山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

ワークマンからビジネスでも使える本格派スーツが遂に登場。山田耕史共同開発「ソロテックス使用プレミアムスーツジャケット・パンツ」。

2021年春夏にワークマン初のスーツ(セットアップ)が発売され、大きな話題となりました。

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これまでワークマンで展開されてきたスーツは、ソロテックススーツとドットエアスーツの2種類。

ソロテックススーツは驚きのリバーシブル仕様。

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ドットエアは極小の穴が無数に空いている生地による、高い通気性が魅力の製品でした。

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つまり、これまでのワークマンのスーツはワークシーンで役立つ高い機能性に重点を置いていた、ということになります。

ですが、ワークマンは更に進化を続けます。

2022年秋冬からは、ワークシーンで役立つ高い機能性に加えて、ビジネスシーンで映える上品さも兼ね揃えているという、全く新しいスーツ(セットアップ)が発売されます。

それが、ワークマン×山田耕史共同開発「ソロテックス使用プレミアムスーツジャケット」

そして、ワークマン×山田耕史共同開発「ソロテックス使用プレミアムスーツパンツのセットアップです。

 

上品な印象なのに高機能なウールライクソロテックス

こちらはオンラインカタログの「プレミアム」シリーズのページ。

この「プレミアム」シリーズの特色のひとつがウールライクの生地。もちろんウール(毛)ではなく、ジャケット、パンツ共にポリエステルとレーヨン素材によるソロテックス生地が用いられているのですが、この生地の完成度が非常に高いのです。

まずは、「ソロテックス使用プレミアムスーツジャケット」からご紹介していきましょう。

ソロテックスは帝人フロンティアが開発した高機能素材。こちらの公式サイトにあるように、形態回復性やストレッチ性など、様々な機能を有しています。

m.solotex.net

そんなソロテックス生地が用いられた「ソロテックス使用プレミアムスーツジャケット」も、以下のように撥水やストレッチ、ウォッシャブルやUVカット、そして裏地には太陽光を熱に変えて蓄えるオプトセンサーなど、ワークシーンで活躍する多くの機能が搭載されています。

そして、特筆すべきはなんと言ってもその上品な生地感。パッと見は紳士服店に売っているような、普通のウール生地のジャケットのようです。

こんな表情の生地に、上掲のように多彩な機能があるのは、ソロテックスならでは。

他のワークマン×山田耕史共同開発製品同様、シンプルでべーシックなデザイン

 

一般的なジャケットと変わらないオーセンティックなディテール

ディテールも一般的なジャケットと同様で、ボタンは2つボタン、フラップポケット、袖口のボタンも付いています。

背面裾のベント(切れ込み)は省略されていますが、ソロテックス生地自体にストレッチ性があるので、特に影響はないでしょう。

 

裏側を見てわかった本格的なつくり

スーツの本質は裏側に表れます

…別に偉い誰かが言った格言ではなく、今僕がなんとなく考えた言葉ですが。

正直、僕は日常的にスーツを着用する職に就いたことがなく、スーツの仕立てについての知識もそれほどありません。

ですが、服飾専門学校で服作りを一通り学んでいるので、どういった箇所の縫製が難しいのか、などということはある程度理解できているつもりです。

そういった経験から、服作りの本質は裏側を見ればよくわかると思っているので、「ソロテックス使用プレミアムスーツジャケット」を裏返してみました。

胸部分の内ポケットは左右に設けられています。

内ポケットは玉縁ポケットという本格的な仕様。こういった箇所は縫製が難しいので乱れがちですが、「ソロテックス使用プレミアムスーツジャケット」は綺麗に仕上がっていると思います。内ポケット下の、一般的にブランドタグが付いている場所にはソロテックスのタグが付いているのみ。ワークマンのタグは付いていません

こちらは襟の裏側。ここらへんも縫製が難しいのですが、特に問題はなく、良い出来だと感じました。

僕が驚いたのが、胸の上辺りにあるこちらのディテール。よく見ると、プリーツが入れられています。表地にはソロテックスが用いられストレッチ性がありますが、裏地にはストレッチ性がないため、このプリーツで可動域を広げているのでしょう。

