昨日の記事でもご紹介した、POPEYE2014年 11月号「unFASHION」特集。
「unFASHION」についての様々な著名人へのインタビューも収録されています。
僕が全幅の信頼を置いているユナイテッドアローズの栗野宏文さんや
「アン・ファッション」をテーマにした。我らがUA栗野さんインタビュー。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2019年9月8日
「オシャレや面白さの在り方ってもっと”パーソナル”で”タイムレス”なものだと思うんです」
「銀行の人に会うとかで相手にとってキチンと見えるためだけの格好をしたときこそファッションじゃないんです」 pic.twitter.com/3PHSpmEiX7
俳優の浅野忠信さん。
浅野忠信さんインタビュー。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2019年9月8日
「このシャツで重要なのはボタンの位置なんです。胸毛が隠れてイヤらしくならない。(中略)”必要性のある洋服”っていうのは一番その人らしさが出ると思うんですよね」 pic.twitter.com/8XGUkZFggq
他にも現代美術家の加賀美健さんやズッカのデザイナー小野塚晃さんなど、それぞれとても興味深い内容です。
木村カエラさんが語る男子のファッション
そのなかで、僕が一番面白いと思ったのが木村カエラさんのインタビュー。
ツイッターでも一部ご紹介しました。
木村カエラさんインタビュー。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2019年9月8日
「男子にはあんまり流行を気にしないでいてほしいかな。服によってキャラが変わる人には魅力を感じにくい。あと、若いのに金持ちみたいな格好もダメですね(笑)。やっぱり自分が服に追いついてないとダメですよ。」
モデルとして散々流行の服を見て、着てきた木村カエラさんが「流行を気にしないでいてほしい」というのは少し意外でしたが、それには理由があるようです。
↑のツイートで引用している部分以降を引用します。(太字は引用者)
せっかく若いなら、自分を大人っぽく見せてるってのはもったいないし、絶対に”その人らしさ”っていうのが出たほうがいいと思います。 私は服を選ぶ基本的な部分に、服に着られるか、自分が着てやるか、どっちだ!みたいなところは絶対にあって、”服よりも前”に出てないと格好よさが出ないっていうのかな。”服が前”に出ちゃうとその人は薄れちゃうんです。だから…「着てやれ!」。うん!それです!
やっぱり。野口強さんも語っているように、服よりも人。人よりも服のほうが印象に残るようじゃ駄目ですね。
じゃあどうすればいいのよ?という疑問に対する答え
以前から当ブログではお題目のように「服よりも人」を唱えていますが、じゃあどうすればいいのよ?という疑問も生まれてきますよね。同じく「unFASHION」についての編集者の都築響一さんへのインタビューの一節が、そんな疑問に対する答えの1つになっていると思います。
大事なのことはいろんなものを着ることよりも、いろんな国へ行くってこと、どんなものが着られてて、どう暮らしているかを見るほうが僕にはすごく大事な感じがするな。見聞を広めるほうが大事かなって思うよ。要するに
「いろんな国に行く」のには時間もお金もかかりますが、「見聞を広める」ことは日々の生活のなかでも工夫をすれば色々できますね。ファッションのことばかり考えず、様々な分野の見聞を広めていけば、服よりも前にでる自分らしさを手に入れられるのではないでしょうか。
最後までご覧頂きありがとうございました!