山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

「アンチトレンド派」が送る東京メンズファッショントレンドレポート。

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当ブログでも、書籍「結局、男の服は普通がいい」でも僕がオススメしているのは、シンプルでベーシックなデザインの「普通服」。「トレンド」はファッションと切っても切り離せない関係性ですが、「普通服」はトレンドの影響を受けることが極めて少なく、短期間しか着られないトレンドの服に比べて圧倒的に長い期間着用が可能です。

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また、僕がこれまでトレンドであることを理由に買った服は何一つ残っておらず、全部無駄になってしまったことが、「普通服」をオススメしている理由の1つでもあります。

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また、毎年目まぐるしく移り変わるトレンドの服ばかり着ていると、自分らしさが生まれないのではないかとも思っています。

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ですが、実は僕のキャリアの中で最も長いファッション企画会社では、トレンド分析が主な仕事でした。例えばこの↓記事みたいな仕事を長年続けていたんです。

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僕が気になったトレンド情報をご紹介します

実は最近、トレンド分析の仕事をするようになりました。

ファッション企画会社を退社してからも、数多くのお店を見回っていますし、街行く人びとの服装を観察してあれこれ推察することは僕にとって完全に習慣になってしまっているので、お店やストリートからのトレンドには敏感でいたつもりでしたが、お仕事が再開することで更にトレンドを意識するようになりました。

今回の記事では試験的に、備忘録も兼ねて僕が気になったトレンド情報をご紹介してみます。ご紹介するトレンドをオススメする訳ではありませんが、少しでも自分が好きなファッションを見つける参考になったり、ファッションを通して世の中の流れを知ることの助けになればと思います。

 

ダッドスニーカーの次に来るスニーカーは?

ダッドスニーカー、一気に見なくなりましたね。完全に終了した感があります。

かなり人気が長続きしていたこともありますが、コロナ禍の影響でラグジュアリーブランドのダッドスニーカーを履いていたアジア人観光客を見かけなくなったことも、大きな理由の1つだと僕は考えています。

YeezyやTHE TENなどの驚異的なプレミア価格になっているスニーカーを履いている人も同じように少なくなりました。

どんなファッションでも、目にする頻度が高くなれば「いいな」と思う人も増えます(逆もありますが…)が、やはり目にしなくなると廃れてしまいますね。

で、来年には女性ファッション誌を中心にダッドスニーカーは古い!ダサい!なので新しい靴を買え!という脅迫が始まるでしょう。

これまで、ダッドスニーカーやゴテゴテしたデザインのハイテクスニーカー一辺倒だったお店もさすがに雰囲気が変わってきています。で、最近見ることが増えたなと感じるのがサロモンのトレイルランニングシューズです。大小を問わずのセレクトショップの多くが取り扱っています。

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ダッドスニーカーからいきなり超シンプルなスニーカーに移行するのではなく、スニーカーとしては割とゴツめのデザインであるサロモンがクッション的な役割で選ばれているのではないかと考えています。

SALOMON ADVANCED
¥27,500

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確かにサロモンは格好良いんですよね。ラルフ・ローレンがタキシードジャケットと合わせたことが話題になりましたし、僕個人的としては敬愛する川久保玲が履いていることで、俄然欲しくなりました。が、残念ながら僕の足型には合わず。

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セレクトショップでは高価なモデルが中心ですが、こちらの記事でもご紹介しているようにサロモンは約1万円のエントリーモデルでもなかなかの良デザイン。 

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街でもアウトドアでも快適なトレイルランニングシューズは僕も大ハマリ中。最近はこのアシックスしか履いていないほど、溺愛しています。

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 90年代リバイバルのワラビー

サロモンと同じく、最近目にする機会が増えたと感じるのがクラークスの大定番モデル、ワラビー。 

大定番モデルながら、特に90年代に人気を博したので、昨今の90年代リバイバルの流れで注目されているのでしょう。

Clarks ワラビー
¥25,300
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楽天だと14,800円で買えるんですね。並行輸入でしょうか。