裏地の背中部分にもプリーツが入れられています。こういったディテールからも、このスーツが本格派を目指して作られていることが伺えます

また、脇部分にはスウェットガードという汗留めのディテールも加えられています。こちらも縫製が面倒そう&コストがかかりそうなディテールですが、ワークシーンでは重宝するでしょう。

 

お値段3,900円(税込)

これだけの多彩な機能、上品な生地、本格的なつくりの「ソロテックス使用プレミアムスーツジャケット」が3,900円(税込)

「究極のスーツジャケット」という製品タグの触れ込みはあながち大袈裟でもないと思います。

 

 上品なウールライク生地の高機能スラックス

そして「ソロテックス使用プレミアムスーツジャケット」とセットアップで着用可能なのが、こちらのワークマン×山田耕史「ソロテックス使用プレミアムスーツパンツ」です。

 

「ソロテックス使用プレミアムスーツジャケット」と同じソロテックス生地がも用いられているので、撥水やストレッチといった多彩な機能が備えられています。

そしてもちろん、ジャケットと同様に上品なウールライクのソロテックス生地が用いられています。

デザインはシンプルでべーシック

フロントはワンタック。タックが1つ入ることで、ややゆとりのある今っぽいシルエットになります。

ウエストの左右にはゴムが配され、ベルトレスでの着用も可能。

ウエスト裏側にはワークマンのスラックス系アイテムでは定番の、タックインしたトップスがずり上がらないためのシリコンが付けられています。

背面も非常にシンプル。

後ろポケットは両方ともオーセンティックな玉縁ポケットです。

 

パンツの裏側も本格派ディテール

ジャケット同様、ソロテックス使用プレミアムスーツパンツ」も裏返してみました。

裾上げに対応できるよう、折返しの生地はやや長め。

そして、注目はこちらの股の部分。

股下の摩耗を防ぐディテールが設けられているのです。スラックスにはよくあるディテールですが、ワークマンのような低価格アイテムでは省かれることが多いので、ここからもこの「プレミアム」シリーズが本格派を目指していることが伺えます。

 

今の感覚にマッチするシルエット

まずは、176cm65kgの僕が「ソロテックス使用プレミアムスーツパンツ」LLサイズを着用した雰囲気を。

このように、Tシャツ、スニーカーのカジュアルアイテムと合わせても違和感はありません。

シルエットは細すぎず、太すぎず。

これまでのワークマンのスーツのスラックスはノータッチで比較的細身でしたが、この「ソロテックス使用プレミアムスーツパンツ」は今の感覚にマッチするシルエットに仕上がっていると思います。

 

お値段2,900円(税込)

「ソロテックス使用プレミアムスーツパンツ」のお値段は2,900円(税込)。ジャケットとのセットアップだけでなく、スラックス単品としても十分使えるでしょう。

 

ネクタイを付けても違和感なし

そしてやはり気になるのは、スーツで着たときの雰囲気。ジャケット、パンツ共にLLサイズです。シャツ、ネクタイ、シューズは僕の私物です。

ワークシーンだけでなく、このようにタイドアップして一般的なビジネスシーンで着用しても違和感はないでしょう。

特に、僕のようにスーツを日常的に着ることがない人にとって、着用頻度が非常に低い服に、高いお金をかけるのはちょっとなーと思うので、ジャケットとパンツ合わせて6,800円は非常にありがたい価格です。

来月は5歳次男の七五三があるので、そのときに着てみようと思います。

ウォッシャブルなので子供に汚されても平気ですし、ストレッチ性があるので神社で正座するストレスも低減されるだろうと期待しています。

 

10月中旬発売予定

発売は10月中旬予定

オンラインストアでは既に製品ページが開設されており、入荷案内申し込みができるようになっています。

workman.jp

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本格派コートも登場!

今回ご紹介した「ソロテックス使用プレミアムスーツジャケット・パンツ」にマッチする、ウールライク生地を用いたコートも登場します。近日中に当ブログでご紹介しるので、お楽しみに。