僕の著書「結局、男の服は普通がいい」。
テーマは「服選びをかんたんに、自分らしく」。
内容は大きく2つ。1つ目はシンプルでベーシックなデザインの「普通服」。普通服には以下のメリットがあります。
- 誰にでも似合う
- コーディネートに悩まくていい
- いつまでも着られる
- リーズナブルな価格で手に入る
そして、もう1つが「ファッションのジャンル」。
料理に「イタリアン」「中華」「和食」などというジャンルがあるように、ファッションにもジャンルがあります。 ファッションにジャンルがあることを理解していると、以下のメリットがあります。
- 自分らしい、自分のライフスタイルにマッチした服を見つけやすい
- コーディネートで悩むことがなくなる
- 効率的に買い物ができる
ファッションに様々なジャンルがあることは、ファッションが自由であることの現れです。ですが、ファッションのジャンルにスポットが当てられることはこれまでほとんどなかったと思います。「結局、男の服は普通がいい」では定番ジャンルのなかから特に重要な<アメカジ><アウトドア><ストリート><ロック><ビジカジ>をピックアップし、ファッションの多様性を存分に楽しみながらも効率的な服が選べる方法をご紹介しています。
ブログでは補足として、書籍には収まりきらなかったジャンルについて詳しくご紹介していきます。
今回は<ミリタリー>のアイテムをご紹介します。
超ヘビーローテションしている<ミリタリー>アウター
暖かくなってきて、Tシャツに薄手のアウターを羽織るだけで外出できる日も増えてきました。最近僕がよく着ているのが、BDUジャケットという名称のアメリカ軍のミリタリーアウターです。
BDUとは「Battle Dress Uniform」の略です。それまでバラバラだった陸軍、海軍、空軍の戦闘服を統一するために作られ、作業服としても用いられたそうです。
最も特徴的なのが、4つのフラップ付きの大きなポケット。
それぞれ、マチがあるのでかなりの容量があります。
財布やスマートフォンだけでなく、文庫本もすっぽりと収まります。僕の著書「結局、男の服は普通がいい」はちょっとだけ顔を覗かせる感じです笑。
ポケットの利便性だけでなく、ラフに扱えるタフなリップストップ生地や、やや薄手で初夏まで使えそうな使い勝手の良さも魅力です。暑くなって脱いだときに、気軽に腰に巻いておける生地の厚さであることも便利です。
軍放出品の古着にはたいていワッペンが付けられています。僕が購入した商品は空軍の兵士が着用していたようです。
こちらは名前でしょうね。えーと…コスティガンさん、ですかね
サイズは「LARGE-LONG」。176cm65kgの僕がちょっとゆとりを持って着られるサイズです。ガバっと着られる大きさが気に入っています。
多くの米軍モノには、タグに製造した会社名が明記されています。こちらはAmerican Apparel製。
落ち着いた雰囲気で<ミリタリー>入門に最適
ミリタリーアウターの定番として最もポピュラーなのはジャングルファティーグでしょう。
SESSLER(セスラ)ジャングルファティーグジャケット(ベトナム後期型)【中田商店】
5,280円
(記事執筆時の価格です)
1960年代のベトナム戦争時に高温多湿なベトナムの気候に合わせて開発されたジャングルファティーグは、洗練されたデザインと高い機能性で高い人気を誇りますが、僕的には胸ポケットが斜めになっている胸ポケットが活動的なイメージで、かなりガチ感が強い<ミリタリー>アイテムという印象があります(ミリタリーアイテムだから当たり前ですが笑)。
その点、BDUジャケットはポケットが平行に付いており、比較的落ち着いた雰囲気。ですので、<ミリタリー>にあまり馴染みのない人でもとっつきやすいアイテムだと思います。
僕が愛用しているBDUジャケットは迷彩柄(ウッドランド迷彩)なので、当然かなり<ミリタリー>感は強いのですが、BDUジャケットには無地のカーキやオリーブなどの落ち着きのあるカラーも展開されています。
1981年製 デッドストック US ARMY アメリカ軍 BDU JACKET
7,480円
(記事執筆時の価格です)
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特に人気が高いのがブラック。BDUジャケットのブラックは1997年の1年間しか製造されず、しかも一部の特殊部隊にしか支給されなかったので希少性が高いそうです。とはいえ、今ならアメリカ軍の実物放出品のデッドストックが6,380円(記事執筆時)で購入可能です。
実物 新品 米軍 ブラック リップストップジャケット BLACK357
6,380円
(記事執筆時の価格です)
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また、レプリカなら更にリーズナブル。アメリカ軍のミリタリーウェアの製造も多数請け負っているロスコ社のレプリカなら5,080円(記事執筆時)で購入可能。
ロスコ シャツ 長袖 メンズ BDUシャツ 大きいサイズ USAモデル 米軍
5,260円
(記事執筆時の価格です)
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柄や色のバリエーションも非常に豊富です。
ちなみに、実物のBDUジャケットはリップストップという格子状の生地。これに対し、ロスコのBDUジャケットは一般的なワークシャツやチノパンツに用いられるツイル素材です。
ベーシックカラーなら高い汎用性
僕が持っているBDUジャケットは迷彩柄で<ミリタリー>感が強いので、 ネイビーのチノパンツなどといった「普通服」と合わせて、あまりガチな印象にならないようにしています。
ちなみに↑で穿いているのは最近愛用しているワークマンの980円(税込)チノパンツです。↓の記事で詳しくご紹介しています。
ジーンズなどと合わせると、かなりラフで男っぽい印象になりますね。
https://www.pinterest.jp/pin/595460381958644779/
ですが、無地になるとイメージは一変します。先程ご紹介したブラックの他、カーキやネイビーといったベーシックカラーになると、「普通服」の範疇にも入れられるくらい、シンプルでベーシックな印象になります。
実物 新品 米軍 ブラック リップストップジャケット BLACK357
6,380円
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HOUSTON(ヒューストン)RIPSTOP BDU JACKET / リップストップBDUジャケット
6,490円
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DEAD STOCK '00 U.S.C.G. BDU JACKET(2000年代 アメリカ製 海岸警備隊 BDU ジャケット) DARK BLUE
6,930円
(記事執筆時の価格です)
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合わせられるアイテムも一気に広がります。例えば、カジュアルな印象で相性の良いジーンズやチノパンツだけでなく、スラックスなどのような上品な印象のアイテムと合わせても馴染むでしょう。
とはいえ、個人的に次に欲しいなーと思っているのは、ウッドランド柄と同じく<ミリタリー>感がかなり強いチョコチップ柄なんですが笑。
新品◆実物 米軍 6Cデザート チョコチップカモ BDU ジャケット 1980年代
6,280円
(記事執筆時の価格です)
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お手頃価格で入手可能
ちなみに、僕はトレジャーファクトリーで購入。セールになっていて3〜4,000円くらいだったと思います。普通の古着屋さんでは定番的に扱われているアイテムですが、リサイクルショップでもよく見かけるので、よりお手頃価格で入手してみたい方は一度訪れてみるのも良いと思います
この記事があなたのお役に立てば幸いです!