CLARKS WALLABEE LO BOOT MAPLE SUEDE
¥14,800

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 個人的に気になるのは、古着屋さんブログで見たこの真っ白ワラビー。現状では新品で見つけることはかなり難しいみたいです。

このパープルも格好良いですけどねぇ。

Clarks
¥34,989

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ワラビーが大ブームになる可能性は低いと思いますが、ジーパンにもチノパンにも軍パンにもスラックスにも短パンにも合う汎用性の高さスニーカーにはない上品さそして独特の履き心地の良さはかなり魅力的です。

 

 Tシャツグラフィックでバブル再来?

今年の夏、こんな感じの女の子イラストのTシャツを着ているオシャレな若者が増えたと思いませんか?こちらは江口寿史さんのイラストによる、エドウィンの商品。

ジーパンジョシ2 MITSUAMI
¥3,520円 20%OFF

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他にも、こんな雰囲気のプリントTシャツを着ている若者を見かけることが増えたのではないでしょうか。

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こういったレトロな雰囲気のイラストが人気になったのは、世界的にブレイクしている80年代の日本のシティポップの影響も少なくないでしょう。

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 先日、レイジブルーで見たのはちょっと異色のレトロイラストTシャツ。

タカギリオ コラボロンT
¥4,290

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ひと目見て想起したのがこのジャケット。荻野目洋子さんです。 

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作者の方のインスタがこちら。

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中にはこんな作品も。 超シャレオツなダウンタウン。このTシャツ、欲しい…

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現在はポップなグラフィックに優しげな色合いのイラストが中心ですが、今後はバブル期のようなケバケバしい雰囲気にシフトしていくのかもしれません。

 

「優しげ」なコーデュロイ素材

次は素材のトレンドでも。2020年秋冬はメンズ、レディス問わずどこのブランド、お店でも展開しているのがコーデュロイ素材です。ユニクロでもシャツだけで現時点で3型展開中。

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 コーデュロイシャツ(レギュラーカラー・長袖)

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 コーデュロイワークシャツ(長袖)

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 コーデュロイワイドフィットスタンドカラーシャツ

GUではセットアップでも提案しています。

 

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コーデュロイCPOシャツ(長袖)(セットアップ可能) 

カラーはブラウンやベージュ、オフホワイトといった優しげな色合いが中心。

「優しげ」というはカラーだけでなく、 ファッション全体のキーワードになっている気がします。最近まで大流行していたラグジュアリーストリート系のような威圧的なファッションは、今後しばらくの間は一部の人だけに愛好される存在になるのではないかと思っています。

 

 今、若者にウケの良いブランドは?

さて、そんなダウントレンドのラグジュアリーストリートですが、ラグジュアリーストリート系で最近着用している人が増えている気がするのが、ラルフ・ローレンと並んでアメリカのカジュアルファッションを代表するブランド、トミー・ヒルフィガーです。

とにかく、ラグジュアリーストリート系は以前に比べて確実にマイルドになってきています。が、どかーんと入ったブランドロゴはやはり多くの人にとって魅力的なようで、カジュアルながらもある程度ステイタスのあるブランドイメージキャッチーでインパクトのあるデザイン、そしてラグジュアリーブランドに比べて圧倒的に手に入れやすい価格などのバランスの良さが、トミー・ヒルフィガー人気の秘密ではないかと考えています。

また、トミー・ヒルフィガーはアメリカ古着の定番ブランドでもあるので、チャラ系だけでなく古着系も男女問わず多く着用していることも特徴的です。つまり、ファッションテイストを問わず、若者に満遍なくウケの良いブランドと言えるでしょう。

今なら春夏物がセールでお買い得価格になっています。

TOMMY HILFIGER フラッグロゴ プリント Tシャツ
¥3,960円 40%OFF

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TOMMY HILFIGER ロゴキャップ
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TOMMY HILFIGER BIG FLAG CAP 

¥4,620円 40%OFF
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