少し前ですが、面白いツイートを見かけました。ドイツの高級カメラメーカー、ライカのカメラは実質無料で使えるそうです。
何度でも言うけどライカは無料です。
— 虎太郎🐈bird and insect (@kotaronya) 2021年10月13日
なんなら輸入したら一年使ってヤフオク出してもプラスです。
iPhoneを一年使ったら5万以上価値が下がる。
つまりライカは少なくともiPhoneよりは絶対に安い。
街でライカを持っている人を見たら「一番安いカメラ使ってるな」と思ってください。
その理由は、使ってもほとんど価値が落ちないから。
カメラの他にも、アルファードなどの人気が高い自動車や、スペックの高いMacBookなどは数年使用した後でもかなり高値で売却できると聞いたことがあります。
投資的ファッション
服の場合、どうしても汚れなどのダメージを受ける可能性が高いですし、ファッションはその時代時代で価値観が変わっていくので、カメラと同列に考えるのはちょっと難しいですが、それでも価値が落ちにくい服はあるでしょう。
面白いなー。
— 山田耕史 (@yamada0221) 2021年10月14日
他にも「買って使っても価値が落ちない、むしろ上がる」って商品は色々あるでしょうね。
服の場合、今ならヴィンテージ古着やレジェンド級のデザイナーズブランドはむしろ上がってますね。
汚れたり破れたりする危険性はありますが、その点アメカジやミリタリーは丈夫で安心感高い。 https://t.co/qQ6NYhlWL6
昨日の記事では無数にあるファッションの楽しみ方のひとつとして、色の楽しみ方をご紹介しました。
その他にも、ファッションの楽しみ方はそれこそ人の数だけあるでしょう。
自分が着ても価値が落ちなかったり、着ても価値が上がりそうかを見極めて、服を買う。そんな投資的な価値を重視したファッションの楽しみ方だってあってもいいかもしれません。
価値観で変わるマンションの価値
ファッションの中でも特に古着の価格は価値観の変容に大きく影響を受けます。例えば、ちょっと前まではバンドTシャツがかなり高騰していましたが、最近はやや落ち着いてきたようです。
バンドT、3年で4倍とかめっちゃ高騰してますね。 pic.twitter.com/5I1lpC1ZAr
— 山田耕史 (@yamada0221) 2021年5月18日
価値観の変容が価格に影響を与えることははマンションも同じようで、最近はコロナ禍によるテレワークの増加やリノベーションの浸透により、築40年以上の都心のマンションが人気を集めているそうです。
これと同じように、
・世の中の流れを見極めて、今後価値が高くなりそうな服を買って着る
↓
・価値が高くなったら売却し、それでまた価値が高くなりそうな服を買って着る
↓
・繰り返し
というサイクルができば、ライカと同じように実質無料で服を着られるようになるかもしれません。
低価格=お得ではない
日常的に着用する普段着ではなかなか難しいでしょうが、ここぞと言う時にしか着ない一張羅なら、投資的な服の選び方はできるかもしれません。
また、普段着でもいくら低価格でもすぐに価値が失われる服を選ぶのではなく、できるだけ価値が残り続ける服を選べば、将来着なくなった時にある程度の価格で売却できるので、結果的に低価格の服を買うよりも出費が抑えられる、ということもあるでしょう。
例えば、僕が持っている田中啓一がデザイナーを担当していた時代のコムデギャルソンオムのパンツ。購入したのは20年以上前でかなりの回数着用していますが、現在のメルカリの相場を見ていると、購入したときの金額よりも高値で売れると思います。
良い生地の田中オムのパンツにアイロン当て中。
— 山田耕史 (@yamada0221) October 14, 2021
買ったのは四半世紀前。値段は忘れましたが、アメ村の古着屋さんでかなりの安値でした。
その後、かなりの回数着ましたが、今のメルカリの相場を見てると、買値以上で売れると思います。絶対に売りませんが。 pic.twitter.com/9WmcFQK9Yi
ファッションだけでなくどんな分野もそうでしょうが、低価格=お得、という単純な話ではありません。長期的な視野で見た場合、どういうスタイルが自分にとって一番良いのか、一度考えてみるのも良いかもしれません。