久し振りの更新の【下北沢流行通信】です。
僕が頻繁に訪れている下北沢で出会った、もしかしたらトレンドになるかもしれない新鮮なファッションをご紹介します。
予想していなかったバンドTシャツの人気継続
さて、先日久し振りに訪れた下北沢で気になったのがこんな服装。
下北沢。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年8月4日
バンドTやハードロックカフェ、ハーレーなんかの流れの黒ボディで強めのプリントTシャツをジーパンにタックイン、ってのが増えている感。
割としっかりとしたレザーベルトも多いですね。
ロックTシャツ、バンドTシャツが人気となって、もう何年が経つでしょう。
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最近の古着人気で、映画TシャツやアニメTシャツなど古着Tシャツは軒並み高騰していますが、その中でもバンドTシャツの高騰っぷりはかなりのレベルなようです。
バンドT、3年で4倍とかめっちゃ高騰してますね。 pic.twitter.com/5I1lpC1ZAr
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2021年5月18日
"バンドTシャツなんかは日本よりも高騰しています。Tシャツは全般的に10年前と比べて10倍になっているような印象"https://t.co/pzDrBQY0yv
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2021年9月17日
もう随分長い間人気が続いているので、そろそろバンドTシャツの人気も陰りが見えてくるんじゃないかな、となんとなく予想していたのですが、どうやら今年の夏も下北沢ではバンドTシャツの人気は継続のようです。
以前は見向きもされず、ワゴンセールで二束三文的な扱いだったハードロックカフェやハーレー・ダビッドソンのTシャツには、今夏もちゃんとしたコーナーが設けられて売られています。
ハードロックカフェ ORLANDO 両面 プリント 半袖 Tシャツ
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ですが、先日僕が見たのは、上掲のような有名なバンドTシャツや、ハードロックカフェ、ハーレー・ダビッドソンなどのTシャツではなく、それっぽい多色使いで存在感のあるプリントの黒ボディのTシャツでした。
雰囲気の良いジャズTシャツ
楽天市場で「多色使いで存在感のあるプリントの黒ボディのTシャツ」で面白い古着はないかなーと物色していて、見つけたのがジャズTシャツです。
ジャズTシャツもバンドTシャツと同じように、プレミアが付いているものも少なくありません。例えば、こちらのマイルス・デイヴィスのTシャツは3万円オーバー。
90's Miles Davis USA製 ジャズミュージシャン
ですが、お手頃な値段で雰囲気の良いジャズTシャツも沢山あります。
90's USA製 JAZZ ラメプリントTシャツ L 90年代 アメリカ製
お手頃なジャズTシャツで結構多いのが、ジャズフェスティバルのTシャツです。
古着 Jazz Fest ジャズフェスプリント Tシャツ メンズS
また、ジャズの発祥の地であるアメリカのニューオリンズのスーベニアTシャツにも、雰囲気の良いプリントのものが数多くあります。
【古着】 プリントTシャツ ニューオリンズ JAZZ サックス USA製
黒Tには古着のジーンズ
さて、話を戻しまして、下北沢の若者がロック系黒Tシャツに合わせていたいたのが、古着のジーンズです。
もちろん品番を確認した訳ではありませんが、リーバイス517のようなブーツカットっぽいシルエットのジーンズが多かった印象です。
USA USED 95's Levi's リーバイス517 裾カットオフデニム
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Tシャツタックイン&タイトシルエット
当然、ロック系黒Tシャツの裾はジーンズにタックイン。
で、割と幅が広めのレザーベルトを付けている人も多かったと思います。
Tシャツタックインはもう若者にとっては特に真新しい着こなしではなく、当たり前の存在になっているのでしょう。
タックインについては、最近色々と考えを巡らせているので、そのうちまとめて記事にできたらと思っています。
今はシルエットが「だぼだぼルーズ」から「すっきりタイト」への過渡期ですね。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年8月5日
で、少し前から流行っているTシャツタックインって、「だぼだぼ」なTシャツを「すっきり」見せられる、過渡期ならではの着こなしなのでは、とふと思いました。 pic.twitter.com/H7rlfviM0L
1992年。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年7月27日
わざわざ「すそ出し」とされているということは、この頃は新しい着こなしだったのでしょう。
タックイン→タックアウトの転換点はこの頃だったのかも。 https://t.co/hLgu3nx5FN
で、全体的なシルエットはややタイト〜ジャストが主流。
こちら↓のスナップを見ていても、「タイトが来た」というのはもう確定だと思います。
ファッションスナップコムのスナップ。
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) 2022年8月3日
あからさまなオーバーサイズはほぼなくなり、ジャスト〜タイトが主流になってますね。
とはいえ、ボトムスだけゆったりしてたり、ドレープ感のあるアイテムだったりと、ちょっとしたゆるい雰囲気ってのは共通しているような気がします。https://t.co/XmCnLHe8da pic.twitter.com/flG9gYG6NB
ルーズ→タイトのシルエット変化についてもまた記事にしようと思います。
モテ系男子に人気の服装
で、このロック系黒Tシャツジーンズタックインの服装ですが、下北沢で観察していると、リア充と言いますか、陽キャと言いますか、女の子にモテそうな雰囲気の男の子がよく着ているような気がします。
なんとなくの印象ですが、数年前ならラグジュアリーストリートや、エグザイル系の服装をしていたのでは?というような男の子たちです。
おそらく、ロック系Tシャツはグイグイ行くような感じの、モテ系の男の子たちと親和性が高いのでしょうね。
今年の夏に僕が着たいTシャツ
ちなみに。
下北沢を訪れた日に僕が思ったのがこんなこと。
僕の手持ちの中で、今下北沢で人気のTシャツの雰囲気に近いのが、この高校生のときに買ったB'zの97年ファイアーボールツアーTなので、この夏は積極的に着て下北沢感を出していく所存です。 pic.twitter.com/Y7V6IyQETk
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中 (@yamada0221) August 4, 2022
去年は無地の白Tシャツばかり着ていましたが、今年の夏はカラーボディのTシャツや、プリントTシャツを着たい気分になっていたところでした。
↑のB'zのTシャツは高校の部活のときによく着ていましたが、今も普通に着られるという丈夫っぷり。
流石にジーパンは暑いので、短パンに合わせて着ようと思います。