらいなど、様々な機能を持つソロテックス素材が用いられています。

ウォッシャブルなので、今のような花粉が気になる季節なんかにも重宝します。

更に、水を滑らせて雨をよける耐久撥水加工、ドロップテックが施されています。撥水性が低下しても、アイロンがけをすることで撥水効果は復活します。

 

シアサッカー×ソロテックス

そしてそして。

製品名から既にバレバレでしょうが、「ソロテックス2WAYシアサッカースーツジャケット・パンツ」の一番の特徴がシアサッカー素材です。

シアサッカーとはこのような特徴のある生地です。（強調引用者）

シアサッカーの特徴と言えば、表面の凹凸です。
縞状の独特なシボが入っいます。
日本では、しじら織りと言われます。
経糸を緩く張って織っていくことで経糸と緯糸の張力の違いでこのようなしぼが表現されています。
苛性ソーダなどの薬品を使用した後加工でしぼを付けたものもあります。

ふっくらとしたしぼにより、ふんわりとした優しい肌触りと清涼感が魅力です。
表面の凹凸により、生地が肌に触れる面積が少なく、また、肌と生地の間に空間ができるため通気性良く着心地が快適。
通常、天然素材の衣類を洗濯するとアイロンがけが必要になりますが、
もともと表面にしぼがあるため、シワになりにくく、アイロンをかけずに着用できます。
汗をかく季節は、お洗濯する回数も増えるため、天然素材であってもアイロンがけをしなくて良いので夏向けの衣料として重宝します。

contents.textile-net.jp

僕も、ラルフローレンをはじめとしたシアサッカーのシャツは、夏場にヘビーローテションしています。

www.yamadakoji.com

トラディショナルな雰囲気がありながらも、軽快で機能的。

まさに、夏の万能素材です。

「ソロテックス2WAYシアサッカースーツジャケット・パンツ」では、上述のようにソロテックス素材によるシアサッカー生地が用いられています。

なので、このように耐久撥水やストレッチ、UVカット、そして軽量など、天然繊維である綿では実現ができない、機能が満載されています。

とはいえ、質感が悪いわけではありません。

 

オーソドックスなデザインに機能ディティールが潜む

ジャケットを細かくご紹介していきましょう。ジャケット、パンツ共にデザインは非常にオーソドックスです。

胸のウェルトポケット、両裾のフラップポケットなど、ビジネスシーンでも着用可能なフォーマル感のあるデザイン。今のテーラードジャケットの主流である2つボタンなど、現在のオーソドックスなテーラードジャケットのデザインが踏襲されています。

とはいえ、ワークマンらしい機能ディティールが排除されている訳ではありません。

袖口のスナップボタンは、このように袖まくりがしやすいためのディティール。どうってことがなさそうですが、このボタンがあるとないとでは、まくった袖の安定感がかなり違います。

ひっくり返して裏側を見てみると、まだまだ機能が潜んでいることがわかります。

見頃にはシアサッカー素材の通気性を損なわないように、メッシュ生地の裏地が用いられています。

肩やアームホールはパイピングで丁寧に始末されています。個体差は若干あると思いますが、縫製もかなり綺麗に仕上がっています。

内ポケットの下には、ソロテックスのタグがあるだけ。ワークマンのタグはありません。

 

テーラードカラーとノーカラーの2WAY 

製品名に「2WAY」とありますが、今回の2WAYはテーラードカラーとノーカラーの2WAY。

ラペルの裏にあるフックを、裏側にあるボタンに引っ掛けると、ノーカラーに変身します。

こちらがノーカラーモード。

 

新機能くるくるストラップ 

まだまだ機能のご紹介は続きます。

内ポケットには、このようにゴムバンドが内蔵されています。

これは新機能のくるくるストラップ。このように、本体を丸めてストラップに収納ができるようになっています。

これまで、ポケッタブルということで内蔵のポーチに入れ込む方法でしたが、このくるくるストラップを用いた方法はよりラクチンでシワになりにくいと感じました。

 

 機能満載のベーシックデザインパンツ

続いて、ワークマン×山田耕史共同開発「ソロテックス2WAYシアサッカースーツパンツ」のご紹介です。スーツではなくセットアップなので、ジャケットとパンツは分けて販売されています。

シンプルでベーシックなデザイン。もちろん、用いられている生地はジャケットと同じ、ソロテックスシアサッカー。

耐久撥水やストレッチ、UVカット、そして軽量などの多彩な機能はジャケットと同じです。

ウエストはベルトループ×ゴム×ドローストリングの3WAYで、自分の好みのフィット感を選べます。

ウエストベルトの裏側には、タックインしたトップスがずり上がらないための、シリコン製のテープが付けられています。

生地にはストレッチ性がありますが、それに加え膝部分が立体的なつくりになっており、脚の曲げ伸ばしがラクチン。

ジャケット同様、裾にあるのはロールアップ用のボタン。自転車に乗る時、特にロードバイクの場合はパンツの裾がチェーンに触れて汚れたり、チェーンに絡まって危険なことがあったりするので、このボタンを使ってロールアップしておいたほうが安心です。

後ろポケットは左右に2つ。

左ポケットの内部にはゴムバンドが。

ジャケットと同じ、くるくるストラップです。

簡単にコンパクトになります。

手のひらサイズとは言えませんが、このように片手でジャケットとパンツが持てるくらいコンパクトサイズになります。例えば、旅先でちょっと洒落たレストランなんかに行くときなんか、かなり重宝するのではないでしょうか。

 

ビジネスにもカジュアルにもスポーツにも

176cm65kgでジャケット、パンツ共にLLサイズ着用。

業界や職種にもよりますが、ネクタイを付けてのビジネスユースも十分可能です。

シアサッカーは比較的カジュアルな印象の素材なので、ポロシャツのようなカジュアルなアイテムとも好相性。

もちろん、パンツだけでの着用も可能です。ストレッチ性が高く、かなり軽いのでスポーツも余裕でこなせます。行ったことないのでわかりませんが、この服装ならフォーマルな装いが求められるゴルフ場でも大丈夫ではないでしょうか。汚れても気軽に洗えるというメリットもスポーツに好都合。

こちらは襟を畳んだ。ノーカラーモード。

このように、通常モードと比べるとややリラックスした雰囲気になります。

カラーバリエーションは全部でベージュ、ネイビー、ブラックの3色。

こちらはネイビー。

ネイビーのシアサッカージャケットだと、このようにバスクボーダー柄のTシャツなんかを合わせたくなりますね。

 

ジャケット2,900円（税込）パンツ1,900円（税込）

「ソロテックス2WAYシアサッカースーツジャケット」のお値段は2,900円（税込）。

「ソロテックス2WAYシアサッカースーツパンツ」のお値段は1,900円（税込）。

セットアップで購入しても、5,000円でお釣りが来ます。

既に入荷しているお店もあるようなので、チェックしてみて下さい。