梅雨ですね。
我が家では梅雨に限らず、雨の日に洗濯物を乾かすときは浴室乾燥を使っています。
我が家の浴室乾燥に欠かせないグッズ
↑の記事で詳しくご紹介していますが、効率的に浴室乾燥するため必ず使っているのがサーキュレーターです。
結婚前に一人暮らしをしていたときは浴室乾燥がない部屋に住んでいたのですが、部屋干しをする際に欠かせないのが扇風機でした。
今の部屋に引っ越してからも浴室乾燥のときには扇風機を使っていたのですが、壊れてしまったのでサーキュレーターに買い替えました。
部屋干しでも浴室乾燥でも、扇風機やサーキュレーターを使えば乾くまでの時間がかなり短縮できます。
そして、もうひとつの浴室乾燥のときの必需品がリセッシュです。
浴室乾燥でカラカラに乾いた洗濯物でも、部屋干しのような臭いがしてしまうことがたまにあります。
ですが、リセッシュをかけておけば臭いはほぼ防げるので、浴室に干した洗濯物にかけてから、浴室乾燥するようにしています。
曇りの日に生まれた疑問
我が家は夜に洗濯しています。ちなみに、過去記事でもご紹介しましたが、使っているのは縦型洗濯機。
そして、その日の夜は雨が降っていたので浴室乾燥に。
もちろん、リセッシュ&サーキュレーターを使ってその日は就寝しました。
そして翌日。
雨が止んでおり、天気は曇りでした。
浴室乾燥にかけた洗濯物は、すでに乾いています。
このときにふと僕が気になったのは、曇りの日でも洗濯物は屋外で干すべきなのか?ということです。
ネットで調べてみると、ハウツー記事はたくさん見つかりますが、↓の過去記事のように、きちんとした科学的根拠に基づいて検証してみたいと思い、実験に基づくデータを調べてみました。
太陽光の紫外線で細菌が減少する
まず調べてみたのが、日光に当てることで、どれくらい殺菌の効果があるのか。
見つけたのがこちらのサイトです。
結果は以下の通り。(強調引用者以下同)
開始直後の黄色ブドウ球菌数は約8100万ですが、10分間日光に当てた綿布では1万3千、30分で360と減少していき、1時間後には0になりました
日陰は紫色、天日干しはオレンジ色の棒グラフで菌の数が表されています。
このように、細菌を減少させる大きな要因は太陽光の紫外線と、乾燥とのこと。
細菌数を減少させる大きな要因は太陽光に含まれる紫外線です。太陽の高度が最も高くなる12時前後が紫外線量も最も多く、日が傾くとともに紫外線量も少なくなっていきます。天日干しをする時間帯は10時~14時の4時間がお勧めです
細菌を減少させるもう一つの要因が乾燥です。日陰においた綿布も菌数が減少していますが、乾燥のため布に含まれる水分量が少なくなり、細菌の増殖が抑制されたことが原因の一つと考えられます。生乾きの洗濯物から漂う嫌な臭いの原因は、布で増殖した細菌です。細菌が繁殖するには水分が欠かせないので、速く乾いた洗濯物では細菌が増殖することがきません。天候が悪く外に洗濯物が干せない時は乾燥機を利用するなどして、速く乾燥させると良いでしょう。
つまり、晴れた日に屋外に干した洗濯物が臭わないのは、紫外線と乾燥で殺菌されているから。
曇りの紫外線量は快晴の約6割
では、曇りの日に屋外に洗濯物を干すことに効果はあるのでしょうか。
曇りの日にどれくらい太陽光の紫外線があるのかを調べてみると、以下の通りでした。
曇りの場合は、快晴時の約6割
この6割をどう取るかにもよりますが、僕は意外と紫外線の量は多いと感じました。
浴室乾燥が終わった洗濯物をそのまま浴室に置いておくよりも、雨が降っていないのであれば屋外に出したほうが太陽光の紫外線による殺菌の恩恵は受けられるので、今後は曇りの日にも積極的に屋外に出そうと思います。
ちなみに、雨の日でも快晴時の約3割と、紫外線はゼロではないので、殺菌効果もゼロではありません。
冬に洗濯物を乾かす裏ワザ
ちなみに今回色々調べている中で、こんな裏ワザを見つけました。
冬場は部屋干しばっかりになるのでこれではやってられないですよね。こういうときは暖房を入れて換気をするといいです。飽和蒸気圧は温度が高いほど大きくなる(おそらく中学校の理科で学習したはずです)ことを利用するのがいいです。私はいつも以下のようなサイクルで洗濯物を乾かしています。
仮に外気温が10℃で暖房を20℃に設定したとき、
1:暖房で20℃になったあと少し時間をおいて室内の湿度を100%にする
2:換気をして室温を10℃に下げる
3:暖房で再び20℃まで昇温させる
これを繰り返すだけで洗濯物は乾きます。
気温が高い今の時期は難しいですが、この方法でどれくらい効果があるのか一度試してみたいですね。