山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

「流行の服」は格好良いフランス人の個性までも消し去ってしまいます。

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少し前にツイッターのタイムラインに流れてきたこちらのツイート。

「 フランス人の良さが皆無」「着せられてる感」って指摘にとても共感しました。「いいね」が100件以上付いているので、僕以外にも共感した人は多かったのでしょう。

ちなみに元のインスタはこちら。中目黒の人気セレクトショップ、1LDKのパリ店のアカウントですね。

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同じモデルさんの画像は他にもあります。

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いや、オシャレなんですよ。充分モデルさん自体もそれぞれ格好良いですし。でもなんかやっぱり「着せられてる感」があるんですよね。

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ちなみに日本人スタッフらしき画像もあります。

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最初にこの画像だけを見たら別に何も思わなかったのかもしれませんが、こうやって改めて見ると「着せられてる感」、ありますよね。

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ライフスタイルが感じられないから「着せられてる感」が生まれる

オシャレだと感じるけど、着せられてる感がある。これって以前の記事でご紹介した「オシャレな人」の2つ目の定義、「他人からオシャレだと思われる人」にあたるんだと思います。簡単に言うと、「流行りの服を着ているだけの人」ですね。

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上掲インスタのフランス人は皆さん格好良いんですね。それぞれ個性的ですし。でも、流行りの服で全身を固めることでその人自身が持つ個性が打ち消されてしまっているのではないかと思います。

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個性が打ち消される理由は、全身流行の服にしてしまうとその人のライフスタイルが感じられないからでしょう。

ファッショニスタ的な、いわゆるオシャレさんのファッションが僕には格好良く思えないのは、生活感がないから​でしょう。
その服を着る必然性がないので、体の上に服が乗っかっているだけで、その人らしさが伝わらないのだと思います。第三者からしたら「あの人オシャレな服着ているねー」、だけで終わり。服の格好良さは認識されるんでしょうが、その人の印象なんて残らないでしょう。

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これと真逆なのがmister mortでしょうね。自分が生活に必要とする服、自分が好きな服しか着ていないので着せられてる感ゼロです。

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もちろん「他人からオシャレだと思われることが一番」という価値観もあるでしょう。それはそれでアリだと思います。

ですが、今回のフランス人の画像を見てやっぱり「流行の服」って怖いなと思いました。わざわざ高いお金を払って買う服で、自分らしさが消し去られてしまうなんて。

僕は他人からオシャレだと思われることよりも、自分が生活に必要とする服や自分が好きな服だけを着ていたいと改めて強く思いました。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!